悪魔の細菌―超多剤耐性菌から夫を救った科学者の戦い [単行本]

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悪魔の細菌―超多剤耐性菌から夫を救った科学者の戦い [単行本]

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出版社:中央公論新社
販売開始日: 2021/02/22
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悪魔の細菌―超多剤耐性菌から夫を救った科学者の戦い の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    ほとんどの抗生物質が効かない多剤耐性菌に感染した夫。絶望の中、妻は論文を読み漁り、忘れられた治療法を見つけ出す。スーパーバグを「食べる」ウイルスの大捜索が始まった!最大の致死性を持つ超多剤耐性菌「スーパーバグ」との格闘。
  • 目次(「BOOK」データベースより)

    第1部 死を呼ぶヒッチハイカー(不意打ち;脅しの空気 ほか)
    第2部 「ESKAPE」からは逃げられない(帰宅;多剤耐性菌 ほか)
    第3部 完璧な捕食者(毒をもって毒を制す;完璧な捕食者 ほか)
    第4部 進化のダンス(ブラッドオレンジの木;真実の瞬間 ほか)
  • 出版社からのコメント

    旅行中、超多剤耐性菌スーパーバグに感染し、生死の境をさまよう夫。天敵ウイルスによる治療にかける妻。話題のノンフィクション。、
  • 内容紹介

    か弱い細菌ごときの策略に引っかかるなんて、思ってもみなかった。


    私は大陸を股にかけて殺人ウイルスを追跡し、AIDSに対する戦争を仕掛けてきた。ある時は戦いの最前線に立ち、ある時は世界規模での政策立案に携わる人々と議論のテーブルを囲みながら。そう、ウイルスは恐るべき存在だった。では、細菌は? 大した敵ではない。少なくとも、この細菌は恐れるに値しない相手のはずだった。


    私は感染症を専門とする疫学者だ。アメリカの大きな大学で国際保健研究所の所長も務めている。他の誰でもなく私こそ、この細菌から自分の夫を守ることができてしかるべきだった。最後にこの細菌を見たのは、大学院に入る前の学部生時代のことだ。私たち学生は、研究室での初歩的な実験で、この細菌を気軽に扱っていた。いつの日か、この細菌の変異体がお前たちを死の淵に追いやり、お前はそのうち、殺し屋ウイルスの大群を注射して夫を救おうとする……。当時、誰かにそう言われていたら、私は相手の頭がおかしくなったのかと思っただろう。だが今、私たちはまさにその言葉通りの状況を迎えていた。              ――本書より
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    ストラスディー,ステファニー(ストラスディー,ステファニー/Strathdee,Steffanie)
    ステファニー(ステフ)・ストラスディー。学士号、修士号、博士号をトロント大学で取得。カナダとアメリカの二重国籍を持ち、カリフォルニア大学サンディエゴ校(UCSD)医学部で国際保健科学部門の副部門長、ハロルド・サイモン寄付講座教授を務める他、革新的ファージ応用・治療学(IPATH)センターおよびUCSD国際保健研究所の共同所長、ジョンズ・ホプキンズ大学およびサイモン・フレーザー大学の非常勤講師を務める

    パターソン,トーマス(パターソン,トーマス/Patterson,Thomas)
    トーマス(トム)・パターソン。教養学士号をサンディエゴ州立大学、修士号をジョージア大学、博士号をカリフォルニア大学リバーサイド校で取得。進化社会生物学者、実験心理学者。カリフォルニア大学サンディエゴ校(UCSD)精神医学科の特別教授であり、HIV陽性者とHIV感染および性感染症伝染の高リスク者への行動的介入の専門家。ストラスディーと、夫婦で研究チームを組み、『The Perfect Predator』は二人の初の共著書である

    バーカー,テレサ・H.(バーカー,テレサH./Barker,Teresa H.)
    キャリアジャーナリスト、書籍共著者。健康、子育て、子供の発達、スピリチュアリティ、創造性、加齢などの分野において多くの書籍を共著者として出版してきた

    坪子 理美(ツボコ サトミ)
    1986年栃木県生まれ。翻訳者。博士(理学)。東京大学理学部生物学科卒業、同大学院理学系研究科生物科学専攻博士課程修了。東京大学ライフイノベーション・リーディング大学院修了
  • 著者について

    ステファニー・ストラスディー
    公衆衛生学者、疫学者。米国・カリフォルニア大学サンディエゴ校医学部教授。本書の題材となったファージ療法の考案経験から、現在、同大学で「革新的ファージ応用・治療研究センター」の長を務める。『タイム』誌により「ヘルスケアにおいて最も影響力の大きい人物50 名」に選出。

    トーマス・パターソン
    進化社会学者、心理学者。米国・カリフォルニア大学サンディエゴ校精神医学科教授。貧困地域等でのフィールドワークにより、エイズウィルスへの感染リスクを高める行動を明らかにした。統合失調症患者の生活機能を評価する国際的基準を確立し、二十六の言語に翻訳される。本書の執筆においては、闘病中の回想部を担当。

    テレサ・H・バーカー
    ジャーナリスト。医師・研究者らのインタビューや、専門家との共著による書籍執筆を得意とする。共著を担当したノンフィクション書は『ニューヨーク・タイムズ』紙等で高い評価を受けており、ウォールストリートジャーナル紙で「今年のノンフィクション書10 選」に選ばれた実績を持つ。

    坪子理美 (ツボコサトミ)
    1986年栃木県生まれ。翻訳者。博士(理学)。東京大学理学部生物学科卒業、同大学院理学系研究科生物科学専攻博士課程修了。 東京大学ライフイノベーション・リーディング大学院修了。訳書に『なぜ科学はストーリーを必要としているのか--ハリウッドに学んだ伝える技術』(ランディ・オルソン著、慶應義塾大学出版会)、『性と愛の脳科学--新たな愛の物語』(ラリー・ヤング、ブライアン・アレグザンダー著、中央公論新社)等。『自閉症遺伝子--見つからない遺伝子をめぐって』(ベルトラン・ジョルダン著、中央公論新社)の解説を担当。

悪魔の細菌―超多剤耐性菌から夫を救った科学者の戦い の商品スペック

商品仕様
出版社名:中央公論新社
著者名:ステファニー ストラスディー(著)/トーマス パターソン(著)/テレサ・H. バーカー(執筆協力)/坪子 理美(訳)
発行年月日:2021/02/25
ISBN-10:4120054039
ISBN-13:9784120054037
判型:B6
対象:一般
発行形態:単行本
内容:医学・薬学・歯学
言語:日本語
ページ数:421ページ
縦:20cm
その他: 原書名: THE PERFECT PREDATOR:A scientist's race to save her husband from a deadly superbug〈Strathdee,Steffanie;Patterson,Thomas;Barker,Teresa H.〉
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