時政学への挑戦―政治研究の時間論的転回(MINERVA人文・社会科学叢書) [全集叢書]
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時政学への挑戦―政治研究の時間論的転回(MINERVA人文・社会科学叢書) [全集叢書]

高橋 良輔(編著)山崎 望(編著)
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出版社:ミネルヴァ書房
販売開始日: 2021/01/26
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時政学への挑戦―政治研究の時間論的転回(MINERVA人文・社会科学叢書) の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    グローバリゼーションが臨界点に達する時代には、時間こそが政治の条件を規定する。本書では、政治学・国際関係論の研究者が、(1)「戦争」と時間構造の変容、(2)政治的アクターと時間資源、(3)政策プロセスと時間環境、そして(4)近代的時間の再検討、という四つのアプローチから現代政治のダイナミクスを再解釈する。地政学が席巻する現代世界のただなかで、政治研究の時間論的転回を新たに提示する“時政学”への挑戦的研究。
  • 目次

    序 章 時政学の地平── 政治分析の時間論的転回(高橋良輔・山崎 望)
     1 なぜ,いま時政学なのか
     2 時政学への前史
     3 現在の研究動向


     第Ⅰ部 「戦争」と時間構造の変容

    第1章 グローバル化における時間── 収縮から断片化へ(高橋良輔)
     1 社会的時間から時間政治へ
     2 7月危機をめぐる時間政治
     3 戦後世界と時政学
     4 世界秩序の時間論的転回
     5 収縮/断片化する時間地平
     6 時間統治の行方

    第2章 戦争と民主主義における時間── 時間構造の重層化(山崎 望)
     1 時間と政治をめぐって
     2 国内政治の時間と国際政治の時間
     3 セキュリティをめぐる時間構造の変化
     4 民主主義をめぐる時間構造の変化
     5 世界政治をめぐる時間構造の重層化


     第Ⅱ部 政治的アクターと時間資源

    第3章 平和構築と時間── 逓減する正統性をめぐるポリティクス(中内政貴)
     1 平和構築におけるアクターと時間
     2 出口を目指す国際アクターと権力維持を目指す現地アクター
     3 政治体制の正統性と政策の正当性
     4 事例研究①ボスニア──国際アクターへの責任転嫁による民族主義の存続
     5 事例研究②コソヴォ──暫定統治の時間切れと民族主義の台頭
     6 政治資源としての時間の平和構築への影響

    第4章 介入主導国と時間── 対テロ戦争からの出口戦略をめぐって(中村長史)
     1 40年目の残された問い
     2 戦争の変貌と撤退の変容
     3 撤退決定が可能となる時
     4 アフガニスタンからの撤退決定
     5 「責任時間」の伸縮の限界

    第5章 主権国家/非国家主体と時間── トルコ政府とPKKの抗争を事例として(今井宏平)
     1 補助線としての時間概念
     2 トルコにおけるクルド人の反乱
     3 トルコ政府とPKKの時間感覚
     4 PKKの時熟時間の確保
     5 人的犠牲による政策変更
     6 主権国家は非国家主体よりも時間を有効に活用しているのか

    第6章 ヒバクシャと時間── ヒロシマ・ナガサキをめぐる時間資源と回帰的時間(佐藤史郎)
     1 語る/語らないヒバクシャ
     2 時間資源としてのヒロシマ・ナガサキ
     3 未来志向型と過去志向型の回帰的時間
     4 未来志向型の回帰的時間に生きるヒバクシャ
     5 過去志向型の回帰的時間に生きるヒバクシャ
     6 ヒロシマ・ナガサキの記憶を継承するために


     第Ⅲ部 政策プロセスと時間環境

    第7章 基地政策をめぐる時間── 沖縄と経路依存(川名晋史)
     1 基地の寿命
     2 システムとしての特性
     3 自己強化と経路依存
     4 摂動・配列
     5 集結と定着
     6 「環境」としての時間

    第8章 非対称紛争理論をめぐる時間── 時間戦略の可能性 (八木直人)
     1 非対称紛争と時間環境
     2 米国の公文書に見る非対称の変遷
     3 「戦略的非対称性」の系譜
     4 「非対称」の重層性
     5 主体の「非対称」──「大国の敗北」の背景
     6 戦略的相互作用の仮説──要因の非対称性
     7 「時間」戦略の可能性

    第9章 宇宙開発をめぐる時間── ディグローバル化と時間の復権(大庭弘継)
     1 グローバル化の延長としての宇宙開発
     2 宇宙開発の歴史と時間に関わる議論
     3 惑星の配列とタイミング
     4 ディグローバル化と時間の復権


     第Ⅳ部 近代的時間の再検討

    第10章 後期近代における時間── 技術(テクノロジー)と社会的加速への問い(西海洋志)
     1 グローバル化と社会的加速
     2 近代的な時間意識と技術への問い
     3 近代的な時間意識の展開と監視技術
     4 後期近代における時間とリアル・タイムの専制
     5 近代的な時間意識の隘路と時政学

    第11章 国際関係研究における時間論── 「脱・代入型/脱・脱却型」時政学の理論的展望(芝崎厚士)
     1 問題の所在と議論の要諦
     2 国際関係論における「時間論的転回」の展開
     3 哲学的時間論から見た(社会)科学──大森荘蔵
     4 比較社会学的時間論から見た(社会)科学──見田宗介(真木悠介)
     5 学問における時間論的解放と世界・人間における時間論的解放


    終 章 来たるべき時政学── ポスト・グローバル化時代の政治的なるもの(高橋良輔・山崎 望)
     1 時政学の方法論
     2 時間論的転回の第三期
     3 時政学研究の新たな地平

    あとがき  
    人名・事項索引
  • 出版社からのコメント

    4つのアプローチから現代政治のダイナミクスを再解釈。政治研究の時間論的転回を新たに提示する“時政学”への挑戦的研究
  • 内容紹介

    グローバリゼーションが臨界点に達する時代には、時間こそが政治の条件を規定する。本書では、政治学・国際関係論の研究者が、(1)「戦争」と時間構造の変容、(2)政治的アクターと時間資源、(3)政策プロセスと時間環境、そして(4)近代的時間の再検討、という四つのアプローチから現代政治のダイナミクスを再解釈する。地政学が席巻する現代世界のただなかで、政治研究の時間論的転回を新たに提示する“時政学”への挑戦的研究。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    高橋 良輔(タカハシ リョウスケ)
    1974年東京都生まれ。2006年青山学院大学大学院国際政治経済学研究科一貫制博士課程修了。博士(国際政治学)。現在、青山学院大学地球社会共生学部教授

    山崎 望(ヤマザキ ノゾム)
    1974年東京都生まれ。2006年東京大学大学院法学政治学研究科博士課程単位取得退学。現在、駒澤大学法学部政治学科教授
  • 著者について

    高橋 良輔 (タカハシ リョウスケ)
    2021年1月現在
    青山学院大学地球社会共生学部教授

    山崎 望 (ヤマザキ ノゾム)
    2021年1月現在
    駒澤大学法学部政治学科教授

時政学への挑戦―政治研究の時間論的転回(MINERVA人文・社会科学叢書) の商品スペック

商品仕様
出版社名:ミネルヴァ書房 ※出版地:京都
著者名:高橋 良輔(編著)/山崎 望(編著)
発行年月日:2021/01/30
ISBN-10:462308521X
ISBN-13:9784623085217
判型:A5
対象:専門
発行形態:全集叢書
内容:政治含む国防軍事
言語:日本語
ページ数:311ページ
縦:22cm
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