戦略航空偵察―知られざる平時の戦い [単行本]
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戦略航空偵察―知られざる平時の戦い [単行本]

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出版社:並木書房
販売開始日: 2020/12/26
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戦略航空偵察―知られざる平時の戦い [単行本] の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    航空偵察は秘匿された軍事行動であり、外部に公表されることはない。冷戦期、わが国周辺で9機の米大型偵察機が撃墜され、多くの乗員が犠牲になったことは知られていない。キューバ危機はU‐2偵察機の情報が発端となって勃発し、その1機が撃墜された。最近の北朝鮮の核・ミサイル開発に対する監視活動は偵察機なくしては成立しない。歴史をひもとけば、航空偵察がもたらした情報により、国家の命運に影響が及んだ事例が数多く見られる。本書は、この知られざる戦略偵察飛行の活動の実態をCIAの秘密解除資料などをもとに検証。とくに東アジアで活発化する偵察活動が何を意味するのか、その真相に迫る!
  • 目次

    はじめに 1
    略語集 12

    第1部 戦略航空偵察 13

    第1章 戦略航空偵察とは何か 14

    戦略航空偵察の目的/各国の現用の偵察機/情報収集の手段/偵察衛星と無人機(UAV)/偵察飛行と国際法

    第2章 航空偵察の歩み 19

    第2次世界大戦期の偵察活動 19

    各国の偵察機/信号情報の収集開始
    大戦後の航空偵察 23

    冷戦前期─ソ連圏の情報収集/冷戦後期─キューバ危機と中国の核開発/米海軍偵察機EC‐121の撃墜/ベトナム戦争と戦術偵察/冷戦以後─中東紛争とテロとの戦い/活発化する日本周辺の偵察活動

    偵察手段の進歩と情報の使用 30

    スタンドオフ・テクニック/映像情報の収集と活用/データベース化される電子情報/狙われるデータ通信

    偵察機に対する妨害行為 33

    米軍偵察機に対する危険な接近飛行/威嚇する中国戦闘機

    第2部 冷戦期の航空偵察 35

    第3章 朝鮮戦争前後の偵察活動 36

    朝鮮戦争と航空偵察 36

    朝鮮戦争の勃発/奇襲された米軍/米軍の戦争介入と航空偵察の開始/MiG‐15の戦闘加入/RF‐86F偵察機の活躍/戦術偵察/電子戦の攻防/撃墜された情報将校搭乗の偵察機/核戦争への備え/朝鮮戦争の性格

    日本周辺の航空偵察と撃墜事件 47

    朝鮮戦争時の日本周辺の情勢/北海道周辺の米ソ航空戦力の対立/日本海でのP2V撃墜事件/ウラジオストク沖でのRB‐29撃墜事件/根室東沖でのRB‐29撃墜事件/日本海で撃墜されたRB‐50偵察機/その後のRB‐50搭乗員の消息/日本海でのP2V不時着事件/根室沖でのRB‐29撃墜事件/新偵察機RB‐47の配備とカムチャツカ沖での撃墜/あいつぐ偵察機の喪失/偵察機多数喪失の原因/VP‐22飛行隊の日本派遣/北朝鮮軍機の米軍機攻撃/米偵察機のソ連領侵入飛行停止/日本はなにも知らなかった……

    第4章 冷戦初期の対ソ連偵察飛行 68

    鉄のカーテン/ソ連偵察飛行の開始/バルト海で米偵察機撃墜/ソ連核戦力に対する恐怖/米軍偵察機の能力の実態/ホームラン作戦/RB‐47のコラ半島偵察/ソ連の焦りとフルシチョフの脅し

    第5章 U‐2偵察機の登場と活躍 82

    U‐2の開発/パイロットにも過酷な環境/U‐2の性能・機能の向上/U‐2偵察飛行の開始/U‐2の本格運用─西独ウィスバーデンから発進/M‐4バイソン爆撃機/ソ連の激しい抗議と米大統領の対応/トルコ領アダナからの2回の偵察飛行/毒入りカプセルの誤飲でU‐2墜落/ソ連ICBM弾着地の偵察/ソフトタッチ作戦/ミサイル・ギャップはなかった/U‐2のソ連領内飛行に対するソ連の反応/黒いジェット機事件/偵察飛行への強い危惧/U‐2の飛行を脅かす地対空ミサイル


