よい判断・意思決定とは何か―合理性の本質を探る(越境する認知科学〈7〉) [全集叢書]
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よい判断・意思決定とは何か―合理性の本質を探る(越境する認知科学〈7〉) [全集叢書]

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出版社:共立出版
販売開始日: 2021/02/15
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よい判断・意思決定とは何か―合理性の本質を探る(越境する認知科学〈7〉) の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    私たちの「非合理的」な振る舞いに潜む「よさ」を解き明かす!
  • 目次

    第1章 よい意思決定とは何か
    1.1 確率と意思決定の関係
    1.2 意思決定に対して確率が与える影響
    1.3 よい意思決定とは何か
    1.4 複数の視点からよい意思決定を考える

    第2章 表現の違いに影響を受けた意思決定
    2.1 表現の違いに影響を受けた意思決定:フレーミング効果
    2.2 確率情報の表現法の違い
    2.3 言語確率の特徴
    2.4 言語確率の方向性が意思決定に与える影響
    2.5 言語表現に依存して変化する意思決定は本当に悪い決定なのか
    2.6 言語確率の方向性が意思決定に与える影響:話者の会話行動からの再考
    2.7 まとめ

    第3章 経験則(ヒューリスティック)の“賢い”性質
    3.1 ヒューリスティックが生み出す判断の誤り
      3.1.1 典型例との類似性から考える:代表性ヒューリスティック
      3.1.2 思い出しやすさから考える:利用可能性ヒューリスティック
    3.2 ヒューリスティックはバイアスを生みだすのか
      3.2.1 “知らない” を逆手にとる:再認ヒューリスティック
      3.2.2 記憶経験に基づくヒューリスティック:流暢性と親近性
    3.3 ヒューリスティックはいつ使われるのか
    3.4 経験則としてのヒューリスティックの有用性
    3.5 まとめ

    第4章 忘れて,誤ることでよい判断を生み出す
    4.1 人はなぜ忘れるのか:記憶容量の効率的活用という視点から見る人間の記憶システム
    4.2 忘れることが判断に与える影響:認知モデリングの手法を用いた分析
    4.3 記憶の誤り
    4.4 記憶の誤りはなぜ生じるのか:実世界の環境の性質からの分析
    4.5 記憶の誤りは実世界の正確な理解を促す
    4.6 まとめ

    第5章 “名は体を表す”,“数字の力”
    ―名前と数字が生み出すバイアス
    5.1 名前が認知に与える影響
      5.1.1 対象を判断や評価する人に名前が与える影響
      5.1.2 名前がその名前の持ち主に与える影響
    5.2 名前が認知に与える影響:日本語における表記の影響
      5.2.1 表記の違いによって生み出される異なる都市のイメージ
      5.2.2 表記の違いが生み出す異なる果物のイメージ
    5.3 数字が認知に与える影響
      5.3.1 ラウンドナンバーの影響
      5.3.2 ゾロ目の影響
    5.4 まとめ

    第6章 人をよい意思決定者にできるのか
        ―ナッジ,ブースト
    6.1 ナッジ:バイアスを逆用して,よい判断,意思決定に導く
    6.2 本当に自由意思は反映されているのか:ナッジに対する批判的議論
    6.3 ブースト:人間がもっている認知的技量を高め,よい判断,行動,意思決定を引き出す
      6.3.1 正確な確率的判断の促進
      6.3.2 家族に健康的な食事を提供するための方法
    6.4 ナッジとブーストの違い:異なるターゲットと人間観
    6.5 まとめ

    参考文献

    あとがき

    索引

    コラム① 言語確率の曖昧性が生み出す誤解
    コラム② 連言事象の確率:リンダ問題における確率的錯誤について
    コラム③ “Less is more” 効果の理論的背景
    コラム④ モデルに基づく判断プロセスの分析
    コラム⑤ ACT-R を用いた忘れることが判断に与える影響についての分析
    コラム⑥ 記憶に基づく誤信念が判断に与える影響についての計算機シミュレーション
    コラム⑦ 仮想的なキャラクターの誕生日として設定される日と実際の出生日の比較
    コラム⑧ 名前の影響は本当に存在するのか:批判的研究の紹介
    コラム⑨ 意思決定科学とノーベル経済学賞
    コラム⑩ いつも初期値に留まるわけではない:新型コロナウイルスの特別定額給付金の記入欄がナッジすること
    コラム⑪ ベイズの定理
    コラム⑫ ナッジの視点に基づく贈り物の「よい渡し方」とは何か
  • 出版社からのコメント

    一見,非合理的と思われる判断や意思決定の背景にある「よさ」を,日常的に馴染みのあるトピックを取り上げながら解き明かす。
  • 内容紹介

    私たちが行う判断や意思決定には,「一貫しない」,「論理的でない」,「確率論や統計理論から逸脱する」等の非合理的な側面があるといわれている。本書では,そのような一見すると非合理的と思われる判断や意思決定に潜む「よさ」を解き明かす。

    なぜ私たちは非合理的な判断や意思決定を行っているのであろうか。そもそも本当にそれは非合理的なのであろうか。

    日常の中の様々な状況(他者とコミュニケーションを行いながら情報を得る,得られる情報が限定的である等)を踏まえると,私たちはやはり「よい」判断や意思決定を行っている。また,私たちの認知機能がもつ負の側面(覚えた内容を忘れたり,時に誤った形で覚えてしまったりすること)は非合理的な判断や意思決定を生み出すと思われがちだが,逆に「よい」判断や意思決定を促進しているのである。

    本書では,私たちが普段気が付かないうちに行ってしまっている,バイアスに満ちた「よくない」判断や意思決定に関する事例や,よい判断や意思決定を行っていくために実世界でなされている様々な工夫や実践についても紹介する。

    一般読者にも読みやすいように,日常的なトピックを多く取り上げ説明している。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    本田 秀仁(ホンダ ヒデヒト)
    2007年東京工業大学大学院社会理工学研究科博士課程修了。現在、追手門学院大学心理学部准教授、博士(学術)。専門分野:認知科学・意思決定科学

よい判断・意思決定とは何か―合理性の本質を探る(越境する認知科学〈7〉) の商品スペック

商品仕様
出版社名:共立出版
著者名:本田 秀仁(著)/日本認知科学会(編)
発行年月日:2021/02/15
ISBN-10:4320094670
ISBN-13:9784320094673
判型:B6
対象:専門
発行形態:全集叢書
内容:心理学
言語:日本語
ページ数:163ページ
縦:20cm
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