グリケーションの制御とメイラード反応の利用(食品) [単行本]
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グリケーションの制御とメイラード反応の利用(食品) [単行本]

有原圭三(監修)
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出版社:シーエムシー出版
販売開始日: 2020/12/25
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グリケーションの制御とメイラード反応の利用(食品) の 商品概要

  • 目次

    【第I編 グリケーションとメイラード反応】

    第1章 メイラード反応の歴史と概観

    第2章 メイラード反応の機構
    1 はじめに
    2 メイラード反応に関与する化合物
    3 メイラード反応に影響する諸因子
    4 初期段階生成物
    5 カルボニル化合物の生成と後期段階生成物
    6 後期段階反応生成物
    6.1 後期段階反応においてみられる現象
    6.2 蛍光を有する架橋生成物
    6.3 その他のAGEs
    6.4 メラノイジンの生成と生成機構
    7 おわりに

    第3章 疾病とメイラード反応―生活習慣病を中心とした疾患とAGEsとの関連性について―
    1 はじめに
    2 生活習慣病と血管障害
    2.1 細小血管障害
    2.2 大血管障害
    3 その他の病態について
    3.1 白内障
    3.2 肝疾患
    4 生活習慣病における血中AGEsの変化
    5 まとめ

    第4章 食品とメイラード反応
    1 食品中のメイラード反応に影響する諸因子
    2 メイラード反応による低分子生成物
    3 褐変に伴って起こる諸現象
    3.1 加熱香気
    3.2 カラメル化反応(caramerization)
    3.3 栄養生理的影響
    3.4 褐変の利用と防止
    4 食品中のメイラード反応生成物の定量
    5 調味液のコクに寄与する香気成分
    6 不揮発性メイラード反応生成物の呈味への影響
    7 おわりに

    第5章 環境中におけるメイラード反応
    1 はじめに
    2 環境中の有機物
    3 腐植物質
    4 腐植物質とメイラード反応
    5 おわりに

    第6章 メイラード反応生成物の検出と定量
    1 はじめに
    2 LC-MS/MSを用いたAGEs測定
    2.1 測定例1:試験管内で調製したα-ジカルボニル由来AGEsの測定
    2.2 測定例2:漢方薬 [阿膠]の測定
    2.3 測定例3:尿中CMAの測定
    3 まとめ

    第7章 線虫を用いたメイラード反応の解析系
    1 はじめに
    2 線虫 Caenorhabditis elegans
    2.1 線虫とは
     2.2 線虫の培養方法
    3 線虫を用いた老化研究
    4 線虫を用いた体内メイラード反応の解析
    5 おわりに

    第8章 味覚センサを利用したメイラード反応生成物の解析
    1 はじめに
    2 味覚センサによる味の「ものさし」(味の単位)創り
    3 味のコクの視覚化
    4 メイラード反応の視覚化の可能性
    4.1 基礎データ
    4.2 味噌・醤油の評価例
    4.3 牛肉の加工の違い
    4.4 トマトの加熱による味の変化
    5 まとめ

    【第II編 生体におけるグリケーション】

    第9章 生体タンパク質の糖化
    1 食品化学から医学生物学に広がる糖化研究
    2 生体内で糖化タンパク質は作られる
    2.1 栄養代謝異常(高血糖)
    2.2 炎症,酸化ストレス
    2.3 加齢
    2.4 腎機能低下
    3 生体に備わるタンパク質糖化抑制のメカニズム
    3.1 グリオキサラーゼ(GLO)を介したAGE前駆体の消去系
    3.2 抗酸化化合物
    4 糖化タンパク質は生体で何をしている?
    5 診断・治療マーカーとして役立つ糖化タンパク質
    5.1 Hba1c,グリコアルブミン
    5.2 ペントシジン,カルボキシメチルリジン(CML)
    5.3 蛍光AGEs
    6 まとめ