    第6章 U‐2撃墜事件 104

    ソ連、戦略ミサイル軍を創設/新型ICBM SS‐6の脅威/「スクエア・ディール作戦」/NSAによるソ連の防空通信の傍受/米英選抜のU‐2パイロット/「グランドスラム作戦」/パワーズ飛行士が操縦するU‐2の撃墜/モスクワの対応/U‐2撃墜の衝撃/パワーズ飛行士のその後

    第7章 キューバ危機と航空偵察 120

    U‐2の偵察情報で始まったキューバ危機/カストロ政権のソ連接近と米国の警戒/キューバへのミサイル配備と米国の偵察強化/米軍は大規模偵察活動を開始/U‐2の運用はCIAからSACへ/U‐2による弾道ミサイル配備確認と米国の対処/チュコット半島領空侵犯事件/大統領の決断/キューバ偵察飛行の信頼性の限界/ル・メイ将軍

    第8章 台湾政府の中国大陸偵察 135

    CIAと台湾政府の協力/ブラック・キャット飛行隊の新設と活動/U‐2と中国地対空ミサイル部隊の虚々実々の戦い/警報装置システム12/警報装置システム13/中国内陸飛行の終わりとその後

    第9章 ベトナム戦争と航空偵察 146

    ベトナム戦争に空軍投入/偵察機の損失/CIAの偵察活動/「ブラック・シールド作戦」/A‐12のベトナム偵察飛行の計画概要/A‐12に地対空ミサイル発射/U‐2の運用、CIAからSACに移行/U‐2の偵察活動/SR‐71の偵察活動/最初のSR‐71の任務飛行/ドローン(無人機)の偵察活動/ドローンの運用/有人機に代わって困難な任務を実施/横田から発進するRB‐47の活動/横田から嘉手納への移動/RB‐47Hとドローンの共同運用/RC‐135偵察機の活躍/RC‐135に対するMiGの攻撃/ホーチミン・ルート偵察/KC‐135の用途/進化するRC‐135偵察機/通信中継機器搭載機/ベトナム戦争における航空偵察の成果

    第10章 EC‐121撃墜事件 178

    ソ連・北朝鮮間の通信傍受/北朝鮮空軍のMiG‐21/EC‐121撃墜される/ソ連艦艇が浮遊物を回収/米政府は「核報復」も考えた/北朝鮮の挑発の意図/北朝鮮の「勝利の理論」/国際法を無視する北朝鮮

    第11章 ソ連機による偵察活動 188

    ソ連偵察機/民航機の偵察器材搭載/偵察機の活動範囲拡大と海外基地取得/ベトナム・カムラン基地に航空兵力展開/米空母上空を偵察飛行/偵察飛行中の事故/冷戦終結と偵察活動の変化

    第12章 A‐12とSR‐71 194

    A‐12(OXCART)の開発/A‐12をどう使うか?/幻のA‐12とU‐2の共同作戦/ブラック・シールド作戦/プエブロ号拿捕事件/A‐12の退役/A‐12とSR‐71/SR‐71ブラックバードへの移行/SR‐71の開発経緯/SR‐71の運用開始/ムルマンスク海軍基地の偵察/駐イラン大使館人質事件/ペトロパブロフスク軍港偵察/SR‐71の北朝鮮偵察/中近東でのSR‐71の偵察活動/ソ連のSR‐71対抗策

    第3部 冷戦後の航空偵察 219

    第13章 湾岸戦争での航空偵察 220

    偵察部隊の緊急派遣/デザート・ストーム作戦と情報活動/情報活動と大量データ処理/スカッドミサイル発射サイトの捜索/U‐2用航空燃料の輸送の困難さ/湾岸戦争におけるU‐2の偵察活動の総括

    第14章 EP‐3衝突事件 226

    米海空軍の対中国偵察活動/海南島沖EP‐3とJ‐8の衝突事件/台湾海峡の緊張/その後の米空軍の航空偵察/偵察態勢の刷新

    第15章 ロシア軍機の対日偵察活動 241
    活発化するロシア軍機の偵察活動/新偵察機Tu‐214R/最近のロシア偵察機の行動/北朝鮮のミサイル発射に関連する対日偵察

    第16章 北朝鮮の核・ミサイル監視 246

    北朝鮮の弾道ミサイルと核兵器開発/衛星による監視態勢/米空軍による監視態勢/米陸軍による監視態勢/米海軍による監視態勢/韓国と北朝鮮間の軍事合意書/韓国軍の監視態勢/軍事合意後のDMZ沿いの偵察活動/強化される米軍の監視態勢

