食農倫理学の長い旅―"食べる"のどこに倫理はあるのか [単行本]
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食農倫理学の長い旅―"食べる"のどこに倫理はあるのか [単行本]

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出版社:勁草書房
販売開始日: 2021/03/22
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食農倫理学の長い旅―"食べる"のどこに倫理はあるのか の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    “食べる”に偏在する倫理。Food Ethicsを30年以上牽引してきた著者の集大成。北米社会哲学協会2015年「今年の1冊」、待望の邦訳!遺伝子組み換え作物はNG?私たちは飢餓地域にもっと食料援助するべき?不信と分断を生み出す主張の単純化を越え、「皆が食べ続けることができる社会の姿」を探求する思考の旅へ。
  • 目次

    謝 辞
    日本語版序文

    はじめに──倫理学についての概略を添えて
     食農倫理学の旅の始まり
     倫理学とは何か
     哲学者の方法について──権利論、美徳理論、功利主義
     私の方法について──探究と学習サイクル

    1 あなたはあなたの食べる物では決まらない
     食べものに対する考察はなぜ長い間なされてこなかったのか
     食農倫理学と社会的公正
     食農倫理学と環境問題
     食農倫理学とリスク
     食農倫理学と文化的アイデンティティ
     食農倫理学と自由主義社会
     自由主義が食農倫理学にもたらす課題
     結 論

    2 食農倫理学と社会的不公正
     フードシステムにおける不公正
     哲学的問題としての不公正
     人種、ジェンダー、民族性と不公正
     食料運動
     食料安全保障と食料主権
     結 論

    3 食生活の倫理と肥満
     古代と中世の飲食論
     現代の飲食論
     飲食論の新しい展開
     個々の因果関係と個人の道徳的責任
     社会・文化的な因果関係と責任追及
     医学的な因果関係とその道徳的意味
     結 論

    4 食農倫理学の根本問題
     道徳的問題としての飢餓
     アマルティア・センの貧困と飢饉
     帰ってきた道徳的問題としての飢餓
     貧しい農業従事者のための食料安全保障
     倫理学的観点からの分析
     なぜ農家が道徳的に重要なのか
     小規模農家のために、あと少し言いたいこと
     結 論

    5 家畜福祉と食肉生産の倫理
     動物倫理の復活
     家畜生産の倫理
     動物福祉の三つの領域
     家畜福祉の向上──いくつかの思考実験
     少しでもましな答えは何か?
     制約のある選択の倫理
     結 論

    6 フードシステムと環境への影響──地場産の魅惑
     農業の持続可能性
     持続可能な開発とは何か──哲学的な幕間
     資源充足性の倫理
     アグラリアン哲学とは何か──哲学的な幕間
     機能的統合性の倫理
     現代の論争
     結 論

    7 緑の革命型の食品技術とその満たされなさ
     ひも解かれた道徳問題
     飢餓の倫理と緑の革命型開発
     農業バイオテクノロジーに対する反論①──予防
     農業バイオテクノロジーに対する反論②──社会的公正
     農業バイオテクノロジーに対する反論③──自然性と「選択」
     農業バイオテクノロジーに対する反論④──徳倫理
     点をつなぐ
     農業バイオテクノロジーに対する反論⑤──美徳の倫理と成功の可能性
     倫理的に肝心なこと
     結 論

    8 再考、今度は想いを添えて──倫理、リスク、そして食の未来
     倫理、専門知識、リスク
     新しい食料技術は十分にテストされたか
     食品安全性の倫理
     哲学的論争としてのバイオテクノロジー論議
     二人のトンプソンの相違点──合理性と倫理
     二人のトンプソンの相違点──農業科学の哲学
     結 論

    原 注
    訳 注
    訳者解説
    参考文献一覧
    人名索引
    事項索引
  • 内容紹介

    皆が食べ続けることができる食べ方とはどのようなものか。生産の効率性に重きを置く市場原理主義的なフードシステムのあり方を問う。

    生産者や流通業者、消費者それぞれの立場から望ましいフードシステムと食事のあり方とは。トピック間のつながりを明らかにしながら市場原理主義的なフードシステムを問う。30年超に亘りfood studiesをけん引してきた著者の集大成であり、北米社会哲学協会による2015年「今年の1冊」に選出された書を待望の訳出。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    トンプソン,ポール・B.(トンプソン,ポールB./Thompson,Paul B.)
    1951年生。ミシガン州立大学哲学科教授。農業におけるバイオテクノロジーや食に関する倫理学・哲学的な考察を行った15冊の単著と編著、200以上の査読付き論文の著者・共著者である。From Field to Fork:Food Ethics for Everyone(2015)は、北米社会哲学協会が選出する2015年の「今年の1冊」となった。2017年にWilliam J.Beal賞を受賞

    太田 和彦(オオタ カズヒコ)
    1985年生。総合地球環境学研究所助教。東京農工大学連合農学研究科修了。博士(農学)
  • 著者について

    ポール・B・トンプソン (ポール トンプソン)
    ポール・B・トンプソン(Paul B. Thompson)
    ミシガン州立大学哲学科および農学食品資源経済学部、コミュニティ・サステナビリティ学部教授。農業におけるバイオテクノロジーや食に関する倫理学・哲学的な考察を行っている。From Field to Fork: Food Ethics for Everyone(2015)(太田和彦訳『食農倫理学の長い旅:〈食べる〉のどこに倫理はあるのか』勁草書房、2021年)は、北米社会哲学協会が選出する2015年の「今年の1冊」となった。2017年にWilliam J. Beal賞を受賞。


    太田 和彦 (オオタ カズヒコ)
    太田和彦(おおたかずひこ)
    1985年生。総合地球環境学研究所助教。東京農工大学連合農学研究科修了。博士(農学)。訳書にポール・B・トンプソン『〈土〉という精神:アメリカの環境倫理と農業』農林統計出版、2017年など。

食農倫理学の長い旅―"食べる"のどこに倫理はあるのか の商品スペック

商品仕様
出版社名:勁草書房
著者名:ポール・B. トンプソン(著)/太田 和彦(訳)
発行年月日:2021/02/25
ISBN-10:4326154683
ISBN-13:9784326154685
判型:B6
対象:専門
発行形態:単行本
内容:倫理学
言語:日本語
ページ数:395ページ ※357,38P
縦:20cm
その他: 原書名: From Field to Fork:Food Ethics for Everyone〈Thompson,Paul B.〉
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