    第10章 糖化ストレス
    1 はじめに
    2 細胞とストレス
    3 糖化ストレスとは
    4 糖化ストレスの要因とその由来
    5 糖化ストレスに対する応答
    6 糖化ストレスと疾患
    7 おわりに

    第11章 グリケーションと骨粗鬆症
    1 はじめに
    2 骨質の規定因子としてのコラーゲン
    3 骨コラーゲンのAGEs化の実際とその評価法
    4 骨コラーゲンのAGEs蓄積に影響する因子
    4.1 糖化,酸化,カルボニルストレスの亢進
    4.2 加齢
    4.3 骨代謝回転の低下
    4.4 肥満
    4.5 性別(男性であること)
    5 骨コラーゲンのAGEs蓄積が骨質へおよぼす影響
    5.1 無秩序な架橋形成
    5.2 酵素的架橋の生成阻害
    5.3 IntegrinやNCPsの結合阻害
    5.4 骨系細胞への毒性
    5.5 微細損傷の蓄積
    5.6 HAPs配向性の異常
    5.7 結合水の減少
    6 AGEsに着目した骨質改善治療
    6.1 SERM
    6.2 TPTD
    6.3 活性型ビタミンD3誘導体製剤
    6.4 ビタミンK2

    第12章 グリケーションとアレルギー
    1 はじめに
    2 グリケーションがアレルゲンの免疫原性に及す影響
    2.1 食物アレルギーの感作メカニズム
    2.2 抗原提示細胞による糖化アレルゲンの取り込み
    2.3 糖化アレルゲンによるT細胞分化の促進
    3 グリケーションがアレルゲンのアレルゲン性に及す影響
    3.1 食物アレルギーの発症メカニズム
    3.2 終末糖化産物のIgE反応性や脱顆粒反応誘導能
    4 グリケーションを利用したハイポアレルゲン作成のポテンシャル

    第13章 グリケーションと眼科疾患
    1 体内でも生じるグリケーション
    2 グリケーション産物の蓄積と生体の変化
    3 糖尿病に伴う目の病気とグリケーション
    4 加齢に伴う目の病気とグリケーション
    4.1 白内障
    4.2 瞼裂斑
    4.3 加齢黄斑変性症
    5 グリケーションの予防により目の病気は予防できるか?

    第14章 グリケーションと統合失調症
    1 はじめに
    2 統合失調症と糖化(カルボニルストレス)
    3 カルボニルストレスが亢進した統合失調症の臨床特徴
    4 カルボニルストレス性統合失調症のマウスモデル研究
    4.1 ビタミンB6(VB6)欠乏マウス [環境要因のモデル]
    4.2 Glo1 KO×VB6欠乏マウス [遺伝と環境要因を組み合わせたモデル]
    5 iPS細胞由来神経系細胞を用いたモデル研究
    6 社会還元に向けた新たな取り組み
    7 おわりに

    第15章 グリケーションと糖尿病合併症
    1 はじめに
    2 グリケーションと細小血管障害
    2.1 網膜症
    2.2 糖尿病性腎症
    2.3 神経障害
    3 グリケーションと大血管障害
    4 グリケーションと白内障
    5 グリケーションとがん
    6 グリケーションと認知症
    7 おわりに

    第16章 グリケーションとサルコペニア
    1 サルコペニアとは
    1.1 サルコペニアの歴史
    1.2 サルコペニアの定義と診断(AWGS2019)
    1.3 サルコペニアの危険因子と病態生理
    2 AGEsとサルコペニアとの関係
    2.1 AGEsと骨格筋量の減少との関係
    2.2 AGEsと骨格筋機能(筋力,身体機能)の低下との関係
    3 AGEsがサルコペニアに影響する要因
    3.1 AGEsが骨格筋量の低下と関連するメカニズム
    3.2 AGEsが骨格筋機能の低下と関連するメカニズム
    4 AGEsが高値のサルコペニア患者への介入
    5 まとめ

