「人種」「民族」をどう教えるか―創られた概念の解体をめざして [単行本]
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「人種」「民族」をどう教えるか―創られた概念の解体をめざして [単行本]

中山 京子(編著)東 優也(編著)太田 満(編著)森茂 岳雄(編著)
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出版社:明石書店
販売開始日: 2020/12/25
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「人種」「民族」をどう教えるか―創られた概念の解体をめざして の 商品概要

  • 目次

    序章 今、「人種」「民族」を問う意義[中山京子]

    第Ⅰ部 教育において「人種」「民族」はどう認識され、論じられてきたか

    第1章 「人種」とヒトの多様性――学校でのまなびのために[竹沢泰子]
     1.「コーカソイド」「モンゴロイド」「ネグロイド」と西欧中心的な世界観
     2.ヒトの多様性をいかに教えるか
     3.日本における人種主義
     4.むすびに代えて――それでも「人種」「民族」を教える意味

    第2章 「人種」「民族」とは何か[中山京子・東優也]
     1.「人種」は概念である
     2.「人種」と「民族」
     3.人種主義
     4.新たな人種差別を生む「人種化」
     5.本書における「人種」
     コラム① 「人種」の言葉の起源[東優也]

    第3章 「人種」に関する認識[東優也・中山京子]
     1.「人種」「民族」に関するアンケート調査の先行研究
     2.大学生を対象としたアンケート調査
     3.教師の認識
     4.子どもの認識
     5.結語

    第4章 社会系教科の教科書記述に見る「人種」「民族」[東優也・太田満]
     1.先行研究が指摘する問題点
     2.小学校における明治時代から現在までの教科書記述の変遷
     3.小学校における明治時代から現在までの教科書記述の問題点
     4.現在使われている中学校社会科教科書の記述
     5.小中高等学校の教科書記述に見る人種記述の構図と問題点
     6.結語
     コラム② 小・中学生に「人種」「民族」をどう教えるか[太田満]

    第Ⅱ部 日本と外国で「人種」「民族」について授業でどう教えられてきたか

    第5章 日本における「人種」「民族」を取り上げた授業構想[東優也]
     1.日本の中等教育における「人種」に関する授業
     2.世界史教育における「人種」概念の再考――高橋健司の実践を例に
     3.先行事例の考察
     4.おわりに

    第6章 アメリカの初等・中等学校の人類学教育における「人種」言説と実践――1930年代~1960年代を中心に[森茂岳雄]
     1.1930年代から1940年にかけての人類学教授論における「人種」言説
     2.1950年代から1960年代初頭の人類学カリキュラムにおける「人種」学習論
     3.1962年から1970年代初頭にかけての人類学カリキュラム・プロジェクトの教材に見る「人種」
     4.結語

    第7章 外国では「人種」「民族」をどのように教えているか
     7.1 アメリカ・オーストラリアにおいて「人種」「民族」はどのように教えられているか[中山京子]
      1.アメリカ人類学会による教師用手引き“Race”より三つの授業案
      2.「人種」「民族」をテーマにした二つの授業案
      3.オーストラリア社会福祉省による「文化と人種、民族性」
      4.事例の考察
     7.2 台湾では先住民族についてどのように教えられているか――民族学習としての族群関係教育課程の可能性[森茂岳雄]
      1.台湾における族群の創出と原住民学習
      2.族群関係教育課程の構想
      3.結語――民族学習としての族群関係教育課程の可能性

    第8章 「人種」と「先住民族」に関する学習
     8.1 「人種」概念と「先住民族」[中山京子]
      1.「先住民族」が現れる構図
      2.「人種」と関わって「先住民族」を教育でどう語るか
     8.2 「人種」と日本の先住民族[太田満]
      1.レイシズムと日本の先住民族
      2.アイヌ文化学習の先にあるもの
      3.沖縄の米軍基地問題と「人種化」
     8.3 「人種」とアメリカ先住民族[中山京子]
      1.アメリカ先住民族のルーツ
      2.「食人種」としての「人種化」
      3.多様性と「レッドパワー」
      4.メディアや観光産業が創り出す「インディアン」
      5.アメリカ先住民族をテーマに「人種」「人種化」の視点から授業をつくる
     8.4 「人種」とパシフィック・アイランダー[中山京子]
      1.「パシフィック・アイランダー」の出現
      2.植民地主義時代による混血とマリアナ諸島の先住民族チャモロ
      3.「人種」「民族」は外からも中からも創られることを教える

    第Ⅲ部 学校で「人種」「民族」をどう教えるか

    第9章 「人種」をテーマにした授業づくりのために[中山京子]
     1.日本の教育風土が生んだ学問と教育現場の乖離
     2.教師にとっての「ヒトの多様性」と「区別」
     3.教室で「人種」を扱うことの難しさ
     4.身近なものを教材として活用することから始める

