戦争障害者の社会史―20世紀ドイツの経験と福祉国家 [単行本]
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戦争障害者の社会史―20世紀ドイツの経験と福祉国家 [単行本]

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出版社:名古屋大学出版
販売開始日: 2021/03/09
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戦争障害者の社会史―20世紀ドイツの経験と福祉国家 の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    二度の大戦により、300万人におよぶ大量の戦争障害者を生み出したドイツで、国家に奉仕した「英雄」はどのようなその後を生きたのか。公的支援や医療の発達、義肢や盲導犬などの補助具の発展と、他方での差別や貧困、ナチへの傾倒などの多面的な実態を丁寧に描き、現代福祉の淵源を示す。
  • 目次

    序 章 戦争障害者の時代
    ――社会国家のもう一つの源流

    第I部 第一次世界大戦へ
    第1章 英雄か「怪物」か
    ――第一次世界大戦までの戦争障害者支援
    はじめに
    一 近代以前の表象と支援
    二 国民軍の創設と民間慈善の組織化
    三 統一戦争期の戦争障害者支援――軍事年金法の拡充
    四 第一次世界大戦前の状況――一九〇六年の軍事年金法改正
    おわりに

    第2章 「労働による自立」
    ――第一次世界大戦下の戦争障害者支援
    はじめに
    一 開戦時の戦争障害者支援
    二 戦争障害者支援の拡充――医療支援
    三 「労働による自立」の貫徹――戦争障害者への就労支援
    四 農村移住
    おわりに

    第II部 戦間期
    第3章 「帰還者」の相互支援
    ――戦争障害者の組織化と政治化
    はじめに
    一 在郷軍人会と「キフホイザー同盟」
    二 ヴァイマル期の除隊者・戦争障害者の組織化
    三 ナチ党政権下における「合一」
    おわりに

    第4章 「生きた戦争記念碑」
    ――戦争障害者へのまなざし
    はじめに
    一 戦争障害者という呼称
    二 誰が戦争障害者か?
    三 戦争障害者の男性性
    四 英雄からパリアへ
    おわりに

    第5章 「リサイクル」される戦争障害者
    ――国家援護の法制化
    はじめに
    一 戦争障害者支援の統合――全国援護法と軍事援護法
    二 戦争障害者の就労状況
    三 経済危機下の戦争障害者
    おわりに

    補論1 盲導犬
    ――戦争障害者のための「支援器具」
    はじめに
    一 戦時下の救護犬
    二 第一次世界大戦下の戦争障害者支援と盲導犬の育成開始
    三 戦争失明者から一般市民の視覚障害者へ
    四 盲導犬に対する社会からのまなざし
    五 ナチ政権下の変容
    六 戦後の再建
    おわりに――「支援器具」としての盲導犬

    第III部 第二次世界大戦から二つのドイツへ
    第6章 「戦争障害者は第一の市民である」
    ――ナチ党支配下の戦争障害者支援
    はじめに
    一 「民族共同体」の一員としての戦争障害者
    二 国防軍援護法の制定
    三 労働力としての戦争障害者――戦時動員の一形態
    四 戦争障害者の自己意識と家族の感情
    おわりに

    第7章 「受肉した」敗戦の象徴
    ――占領統治下における再建と変容
    はじめに
    一 瓦礫社会からの出発
    二 戦争犠牲者支援の停止
    三 自主的な戦争障害者支援の展開
    おわりに

    第8章 「五つ目の車輪にはならない」
    ――西ドイツの戦争障害者支援
    はじめに
    一 西ドイツにおける国家援護の要求
    二 戦争障害者への就労支援とその功罪
    三 家族のなかの戦争障害者
    おわりに

    補論2 戦争記念碑と戦争墓
    ――戦争障害者支援の一形態
    はじめに
    一 ドイツにおける近代的な戦争記念碑の発展
    二 第一次世界大戦後の戦争記念碑――ヨーロッパ的な共時性、時代を超えた普遍性
    三 戦没兵士の帰還――戦争墓の設置
    四 「栄誉の碑」設置をめぐる議論
    五 第二次世界大戦後の戦争墓区画の再編
    おわりに――「栄誉の墓」が表象するもの

    終章 戦争障害者支援からみえてくるもの

    あとがき

    参考文献
    初出一覧
    図表一覧
    索引
  • 出版社からのコメント

    国家に奉仕した「英雄」はどのようなその後を生きたのか。公的支援や補助具の発展から、現代福祉の起源を示す。
  • 内容紹介

    二度の大戦により、300万人におよぶ大量の戦争障害者を生み出したドイツで、国家に奉仕した「英雄」はどのようなその後を生きたのか。公的支援や医療の発達、義肢や盲導犬などの補助具の発展と、他方での差別や貧困、ナチへの傾倒などの多面的な実態を丁寧に描き、現代福祉の淵源を示す。

    図書館選書
    国家に奉仕した「英雄」はどのようなその後を生きたのか。公的支援や補助具の発展と、他方での差別やナチへの傾倒などの実態を丁寧に描き、現代福祉の起源を示す。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    北村 陽子(キタムラ ヨウコ)
    2004年名古屋大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。愛知工業大学基礎教育センター准教授を経て、名古屋大学大学院人文学研究科准教授、博士(歴史学)
  • 著者について

    北村 陽子 (キタムラ ヨウコ)
    2004年、名古屋大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。愛知工業大学基礎教育センター准教授を経て、現在、名古屋大学大学院人文学研究科准教授、博士(歴史学)。

戦争障害者の社会史―20世紀ドイツの経験と福祉国家 の商品スペック

商品仕様
出版社名:名古屋大学出版会 ※出版地:名古屋
著者名:北村 陽子(著)
発行年月日:2021/02/28
ISBN-10:4815810176
ISBN-13:9784815810177
判型:A5
発売社名:名古屋大学出版会
対象:専門
発行形態:単行本
内容:外国歴史
言語:日本語
ページ数:355ページ ※290,65P
縦:22cm
厚さ:3cm
重量:640g
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