    第17章 グリケーションと腎臓病
    1 はじめに
    2 腎臓はAGEsを排泄するデトックス臓器
    3 糖化ストレスから見る腎臓病の病因論
    3.1 糖尿病性腎臓病(DKD):糖尿病が原因の慢性腎臓病
    3.2 DKD以外の腎臓病:炎症・酸化ストレス,腎臓老化などとの関連性
    4 総括

    第18章 メイラード反応との関連が報告されている疾患マーカーおよびAGEsセンサによる簡易測定
    1 はじめに
    2 臨床で用いられているメイラード反応関連マーカー
    2.1 ヘモグロビンA1c (HbA1c)
    2.2 グリコアルブミン (GA)
    2.3 ペントシジン (Pentosidine)
    3 AGEsセンサと病態の関連
    3.1 簡易測定を必要とする社会背景
    3.2 指尖経皮蛍光測定装置 AGEsセンサのデビュー
    3.3 糖尿病合併症との相関
    4 おわりに

    第19章 GLやFL,2SC等,今後マーカーとしての利用が期待される構造について

    第20章 診断と治療:抗老化
    1 老化とは
    2 糖化反応(メイラード反応)と老化
    3 診断への利用
    4 治療への利用
    5 今後の課題と展望

    第21章 診断と治療:抗糖化ストレス薬
    1 はじめに
    2 アミノグアニジン
    3 チアミンとベンフォチアミン
    4 ピリドキサミン
    5 N-フェナシルチアゾリウムブロミド
    6 アラゲブリウム
    7 統合失調症に対するピリドキサミンの効果

    【第III編 食品におけるメイラード反応】

    第22章 加工・調理におけるメイラード反応
    1 はじめに
    2 植物性食品の加工・調理におけるメイラード反応
    2.1 小麦粉
    2.2 米
    2.3 野菜
    3 動物性食品の加工・調理におけるメイラード反応
    3.1 魚肉
    3.2 食肉
    3.3 乳
    4 発酵・醸造食品におけるメイラード反応
    4.1 みそ・醤油
    4.2 みりん
    4.3 清酒・ビール
    5 おわりに

    第23章 メイラード反応と食品の色調
    1 はじめに
    2 メイラード反応による着色・褐変
    3 メラノイジンの推定構造および褐変物質の生成機構

    第24章 聴覚・触覚とおいしさ
    1 はじめに
    2 破砕音とおいしさ
    2.1 音とテクスチャー用語
    2.2 口腔内での振動と音の発生,伝播,感知
    2.3 破砕音の機器分析と官能評価
    3 米菓の口どけ感
    3.1 口どけ感と物性
    3.2 内部構造と口どけ感
    4 おわりに

    第25章 メイラード反応により生成される香り
    1 メイラード反応で生成する香気成分
    2 メイラード反応で生成する香気の嗜好性
    3 メイラード反応により生成する香気の生理作用

    第26章 メイラード反応生成香気の保健的機能性
    1 はじめに
    2 メイラード反応により生成する香気の生理作用~ラットにおける検討~
    2.1 アミノ酸-グルコース系メイラード反応生成香気が生体パラメーターに及ぼす影響
    2.2 DMHFの吸入が食欲に及ぼす影響
    2.3 DMHFの吸入が遺伝子発現に及ぼす影響
    3 メイラード反応により生成する香気の生理作用~ヒトにおける検討~
    3.1 メイラード反応生成香気の吸入がヒトの気分に及ぼす影響
    3.2 DMHFおよび3DPの吸入によるヒト自律神経活動および脳活動量の評価
    4 おわりに

    第27章 脂質とメイラード反応
    1 脂質メイラード反応の発見
    2 質量分析を用いた脂質メイラード産物の解析
    3 LC-MS/MSによる新たな脂質メイラード産物の解析
    4 リポソーム基材としての脂質メイラード産物の活用
    5 おわりに