    第10章 「人種」を問い直す授業実践
     10.1 低学年児童と肌の色による区分や「肌色」表記を考える――グローバルな見方・考え方の育成をめざして[東優也]
      1.「肌色」と「肌の色」
      2.単元「人のちがいとはだの色」の概要
      3.子どもたちの学びの軌跡
      4.おわりに
     10.2 「人」へのまなざしを考える小学校実践――「人種化」された人びとや「人種」概念について考える[東優也]
      1.「特別の教科 道徳」の指導内容項目「国際理解・国際親善」に位置付ける
      2.単元「人へのまなざしを考える」の概要
      3.子どもたちの学びの軌跡
      4.おわりに
     コラム③ 「ハンセン病」と「人種化」[中山京子]
     10.3 「人種」という言葉を問い直す――だれもが自分らしく生きられる社会をつくるために[織田雪江]
      1.「人種」という言葉を生徒と問うきっかけ
      2.単元の構成
      3.小単元「『人種』という言葉を問い直す」の概要
      4.生徒の学びの軌跡
      5.おわりに
     コラム④ 「ハーフ」か「ダブル」か――「人種」的に混合している人たちのための権利の章典[太田満]

    第11章 小学校における授業構想
     11.1 小学校中学年の子どもと主人公を色で強調することを考える――絵本やモノから「いいのかな」を探す[中山京子]
      1.単元開発に向けて
      2.単元の詳細
     11.2 高学年児童に「人種は創られた概念である」ことを教える――「人種」はない?[中山京子]
      1.単元開発に向けて
      2.単元の詳細

    第12章 中学校における授業構想
     12.1 民族問題やレイシズムを現代日本の事例から考える――沖縄の人びとの意識と米軍基地[太田満]
      1.単元開発に向けて
      2.単元の詳細
     コラム⑤ 人種主義と部落問題[太田満]
     12.2 分離するアメリカ、混合するアメリカ――多民族社会の形成と「人種」[森茂岳雄]
      1.単元開発に向けて
      2.単元の詳細
     コラム⑥ Hapa――ハイブリッド化するアメリカ社会[森茂岳雄]

    第13章 高等学校における授業構想
     13.1 ナチス時代の「ドイツ人/ユダヤ人」から「人種」を考える[高橋健司]
      1.単元開発に向けて
      2.単元の詳細
     13.2 歴史総合の授業で不可視化された先住民族の過去を考える[太田満]
      1.単元開発に向けて
      2.単元の詳細

     あとがき
     索引
     執筆者紹介
  • 内容紹介

    社会的に創られた概念であるのに、実体化されて差別や偏見を生んでいる「人種」「民族」をどう教えるか。学術的見地からみた正しい認識と、これまでに日本や海外で行われた授業実践の蓄積を踏まえて、教師が教えるための小・中・高の授業プランを提案する。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    中山 京子(ナカヤマ キョウコ)
    帝京大学。専門は社会科教育、国際理解教育

    東 優也(アズマ ユウヤ)
    海老名市立東柏ヶ谷小学校。専門は国際理解教育、英語教育

    太田 満(オオタ ミツル)
    奈良教育大学。専門は、社会科教育、国際理解教育

    森茂 岳雄(モリモ タケオ)
    中央大学。専門は多文化教育、国際理解教育、社会科教育
  • 著者について

    中山 京子 (ナカヤマ キョウコ)
    帝京大学。専門は社会科教育、国際理解教育。主な著作に、『先住民学習とポストコロニアル人類学』(御お茶の水書房、2012年)、『グアム・チャモロダンスの挑戦――失われた伝統・文化を再創造する』(明石書店、2018年)、『グアム・サイパン・マリアナ諸島を知るための54章』(編著、明石書店、2012年)など。

    東 優也 (アズマ ユウヤ)
    海老名市立東柏ケ谷小学校。専門は国際理解教育、英語教育。主な著作に、「地球的課題『人種』『民族』概念とグローバル教育――グローバルな見方・考え方の育成をめざして」日本グローバル教育学会編『グローバル教育』第21号、18-33頁(2019年)、「『人種』をテーマにした小学校における実践――『人種』概念の捉え直しを試みる」日本国際理解教育学会編『国際理解教育』第26号、3-12頁(明石書店、2020年)、「海外体験学習における学びの変容と市民性」子島進・藤原孝章編『大学における海外体験学習への挑戦』(共著、ナカニシヤ出版、2017年)など。

    太田 満 (オオタ ミツル)
    奈良教育大学。専門は、社会科教育、国際理解教育。主な著作に、『小学校の多文化歴史教育――授業構成とカリキュラム開発』(明石書店、2020年)、『中国・サハリン残留日本人の歴史と体験――北東アジアの過去と現在を次世代に伝えるために』(明石書店、2019年)、「多民族学習としての小学校歴史学習――アイヌ史の位置づけを中心に」日本社会科教育学会『社会科教育研究』No.117(2012年)など。

    森茂 岳雄 (モリモ タケオ)
    中央大学。専門は多文化教育、国際理解教育、社会科教育。主な著作に、『社会科における多文化教育――多様性・社会正義・公正を学ぶ』(共編著、明石書店、2019年)、『公共人類学』(共著、東京大学出版会、2014年)、『真珠湾を語る――歴史・記憶・教育』(共編著、東京大学出版会、2011年)など。

「人種」「民族」をどう教えるか―創られた概念の解体をめざして の商品スペック

商品仕様
出版社名:明石書店
著者名:中山 京子(編著)/東 優也(編著)/太田 満(編著)/森茂 岳雄(編著)
発行年月日:2020/12/25
ISBN-10:4750351288
ISBN-13:9784750351285
判型:A5
対象:一般
発行形態:単行本
内容:社会
言語:日本語
ページ数:292ページ
縦:21cm
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