関係を育てる心理臨床―どのようにこころをかよわせあうのか専門家への手びき [単行本]
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関係を育てる心理臨床―どのようにこころをかよわせあうのか専門家への手びき [単行本]

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出版社:日本評論社
販売開始日: 2021/03/24
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関係を育てる心理臨床―どのようにこころをかよわせあうのか専門家への手びき の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    心理臨床40年の著者が語り下ろす渾身のセラピー。
  • 目次

    刊行に寄せて……………神田橋條治
    はじめに
      待合室からはじまる「はじめまして」
      子どもはからだの感覚でキャッチする
      からだを介した共感
      「生きた発達」に出会う
      こころを動かし、自分の気持ちをつかうこと
      心理臨床家の仕事
      なぜ私は専門用語をつかわないようにしているのか

    第1章 発達相談という心理臨床

      発達相談って?!
      発達相談の様相

    1 子どもの側の視点から
      赤い輪の魔法
      三人で一緒の空間を
      からだの張りと精神発達との関係
      発達課題で母子をつなぐ
      読みとってくれる他者がいることで
      より細やかにモノと関われるように
      母子の間にかけるかけ橋

    2 お母さんの側の視点から
      穏やかさという不思議な出会い
      インタビューから見えてきた世界
      わが子をひきうけるための知恵として―強い響きをもつふたつのことば
      気持ちのかたまりが溶けてゆくように
      過剰にいれこむ時期もきて
      自分に期待したりがっかりしたりをくり返し……

    3 ミカちゃんとお母さんのケースから
      はじめて会った時のお母さん
      はじめて会ったときのミカちゃん―弱々しくだけど笑ったよ
      二回目以降一歳まで―子どもの発達に希望が持てるということ
      一歳をすぎて二歳まで―モノを投げる、かんしゃくをおこす
      お母さんが子育ての協力者をふやしていく
      二歳をすぎて―ミカちゃん、ふたたび落ち着く
      三歳以降―プレイルームでの関わりで
      お母さんとまわりの関係がやわらかくなる
      四歳以降学齢期まで―家族の関係もより豊かに
      あらためてケースから感じ、考えたこと

    第2章 ひとりぼっちの世界から関係性の世界への旅
    ――抱える関係に支えられて

      なぜこのケースを書くのか

    1 彼女が病院にきて、ここで相談をすることにきめるまで
      初回の関わり
      以降五回目までの関わり

    2  最初の一年目が終わる頃までの面接
      〝あれ〟と〝これ〟がごっちゃになる
      話したいことを話せるようにメモをとる
      なじりあいのけんか面接とそこから得た気づき
      これまで自分を支えてきたもの

    3  二年目(翌年の一月~一二月) の面接のなかから
      前の治療者のメッセージの翻訳を
      一度つながった関係は続いてゆく
      自分の不安に気づいてゆく
      押し込めてきた自分の気持ちが蘇ってくる
      おっさんと大おっさんの関係をたとえとして
      どう生きてゆくかの迷い

     4  三年目の面接のなかから
      バラバラだったものがつながってゆく
      雰囲気の世界が彼女を支える
      肝心なところは〝横並び〟の関係で
      手紙をめぐって

     5  四年目の面接のなかから
      ひとのせいにする
      余裕がでてきて素直になって
      先生抱きついてもいいですか
      一生懸命考えて
      セラピーがふつうの雰囲気になってきた

     6  五年目の面接のなかから
      留学の話と関係を育てること
      思わずでた捨てゼリフ
      危機を何とかのりこえて
      自分の足で歩いている感覚
      頼れる人や助けてくれる人がふえてきて
      仕事という現実的な問題をめぐって
      次の危機とたちなおり
      なまなましく言う、は彼女の工夫
      キャッチボールがうまくなる

     7  留学中と戻ってから
      あらためてケースから感じ、考えたこと

    第3章 私の話を聞いてください――重度に近い中度知的障碍のある女性が自
    分につながってゆく旅

      なぜこのケースを書くのか

     1  カナさんとの出会い
      相談がはじまるまでの経過

     2  相談の経過をたどりながら
      第一期(半年がすぎる頃まで)―関わり方の模索がはじまる
      第二期(二年半がすぎる頃まで)―自分の思いをことばでつかむ
      第三期(四年半がたつ頃まで)―内面をかたることばがふえてゆく
    てくる
      第四期(五年半がたってくる)―自分で自分を励まして
      第五期(七年目がすぎる頃まで)―人としての厚みと幅がふえてくる
      第六期(九年目になる頃まで)―母と娘が別々にくるようになる
      第七期(一 年目がすぎるまで)―人との関係性のなかで生きる
      その後の経過

     3  あらためてケースから感じ、考えたこと
      見えにくい知的障碍の人たちのこころの世界
      ことばにいのちを吹き込ませるこころの通いあい
      たっぷりとした時間とこころの育ち
      Aさんとは何だったのか?―空想の世界の友という支えをもって
      わかろうとするこころが相手とつながる

    文 献

    おわりに
  • 出版社からのコメント

    心理臨床の現場に出て40年。みずからを育ててくれた3つのケースを丹念に描き出し、心理臨床の真髄を示した渾身の書き下ろし。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    田中 千穂子(タナカ チホコ)
    1954年東京生まれ。1983年東京都立大学大学院人文科学研究科心理学専攻博士課程修了。文学博士。1981年より花クリニック精神神経科勤務(2021年3月まで)。1993~94年Children’s National Medical Center(Washington D.C.)assistant researcher。1997年より東京大学大学院教育学研究科勤務、2004年より同大学院同研究科教授(2011年3月まで)。2016年より学習院大学文学部心理学科教授(2021年3月まで)。臨床心理士
  • 著者について

    田中千穂子 (タナカ チホコ)
    学習院大学文学部心理学科教授

関係を育てる心理臨床―どのようにこころをかよわせあうのか専門家への手びき の商品スペック

商品仕様
出版社名:日本評論社
著者名:田中 千穂子(著)
発行年月日:2021/03/21
ISBN-10:4535564000
ISBN-13:9784535564008
判型:B6
発売社名:日本評論社
対象:専門
発行形態:単行本
内容:心理学
言語:日本語
ページ数:280ページ
縦:19cm
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