    第28章 メイラード反応により生成する有害物質
    1 はじめに
    2 食品中でメイラード反応により生成される有害物質
    2.1 ヘテロサイクリックアミン
    2.2 アクリルアミド
    2.3 フラン
    2.4 4-メチルイミダゾール
    2.5 終末糖化産物
    3 アクリルアミドの生成制御
    4 おわりに

    第29章 醤油・味噌の特有香気成分の生成とメイラード反応
    1 はじめに:醤油・味噌は「香り」の調味料
    2 味噌と醤油に共通する特有香気成分HEMFはメイラード反応と酵母の関与で生成する
    3 リボース,グリシン,グルコースの安定同位体(13C)を用いたHEMF生成経路の解明
    4 醤油とみりんの調味液は,加熱によるメイラード反応で香りが豊かになる
    5 加熱による「こうばしい香り」にチオール化合物が寄与する
    6 本醸造醤油には、加熱で生成する香りの前駆物質が豊富にある
    7 まとめ:発酵調味料「味噌・醤油」の香りを次世代へ伝える

    第30章 食肉とメイラード反応
    1 はじめに
    2 香気成分
    3 コク味物質
    4 その他のアミノ酸あるいはタンパク質と糖との反応物

    第31章 乳製品とメイラード反応
    1 牛乳の加熱殺菌
    2 牛乳のメイラード反応
    2.1 概要
    2.2 風味への影響
    2.3 ラクトース関与のメイラード反応
    2.4 メイラード反応生成物を利用した牛乳の品質管理
    3 チーズのメイラード反応

    第32章 コーヒーの焙煎とメイラード反応
    1 はじめに
    2 焙煎におけるメイラード反応
    3 メイラード反応における前駆物質
    4 コーヒーの色づき
    5 香気成分の形成
    6 メイラード反応生成物の機能性
    7 おわりに

    第33章 メイラード反応を利用した調味料
    1 はじめに
    2 熟成食品の解析から
    2.1 MRPsについて
    2.2 MRPsのこく付与効果
    2.3 MRPsの塩味増強効果
    2.4 調味料への応用
    3 加熱調理食品の解析から
    3.1 ピラジン類など香気成分のこく付与効果について
    3.2 食品の香気特性の再現
    4 おわりに

    第34章 ペットフードとメイラード反応
    1 はじめに
    2 ペットフードの製造
    3 ペットフードとメイラード反応
    4 メイラード反応の利用による嗜好性の向上
    5 メイラード反応の利用による機能性の付与
    6 おわりに

    第35章 天然物由来の糖化制御物質
    1 はじめに
    2 CML生成を制御する化合物
    3 CMA生成を制御する化合物
    4 Pentosidine生成を制御する物質
    5 おわりに

    第36章 天然物由来の抗糖化物質
    1 はじめに
    2 AGEs生成阻害効果の評価方法
    3 AGEs生成を阻害する天然物化合物
    4 おわりに

    第37章 海藻由来の抗糖化物質
    1 はじめに
    2 フロロタンニン類
    3 フロロタンニン類を生産する主な海藻類
    4 フロロタンニン類の抗糖化活性
    4.1 アルブミン-メチルグリオキサール
    4.2 アルブミン-グリセルアルデヒド
    4.3 コラーゲン-グリオキサール
    5 その他
    6 おわりに
  • 内容紹介

    生体内におけるグリケーションは、広く生体高分子に関わる現象である。また食品におけるメイラード反応は、製造においてなくてはならない存在である。本書では、グリケーション、メイラード両面に幅広い視点から迫っている。

グリケーションの制御とメイラード反応の利用(食品) の商品スペック

商品仕様
出版社名:シーエムシー出版
著者名:有原圭三(監修)
発行年月日:2021/01
ISBN-10:478131564X
ISBN-13:9784781315645
判型:B5
対象:専門
発行形態:単行本
内容:医学・薬学・歯学
言語:日本語
ページ数:379ページ
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