    第17章 中ロの軍事協力と航空偵察 260

    中国の最近の偵察活動/中国・ロシアの爆撃機が編隊飛行/中ロ両国の事前偵察飛行/韓国をめぐる日米対中ロの対立/中ロ合同演習の経緯/深化する中ロの軍事協力

    第4部 航空偵察の価値と将来 271

    第18章 中国軍の演習と米軍の偵察活動 272

    中国軍の演習/黄海に設定された飛行禁止区域へU‐2侵入/米中間の取り決め/米軍の反論/南シナ海に4発の弾道ミサイル発射/米軍偵察機の尖閣諸島周辺飛行/米陸軍の新型偵察機登場

    第19章 偵察衛星と無人偵察機 278

    進化する偵察衛星

    米国の初期の偵察衛星/核軍縮の検証に寄与/湾岸戦争と作戦情報/偵察衛星の機能強化の趨勢/ロシアの偵察衛星/中国の偵察衛星

    UAV(無人航空機)の開発

    米国のUAV/イスラエルのUAV/中国のUAV/ロシアのUAV

    第20章 有人偵察機は使い続けられるか? 297

    万能ではない偵察衛星やUAVの情報活動/有人偵察機を使い続ける米国/ロシア─新たな偵察機の配備/活発化する中国の偵察活動/自衛隊の有人偵察機


    終章 航空偵察と日本の立ち位置 302

    米軍偵察機の基地としての日本/中国、ロシアの偵察行動と日本/日本の戦略的航空偵察活動/日中間の信頼醸成措置の構築/偵察飛行は「国の戦略を映す鏡」
    [コラム]
    UFOに間違えられたU‐2偵察機 87
    ソ連戦闘機はU‐2を撃墜できない 103
    中国空軍によるF‐104の撃墜 175
    オープン・スカイ条約 239


    おわりに 308
    主な参考文献 314
  • 出版社からのコメント

    CIA秘密資料で明かす、戦略航空偵察の最前線
  • 内容紹介

    航空偵察は秘匿された軍事行動であり、外部に公表されることはない。冷戦期、わが国周辺で9機の米大型偵察機が撃墜され、多くの乗員が犠牲になったことは知られていない。キューバ危機はU‐2偵察機の情報が発端となって勃発し、その1機が撃墜された。最近の北朝鮮の核・ミサイル開発に対する監視活動は偵察機なくしては成立しない。歴史をひもとけば、航空偵察がもたらした情報により、国家の命運に影響が及んだ事例が数多く見られる。本書は、この知られざる戦略偵察飛行の活動の実態をCIAの秘密解除資料などをもとに検証。とくに東アジアで活発化する偵察活動が何を意味するのか、その真相に迫る!
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    西山 邦夫(ニシヤマ クニオ)
    1936年生まれ。防衛大学校卒(4期・空)。情報関係略歴:航空幕僚監部調査2課収集1班長、航空総隊司令部情報課長、陸幕調査別室主任調整官、航空自衛隊幹部学校主任教官。最終階級は空将補
  • 著者について

    西山 邦夫 (ニシヤマ クニオ)
    1936年生まれ。防衛大学校卒(4期・空)。情報関係略歴:航空幕僚監部調査2課収集1班長、航空総隊司令部情報課長、陸幕調査別室主任調整官、航空自衛隊幹部学校主任教官。最終階級は空将補。
    著書に『肥大化する中国軍(空軍部分を執筆)』(晃洋書房、2012年)、『中国をめぐる安全保障(空軍部分を執筆)』(ミネルバ書房、2007年)。研究論文に『中国空軍の戦力構成とドクトリン』『中国空軍のSu-30MKKとインド空軍のSu-30MKI』『韓国空軍の増強と近代化』『中露合同軍事演習』『中国の主要航空兵器の装備化実績と将来予測』『中国空軍の戦力とドクトリン』『チベットにおける中国の軍事態勢整備』などがある。

戦略航空偵察―知られざる平時の戦い [単行本] の商品スペック

商品仕様
出版社名:並木書房
著者名:西山 邦夫(著)
発行年月日:2020/12/20
ISBN-10:4890634045
ISBN-13:9784890634040
判型:A5
対象:一般
発行形態:単行本
内容:政治含む国防軍事
言語:日本語
ページ数:319ページ
縦:21cm
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