南紀州―荒南風のとき [単行本]

南紀州―荒南風のとき [単行本] の 商品概要

• 要旨（「BOOK」データベースより）

  まだ夜が明けていなかった。南紀州の山々は古くから三千六百峰と呼ばれてきたが、その山々や各地に散在する村々を激しい春の風雨が襲っていた。一九一二（大正一）年のある晩春の夜明け、流域の山々や谷々の水を集めて富田川の濁流が勢いを増し、重いうなり声をあげて紀伊水道へと流れ込んでいた。（「第一部・灰色の雲」より）。

• 目次

  第一部・灰色の雲
  第二部・遥かな南紀州
  第三部・嵐のとき
  第四部・めぐり逢い

• 内容紹介

  南紀州の小さな農村に生きる一家。大正、昭和、平成……時代に流され、また抗い。親から子、子から孫へ。若芽が伸び、膨らんでゆく。
  目次：第一部・灰色の雲／第二部・遥かな南紀州／第三部・嵐のとき／第四部・めぐり逢い

南紀州―荒南風のとき [単行本] の商品スペック