結核がつくる物語―感染と読者の近代 [単行本]
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結核がつくる物語―感染と読者の近代 [単行本]

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出版社:岩波書店
販売開始日: 2021/01/29
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結核がつくる物語―感染と読者の近代 [単行本] の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    自己責任論、あふれるデマ、自宅療養…。おびただしい数の「病んでいない者たち」の言説に囲まれながら、患者たちはどのように生きたのか。膨大な資料の間にこぼれ落ちてきた彼ら自身の声を聴く。
  • 目次

    序 章 患者って誰のこと?
     1 近代日本最大の感染症・結核
     2 病気を書く、伝える、笑う

    第1章 病気になるのは誰のせい?--国家と結核
     1 環境要因説から体質遺伝説へ--優生学の台頭
     2 自然淘汰としての結核
     3 戦争とからだ--国家による身体の管理

    第2章 空気が変わるとき--文化と結核
     1 都市/地方イメージの変化
     2 〈美人の基準〉の変化と健康のステイタス化
     3 結核予防国民運動

    第3章 患者は特別なひと?--文学と結核
     1 愛と死をみつめて--闘病純愛もの
     2 志なかばにして--立志青年の英雄的悲劇
     3 貧困と﹁過激思想」--共産主義・無政府主義・テロ
     4 ふだんは見えないものが--鋭敏な感受性のしるし

    第4章 病むわたしの日常を綴る--書くことと結核
     1 見ることの凄味--正岡子規の絶筆
     2 日常の発見、地方の発見--写生文・日記文運動と投稿文化
     3 座と笑い--俳諧精神の水脈

    第5章 確かな情報はどこに?--患者とメディア
     1 あふれるデマと建前
     2 結核患者向け雑誌『療養生活』と自然療法
     3 療養グッズ通販と患者の格差

    第6章 「病いはわたしを鍛える」--患者と修養
     1 サナトリウムと療養小屋
     2 自然療法と信仰
     3 修養主義の系譜

    第7章 発信する、つながる、笑う--患者交流欄のしくみとはたらき
     1 〈患者〉からの解放
     2 苦難を交換する
     3 笑いがつくりだすもの--露出とパフォーマンス

    終 章 わたしたちのからだは誰のものか

    あとがき
    参考文献
    結核関連年表
    索 引
  • 出版社からのコメント

    思想統制から戦争に至る厳しい時代のなかで、結核患者たちはなにを思い、どんな言葉を残したのか。
  • 内容紹介

    近代最大の感染症、結核は「治療法のない死病」として恐れられてきた。思想統制から戦争に向かう厳しい時代のなかで、患者たちは何を思い、どんな言葉を残したのか。彼らの言葉から何を学ぶことができるのか。結核が国や文化や文学に与えた影響とともに、患者たち個人の療養環境を捉え直し、患者の営みの意味を考える。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    北川 扶生子(キタガワ フキコ)
    1966年生まれ。神戸大学大学院文化学研究科単位取得退学、博士(文学)。神戸大学大学院文化学研究科助手、ロンドン大学東洋アフリカ研究学院(SOAS)日本研究センター客員研究員、鳥取大学地域学部准教授を経て、天理大学文学部教授。専門は日本近代文学
  • 著者について

    北川 扶生子 (キタガワ フキコ)
    北川扶生子(きたがわふきこ)
    1966年生まれ。神戸大学大学院文化学研究科単位取得退学、博士(文学)。神戸大学大学院文化学研究科助手、ロンドン大学東洋アフリカ研究学院(SOAS)日本研究センター客員研究員、鳥取大学地域学部准教授を経て、現在、天理大学文学部教授。専門は日本近代文学。主な著書に『コレクション・モダン都市文化 第53巻 結核』(編著、ゆまに書房)、『漱石文体見本帳』(勉誠出版)、『漱石の文法』(水声社)等がある。

結核がつくる物語―感染と読者の近代 [単行本] の商品スペック

商品仕様
出版社名:岩波書店
著者名:北川 扶生子(著)
発行年月日:2021/01/27
ISBN-10:4000614487
ISBN-13:9784000614481
判型:B6
対象:一般
発行形態:単行本
内容:日本文学評論・随筆
言語:日本語
ページ数:207ページ ※201,6P
縦:19cm
横:13cm
厚さ:2cm
重量:264g
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