信仰と想像力の哲学―ジョン・デューイとアメリカ哲学の系譜 [単行本]
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信仰と想像力の哲学―ジョン・デューイとアメリカ哲学の系譜 [単行本]

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出版社:勁草書房
販売開始日: 2021/02/20
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信仰と想像力の哲学―ジョン・デューイとアメリカ哲学の系譜 の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    アメリカを考えることは、「私たち」を考えることだ。デューイという「集合知」を通して、アメリカ知識人の社会批評をたどる。
  • 目次

    導入 ジョン・デューイはどうして宗教哲学者なのか
     1 彼の知的ポートレイト
     2 宗教はなぜ哲学の問題になるのか
     3 デューイはなぜ検討されねばならないか
     4 議論の手順や構成について

    序論 A Common Faithはなぜそう呼ばれるか──共同性、想像力、歴史
     1 宗教哲学の主要概念──信仰、共同性、敬虔
     2 デューイ宗教哲学における「信仰」の構造
     3 なぜ宗教は共同性の問題になるのか
     4 どのようにして信仰の共同性は拡大するか
     5 どこまで共同性が認められうるのか──機械や動物は「人類」か

    第一部 近代アメリカにおける消費・政治・宗教

    第一章 近代アメリカにおける大衆消費社会の生成と構造
     1 シカゴ万博から消費社会へ──ブーアスティンとその批判者
     2 近代アメリカの三つの革命──グラフィック革命、民主化、生産体制
     3 イメージと疑似イベント
     4 消費の社会的影響──オリジナルとコピーの行方
     5 消費は感性を書き換える
     6 アメリカ的生活様式と、その共同性

    第二章 「リベラリズムは豚を焼くために納屋を焼いてしまった」──リップマンとデューイの先入見論
     1 複雑な社会、漂流する個人──リップマン=デューイ論争の解体
     2 「ボヘミアの海岸」が描かれていない地図──外的制約とステレオタイプ
     3 近代社会におけるステレオタイプの機能と、専門家への疑義
     4 豚を焼くために納屋を焼く──リップマンの隘路
     5 探偵と衣服、そして初心
     6 見失われた道筋──「論争」の先へ

    第三章 不安定な覚醒者たちの連帯──憂鬱、科学的方法、レトリック
     1 「覚醒」の時代における民主主義
     2 病める魂、回心による解放、近代的な憂鬱
     3 覚醒者の手記とその解釈
     4 解釈における二つのスタイル──教義的方法と科学的方法
     5 私たちはいつでも中間のどこかにいる
     6 他者との不一致を知るための間文化的視点

    第四章 介入する部外者たちの重なり合う関心──二つの公私概念と公私の境界設定をめぐって
     1 「公共」哲学者、ジョン・デューイ?
     2 当事者ではなく、アウトサイダーの公共性──動物心理学からの影響
     3 脱地域化と、介入する公衆──ウェルズ、ウォラス、リップマンからの影響
     4 公私の境界設定と「物質文化」の問題
     5 CFにおける「重なり合う関心」──デューイ、ローティ、ロールズ

    第二部 信仰と想像力の哲学

    第五章 創造的想像力と自然化されたロマン主義──心理学から宗教学へ
     1 ロマン主義的遺産の相続者、ジョン・デューイ
     2 想像力の概念史
     3 Psychologyの想像力論
     4 A Common Faithの想像力論

    第六章 消費者に自己超越は可能か──ブーアスティン、デューイ、ニーバー
     1 ジャズエイジ、あるいは一九二〇年代に由来する「期待」
     2 イメージに飲み込まれる社会──産業と消費者の観点から
     3 消費は理想を台無しにする──ブーアスティンとスコット・フィッツジェラルド
     4 経験にある理想の芽を育てること
     5 理想概念の由来と展開──ラウシェンブッシュとC・S・パース
     6 共感、敬虔、有限性
     7 ニーバーにおいて、ニーバーを超えて

    第七章 画一性のディストピアを超えるための二つの戦略──A Common Faithを読むエーリッヒ・フロム
     1 豊かな郊外に現出する画一性のディストピア
     2 ジョン・デューイを読むエーリッヒ・フロム
     3 フロムの脱宗教的宗教論
     4 テクストにおける痕跡の抹消
     5 幼児固着と孤立的人間観──二人の批判対象 
     6 愛と治療か、普通人の協働か
     7 精神分析家と教師──導き手について
     8 「共感」を通じた自律の達成

    第八章 民主主義へのジェファーソン的「信仰」──政治的疎外、自然権、楽観性
     1 複雑化する社会における自己統治のジレンマ
     2 過大な期待と主権の神話──リップマンとブーアスティン
     3 二人のジェファーソン
     4 制度構築的な反制度主義
     5 民主主義以前の「信頼」
     6 デューイ哲学が楽観的であるとはどういうことか
     7 未来への責任と楽観性

    終章 知を欲望する、地図を手にする、庭を耕す──図書館と現場を行き来する哲学
     1 お上品な伝統と、変化を抑圧する哲学
     2 形而上学の回避と、文化としての哲学
     3 知への欲望としての哲学
     4 地図、図書館、庭園

    あとがき
    参考文献一覧
    人名索引
  • 内容紹介

    アメリカを考えることは、「私たち」を考えることだ。デューイという「集合知」を通して、アメリカ知識人たちの社会批評をたどる。

    「過去を取り消せないが、未来には働きかけられる」。他者と状況から学びつつ思考したデューイは、保守的かつリベラルな未来志向の哲学を構想した。プラグマティストは近代化にどう応答したのか。大衆社会論、心理学、神学、ロマン主義、自然主義、パース、ジェイムズ、ローティなどとの線を結び、アメリカ哲学の新しい星座を描く。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    谷川 嘉浩(タニガワ ヨシヒロ)
    1990年生まれ。京都大学大学院人間・環境学研究科博士後期課程修了。博士(人間・環境学)。京都市立芸術大学美術学部デザイン科特任講師ほか
  • 著者について

    谷川 嘉浩 (タニガワ ヨシヒロ)
    谷川 嘉浩(たにがわ よしひろ) 博士(人間・環境学)。1990年生まれ。京都大学大学院人間・環境学研究科博士後期課程修了。京都市立芸術大学美術学部デザイン科プロダクト・デザイン専攻特任講師。単著に『信仰と想像力の哲学:ジョン・デューイとアメリカ哲学の系譜』勁草書房。共著に、『ゆるレポ:卒論・レポートに役立つ「現代社会」と「メディア・コンテンツ」に関する40 の研究』人文書院、『フューチャー・デザインと哲学:世代を超えた対話』勁草書房、Whole Person Education in East Asian Universities: Perspectives from Philosophy and Beyond, Routledge、『メディア・コンテンツ・スタディーズ:分析・考察・創造のための方法論』ナカニシヤ出版、『今からはじめる哲学入門』京都大学出版会、『読書会の教室:本がつなげる新たな出会い 参加・開催・運営の方法』晶文社。

信仰と想像力の哲学―ジョン・デューイとアメリカ哲学の系譜 の商品スペック

商品仕様
出版社名:勁草書房
著者名:谷川 嘉浩(著)
発行年月日:2021/02/20
ISBN-10:4326102926
ISBN-13:9784326102921
判型:A5
対象:専門
発行形態:単行本
内容:哲学
言語:日本語
ページ数:377ページ ※351,26P
縦:22cm
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