太平天国―皇帝なき中国の挫折(岩波新書) [新書]
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太平天国―皇帝なき中国の挫折(岩波新書) [新書]

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出版社:岩波書店
販売開始日: 2020/12/21
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太平天国―皇帝なき中国の挫折(岩波新書) [新書] の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    「滅満興漢」を掲げて清朝打倒をめざし、皇帝制度を否定した太平天国。その鎮圧のために組織され、台頭する地方勢力の筆頭となった曽国藩の湘軍。血塗られた歴史をもたらした両者の戦いの詳細を丹念にたどり、中国の近代化をめぐる道程に光をあてるとともに、皇帝支配という権威主義的統治のあり方を問い直す。
  • 目次

     はじめに

    一 神は上帝ただ一つ
     「選ばれし者」洪秀全と客家人
     科挙の失敗と幻夢
     特異なキリスト教受容
     布教の旅と大同思想
     拒絶された洗礼
     上帝会の成立
     『天条書』と民衆文化
     信者たちの証言
     偶像破壊運動の衝撃
     シャーマン・楊秀清の登場
     救世主と政治結社化
     偶像崇拝者としての皇帝
     「太平の日」を求めて

    二 約束の地に向かって
     その名は太平天国
     清軍の無力
     洪秀全と五人の王
     「官」への上昇志向
     矛盾する儒教的倫理の評価
     聖庫制度
     反主流派に対する粛清
     北上と勢力の拡大
     長沙攻撃と長江進出
     「賊に恩を感じる」
     滅満興漢の主張
     「中国人」の発見
     大都市の「富」との出会い
     南京占領と旗人虐殺
     近代ヨーロッパから何を学んだのか
     近代文明と排除の論理

    三 「地上の天国」の実像
     洪秀全らの南京入城
     住民の組織化と「百工衙」
     宣教師の見た南京
     特徴的な宗教儀礼
     習俗の改変
     めざされた公有制
     深刻な不平等
     諸王の庇護のもとで
     分権的な五王制
     南京人の反応
     不寛容への反発
     北伐軍の出発
     天津郊外への到達
     華北社会の反応
     雪解けの泥に敗北
     救援軍の壊滅
     苛酷な籠城戦
     北伐軍の最後

    四 曽国藩と湘軍の登場
     西征の開始
     地域支配の始まり
     清朝の漢人官僚不信
     太平天国の科挙
     対儒教政策の転換
     読書人対策の失敗
     曽国藩の登場
     湘軍の創設
     湘軍の出撃と勝利
     長江を攻めくだる湘軍
     形勢の逆転
     太平軍と湘軍の違い
     地域支配をめぐる争い
     西征の終焉

    五 天京事変への道
     イギリス公使の南京訪問
     フランス・アメリカ使節の交渉
     救世主としての洪秀全
     多妻制をめぐる論争
     聖書の出版停止
     天父の洪秀全叱責
     恣意的な天父下凡
     諸王の処罰と不和
     くり返される専制
     楊秀清「万歳をせまる」
     ヨーロッパ人の見た天京事変
     「上帝の大家族」の挫折

    六 「救世主の王国」の滅亡
     殲滅戦の始まり
     報復の応酬
     洪仁玕の南京到着
     『資政新篇』と上帝教改革
     洪仁玕の内政改革
     李秀成の蘇州進出
     ヨーロッパ諸国との交渉
     夢に頼る洪秀全
     自立し始めた諸王
     安慶の陥落
     李秀成らの浙江進出
     諸王による地域支配
     決裂した外交交渉
     上海、寧波の戦い
     雨花台の南京攻防戦
     蘇州の陥落
     拒絶された首都脱出策
     マナを食え
     太平天国の滅亡

    結 論
     否定的な評価
     他者への不寛容さ
     分権か、権力の独占か
     そして「党国体制へ」
     あり得たかもしれない可能性

     あとがき

     参考文献
     図版出典一覧
     関連年表
  • 出版社からのコメント

    清朝打倒をめざした太平天国の血塗られた戦いから、皇帝支配という権威主義的統治のあり方を問い直す。
  • 内容紹介

    「滅満興漢」を掲げて清朝打倒をめざし、皇帝制度を否定した太平天国。その鎮圧のために組織され、台頭する地方勢力の筆頭となった曽国藩の湘軍。血塗られた歴史をもたらした両者の戦いの詳細を丹念にたどり、中国近代化へと続く道に光をあてるとともに、皇帝支配という権威主義的統治のあり方を問い直す。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    菊池 秀明(キクチ ヒデアキ)
    1961年神奈川県生まれ。早稲田大学第一文学部卒業、東京大学大学院人文社会研究科博士課程修了。博士(文学)。中国広西師範大学、広西社会科学院に留学および在学研究。その後、中部大学国際関係学部国際文化学科講師、助教授、国際基督教大学准教授などを経て、国際基督教大学教授。専攻は中国近代史
  • 著者について

    菊池 秀明 (キクチ ヒデアキ)
    菊池秀明(きくち ひであき)
    1961年神奈川県生まれ。早稲田大学第一文学部卒業、東京大学大学院人文社会研究科博士課程修了。博士(文学)。中国広西師範大学、広西社会科学院に留学および在学研究。その後、中部大学国際関係学部国際文化学科講師、助教授、国際基督教大学準教授などを経て、
    現在―国際基督教大学教授
    専攻―中国近代史
    著書―『広西移民社会と太平天国』(風響社)、『太平天国にみる異文化受容』(山川出版社)、『中国の歴史10 ラストエンペラーと近代中国』(講談社)、『清代中国南部の社会変容と太平天国』『金田から南京へ――太平天国初期史研究』『北伐と西征――太平天国前期史研究』(ともに汲古書院)

太平天国―皇帝なき中国の挫折(岩波新書) [新書] の商品スペック

商品仕様
出版社名:岩波書店
著者名:菊池 秀明(著)
発行年月日:2020/12/18
ISBN-10:4004318629
ISBN-13:9784004318620
判型:新書
対象:一般
発行形態:新書
内容:外国歴史
言語:日本語
ページ数:261ページ ※256,5P
縦:18cm
横:11cm
厚さ:1cm
重量:186g
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