年金制度の不人気改革はなぜ実現したのか―1980~2016年改革のプロセス分析(MINERVA人文・社会科学叢書) [全集叢書]
    • 年金制度の不人気改革はなぜ実現したのか―1980~2016年改革のプロセス分析(MINERVA人文・社会科学叢書) [全...

    • ¥7,700231 ゴールドポイント(3%還元)
    • 在庫あり2025年7月27日日曜日までヨドバシエクストリームサービス便(無料)がお届け
100000009003373311

年金制度の不人気改革はなぜ実現したのか―1980~2016年改革のプロセス分析(MINERVA人文・社会科学叢書) [全集叢書]

価格:¥7,700(税込)
ゴールドポイント:231 ゴールドポイント(3%還元)(¥231相当)
お届け日:在庫あり今すぐのご注文で、2025年7月27日日曜日までヨドバシエクストリームサービス便(無料)がお届けします。届け先変更]詳しくはこちら
出版社:ミネルヴァ書房
販売開始日: 2021/01/26
お取り扱い: のお取り扱い商品です。
ご確認事項:返品不可

カテゴリランキング

店舗受け取りが可能です
マルチメディアAkibaマルチメディア梅田マルチメディア博多にて24時間営業時間外でもお受け取りいただけるようになりました

年金制度の不人気改革はなぜ実現したのか―1980~2016年改革のプロセス分析(MINERVA人文・社会科学叢書) の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    不人気改革とは、給付削減・負担増などの損失を国民に強いる改革の事である。本書は、1980~2016年に行われた日本の年金制度改革を、プロスペクト理論・言説的制度論・歴史的制度論に基づき考察したものである。不人気改革に関する言説の内容と言説が繰り出されたタイミング、言説が諸アクターに及ぼした影響、様々な改革の成功(または失敗)要因などを軸として時系列に分析。不人気改革のメカニズムを理論的に解き明かした一冊。
  • 目次

    まえがき

    序 章 不人気改革はなぜ実現したのか――本書の問い

    第1章 不人気改革の分析枠組み――ワーストケースシナリオと政策上の言説・政策アイディア
     1 年金制度における不人気改革分析の理論
     2 プロスペクト理論と不人気改革戦略
     3 言説的制度論と不人気改革の成否
     4 修正歴史的制度論と制度改革のパターン
     5 不人気改革のリサーチデザインと原因条件の分析
     6 不人気改革分析の射程

    第2章 厚生年金・共済年金の支給開始年齢の引き上げ――1980年改革で生じた明暗
     1 1980年改革における不人気改革のロジック――世代間の不公平論の嚆矢と負担の抑制
     2 審議会――審議会答申は厚生年金では割れ,共済年金では合意
     3 マスコミと世論――改革への反発
     4 1980年改革のプロセスと結果――支給開始年齢の引き上げは,共済年金では成功,厚生年金では失敗
     5 アイディアの欠如と自民党による拒否権の発動

    第3章 基礎年金導入による「一元化」と給付の削減――1985年改革と「官民格差」
     1 1985年改革における不人気改革のロジック――「一元化」と「官民格差」の是正による世代間公平の確保
     2 審議会――年金制度基本構想懇談会と社会保険審議会(厚生年金部会)による政策形成
     3 マスコミと世論―「官民格差」の是正への支持
     4 1985年改革のプロセスと結果――共有された「一元化」「官民格差」「女性の年金権」と基礎年金制度という新しい政策手段
     5 「官民格差」の是正と制度の「一元化」に対する支持

    第4章 報酬比例年金の支給開始年齢引き上げの再挑戦――1989年改革の失敗
     1 1989年改革における不人気改革のロジック――新しい政策手段と補償政策なき改革
     2 審議会―労働側委員の反発
     3 マスコミと世論――改革に対して割れた評価
     4 1989年改革のプロセスと結果――「避けて通れない」課題の先送り
     5 自民党内での拒否権の発動と超党派による改革の先送り

    第5章 「部分就労・部分年金」による支給開始年齢引き上げ――1994年改革がもたらした「3度目の正直」
     1 1994年改革における不人気改革のロジック――「部分就労・部分年金」を前面に押し出した改革戦略
     2 審議会―与党と厚生省が一体になった政策形成
     3 マスコミと世論―改革に対する肯定的な評価
     4 1994年改革のプロセスと結果――不人気改革から制度の再調整改革へ
     5 「部分就労・部分年金」と「65歳現役社会」への支持

