オルフェウス変幻―ヨーロッパ文学にみる変容と変遷 [単行本]
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オルフェウス変幻―ヨーロッパ文学にみる変容と変遷 [単行本]

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出版社:京都大学学術出版会
販売開始日: 2021/01/30
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オルフェウス変幻―ヨーロッパ文学にみる変容と変遷 の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    オルフェウスは絵画、オペラ、バレエ、映画、さらには漫画にも登場する。亡き妻エウリュディケを求めて冥界に降りていった話は有名だが、その原話がどのように誕生し、伝承のなかで変容・変遷していったかは意外と知られていない。本書は、古代ギリシアから近代にいたる文学を渉猟しながら、伝説的な詩人の姿を跡づける。
  • 目次

    序論 オルフェウス像変遷の軌跡--古代から近代までの概観
     はじめに
     オルフェウス像の変遷概観--古代から近代まで

    第一章 オルフェウスとは何者か、その正体をさぐる
        --原初の詩人(Urdichter)としてのオルフェウス
     一 実体・実像のとらえがたき存在
     二 オルフェウスの「正体」は不明。その「原像」
     三 オルフェウスとは何者だったのか
     四 古典学者たちの提示するオルフェウス像
     五 オルフェウスの「正体」ないしは「実像」
     六 「冥府降り(katabasis)」について
     七 「オルフェウス教」とオルフェウス

    第二章 ギリシア文学に見るオルフェウス像
     一 おぼろげな存在--アルカイック期・古典期
     二 悲劇の中のオルフェウス
     三 哲学者とオルフェウス--プラトン、散文作家たち
     四 オルフェウス、文学の前面に登場す--ヘレニズム時代

    第三章 ローマ文学におけるオルフェウス像
     一 喪失者の悲劇--ウェルギリウスの描くオルフェウス
     二 愛に生き愛に死んだ男の物語--オウィディウスの描くオルフェウス
     三 ウェルギリウスの偽作「蚋」の詩と「冥府降り」
     四 ホラティウスの歌ったオルフェウス
     五 セネカの悲劇に見るオルフェウス
     六 オルフェウスの教訓--ボエティウスと寓意的オルフェウス像の始まり

    第四章 中世におけるオルフェウス
     一 アポロギア--多様多彩なオルフェウス像
     二 キリストとしてのオルフェウス
     三 ラテン語詩に歌われたオルフェウス
     四 ロマンスの中のオルフェウス
     五 オルフェウス奇諏--ラウル・ルフェーヴルが物語る奇妙なオルフェウス
     六 ギヨーム・ド・マショーの歌ったオルフェウス--『友のための慰め』に見るオルフェウス像

    第五章 ルネッサンス詩文学におけるオルフェウス像
     一 ダンテ、ペトラルカ、ボッカッチョとオルフェウス
     二 ネオラテン詩人たちの歌うオルフェウス
     三 ポリッィアーノ『オルフェオの物語』を覗く
     四 ロンサールの詩に見るオルフェウス
     五 スペンサーとミルトンにおけるオルフェウス

    第六章 ヨーロッパ近代詩に見るオルフェウス像
     一 近代的オルフェウス像の構築--リルケ『オルフォイスへのソネット』管見
     二 「オルフェウス的詩人」ノヴァーリスについての寸言
     三 バンヴィルとルコント・ド・リールの歌ったオルフェウス
     四 ネルヴァルにおけるオルフェウスについて--『幻想詩篇』の詩二篇を一瞥する
     五 ヴァレリーの詩「オルフェ」一瞥。付・マラルメについて一言
     六 アポリネールとオルフェウス--『動物詩集』を垣間見る
     七 北方のオルフェウス--プリューソフの詩に見るオルフェウス
     最後に贅言

    テクストおよび主要参考文献
    あとがき
    索引(人名/事項)
  • 出版社からのコメント

    「死んだ妻を求めて冥界に降りるオルフェウス像」の誕生と変容・変遷を、古代ギリシアから近代にいたる文学を渉猟しながら跡づける。
  • 内容紹介

    オルフェウスは絵画、オペラ、バレー、映画、さらには漫画にも登場する。亡き妻エウリュディケを求めて冥界に降りていった話は有名だが、その原話がどのように誕生し、伝承のなかで変容・変遷していったかは意外と知られていない。本書は、古代ギリシアから近代にいたる文学を渉猟しながら、伝説的な詩人の姿を跡づける。

    図書館選書
    亡き妻エウリュディケを求めて冥界に降りるオルフェウス像は、いかにして誕生し、伝承のなかでどのような変容・変遷を遂げたのか。古代ギリシアから近代にいたる文学を渉猟しながら、伝説的な詩人の姿を跡づける。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    沓掛 良彦(クツカケ ヨシヒコ)
    1941年長野県生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士課程修了。文学博士。東京外国語大学名誉教授。専門は西洋古典文学
  • 著者について

    沓掛 良彦 (クツカケ ヨシヒコ)
    1941年長野県生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士課程修了。文学博士。東京外国語大学名誉教授。専門は西洋古典文学。
    主な著訳書
    『サッフォー-詩と生涯』(平凡社、後に水声社)、『讃酒詩話』、『和泉式部幻想』(以上、岩波書店)、『陶淵明私記-詩酒の世界逍遥』(大修館書店)、『西行弾奏』(中央公論新社)、『エラスムス-人文主義の王者』(岩波現代全書)、『式子内親王私抄-清冽・ほのかな美の歌』、『人間とは何ぞ-酔翁東西古典詩話』(以上、ミネルヴァ書房)、『古代西洋万華鏡-ギリシア・エピグラムにみる人々の生』(法政大学出版局)、『ギリシアの抒惰詩人たち』(京都大学学術出版会)、『ピエリアの薔薇-ギリシア詞華集選』(水声社、後に平凡社ライブラリー)、『ホメーロスの諸神讃歌』(ちくま学芸文庫)、エラスムス『痴愚神礼讃-ラテン語原典訳』 (中公文庫)、オウィデイウス『恋愛指南-アルス・アマトリア』(岩波文庫)、『黄金の竪琴-沓掛良彦訳詩選』 (思潮社、読売文学賞受賞)、『ギリシア詞華集』全4冊(西洋古典叢書、京都大学学術出版会)、など

オルフェウス変幻―ヨーロッパ文学にみる変容と変遷 の商品スペック

商品仕様
出版社名:京都大学学術出版会 ※出版地:京都
著者名:沓掛 良彦(著)
発行年月日:2021/01/30
ISBN-10:4814003072
ISBN-13:9784814003075
判型:A5
対象:教養
発行形態:単行本
内容:外国文学その他
言語:日本語
ページ数:553ページ
縦:22cm
横:16cm
厚さ:3cm
重量:840g
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