    第6章 「5つの選択肢」と基礎年金国庫負担――2000年改革で生じた手柄争い
     1 2000年改革における不人気改革のロジック――「5つの選択肢」による改革戦略
     2 審議会―労働側委員の強い反発と多数派による改革案の是認
     3 マスコミと世論―年金制度に対する不信と改革への否定的態度
     4 2000年改革のプロセスと結果――不人気改革から制度再調整改革をめぐる手柄争いへ
     5 制度の再調整をめぐる連立政権内の手柄争い

    第7章 保険料固定方式という新しい政策手段――2004年改革で実現した給付抑制
     1 2004年改革における不人気改革のロジック――保険料(水準)固定方式による給付の抑制
     2 審議会――政策ネットワークと多数派による改革案の是認
     3 マスコミと世論―改革案に対して肯定から否定へ
     4 2004年改革のプロセスと結果――公明党・自民党の社労族・厚労省の三者連合の勝利
     5 負担サイドの不人気政策の総仕上げ

    第8章 課題の克服と民主党による新年金構想の挫折――2009・2012年改革で実現した補償政策
     1 2009年改革―2004年改革で残された課題への取り組み
     2 2012年改革――新年金構想の挫折と2004年改革で残された課題への対応
     3 新年金制度の高いハードルと現行制度の改善

    第9章 「将来の年金水準確保」に向けた年金給付削減――2016年改革での補償政策のさらなる提示
     1 2016年改革における不人気改革のロジック――2004年改革で予期しなかった経済情勢への対処
     2 審議会―オプション試算を通じた改革の打ち出し
     3 マスコミと世論―将来世代に向けた必要な改革との認識
     4 2016年改革のプロセスと結果――経済財政諮問会議・自民党・厚労省による改革の推進
     5 給付サイドの不人気改革の始まり

    終 章 不人気改革はどのように行われたのか――制度維持・再調整と制度の範囲・対象の拡大
     1 不人気改革のロジックのプロセストレーシング――補償政策の実施・政権の内部分裂・世論の変化
     2 不人気改革の類型―拒否権の発動と様々な改革の実施
     3 望ましい改革プロセスに向けて

    あとがき
    参考文献
    索  引
  • 内容紹介

    不人気改革とは、給付削減・負担増などの損失を国民に強いる改革の事である。本書は、1980?2016年に行われた日本の年金制度改革を、プロスペクト理論・言説的制度論・歴史的制度論に基づき考察したものである。不人気改革に関する言説の内容と言説が繰り出されたタイミング、言説が諸アクターに及ぼした影響、様々な改革の成功(または失敗)要因などを軸として時系列に分析。不人気改革のメカニズムを理論的に解き明かした一冊。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    鎮目 真人(シズメ マサト)
    1992年、立命館大学産業社会学部卒業。1996年、大阪府立大学大学院社会福祉学研究科博士後期課程中途退学。博士(社会福祉学)。北星学園大学、同志社女子大学を経て、立命館大学産業社会学部教授
  • 著者について

    鎮目 真人 (シズメ マサト)
    2021年1月現在
    立命館大学産業社会学部教授

年金制度の不人気改革はなぜ実現したのか―1980~2016年改革のプロセス分析(MINERVA人文・社会科学叢書) の商品スペック

商品仕様
出版社名:ミネルヴァ書房 ※出版地:京都
著者名:鎮目 真人(著)
発行年月日:2021/01/30
ISBN-10:4623090531
ISBN-13:9784623090532
判型:B5
対象:専門
発行形態:全集叢書
内容:経済・財政・統計
言語:日本語
ページ数:301ページ
縦:22cm
他のミネルヴァ書房の書籍を探す

    ミネルヴァ書房 年金制度の不人気改革はなぜ実現したのか―1980~2016年改革のプロセス分析(MINERVA人文・社会科学叢書) [全集叢書] に関するレビューとQ&A

    商品に関するご意見やご感想、購入者への質問をお待ちしています!