ポスト・アートセオリーズ―現代芸術の語り方 [単行本]
    • ポスト・アートセオリーズ―現代芸術の語り方 [単行本]

    • ¥2,53076 ゴールドポイント(3%還元)
    • 在庫あり2025年8月2日土曜日までヨドバシエクストリームサービス便(無料)がお届け
100000009003388295

ポスト・アートセオリーズ―現代芸術の語り方 [単行本]

価格:¥2,530(税込)
ゴールドポイント:76 ゴールドポイント(3%還元)(¥76相当)
お届け日:在庫あり今すぐのご注文で、2025年8月2日土曜日までヨドバシエクストリームサービス便(無料)がお届けします。届け先変更]詳しくはこちら
出版社:人文書院
販売開始日: 2021/03/22
お取り扱い: のお取り扱い商品です。
ご確認事項:返品不可

カテゴリランキング

店舗受け取りが可能です
マルチメディアAkibaマルチメディア梅田マルチメディア博多にて24時間営業時間外でもお受け取りいただけるようになりました

ポスト・アートセオリーズ―現代芸術の語り方 [単行本] の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    1980年代、アーサー・ダントーは「芸術の終焉」を唱えた。しかし、その後、現代アートはグローバル資本主義の拡大に同伴するかのように爆発的な隆盛を見せる。一方、芸術に向き合ってきた人文学はポストモダニズムの席巻の後、社会主義の崩壊、メディア技術の発展やアート自体の拡散も相俟って、理論的なものが後退してゆく。果たしていまや、この事態に斬り込む言葉はあるのか。本書では、「理論」を牽引するジャーナル『オクトーバー』『クリティカル・インクワイアリー』の変遷を軸に、現代思想とアートの複雑な絡み合いを読み解く。米国を越えて加速する世界規模の知のサーキュレーションを背景に、かつての理論的地平の乗り越えを試みる。
  • 目次

    はじめに

    Ⅰ 理論

    1 「芸術の終焉」以降のアートの語り方
    「ポストアート」という語り方/「芸術とは何か」という問いの深化/「芸術とはなにか」という問いとはどのような問いか/デュシャンとウォーホール/メタ実在論としての「芸術の終焉」論

    2 ポストモダニズムとはどのようなものであったのか
    ポストモダニズム美学、その前夜/ポストモダニズム美学、その祭りの後から/記号とは何でなかったのか/記号の前と後、あるいは形而上学の一歩手前/モノを旋回する『オクトーバー』/「対象性」の奈落①/「対象性」の奈落②/分析哲学の「オクトーバー」/作品なる対象の彷徨い

    3 ポストセオリーという視座
    理論の危機の諸相/二一世紀における知の基盤としてのメディア論/モノの迷路を問いただすミュージアム/ひとが作品を欲望するのか、作品がひとを欲望するのか/哲学を穿つメディア論/モノ、メディウム、アートの三角形/折り重なるメディウム/「対象」なきあとの芸術実践/参加のダイナミズム/ダイナミズムのなかの参加/アートなる力動態、その形態学/人間、すなわち、イメージと画像が往還するメディウム/三つの展覧会が指し示すもの

    Ⅱ 批評

    1 分断された肉体――寺山修司
    2 ポストモダニズムを射抜く――ミックスド・メディア・シアター
    3 紅のバラ――ピナ・バウシュ「窓拭き人」
    4 イメージのマテリアリティ――アラン・セクーラ
    5 イメージの制御、その行方――「渚・瞼・カーテン チェルフィッチュの〈映像演劇〉」
    6 呼び覚まされる声――三輪眞弘+前田真二郎「モノローグ・オペラ『新しい時代』」
    7 黒いコードの群れ──クリスチャン・ボルタンスキー「Lifetime」

    Ⅲ 討議

    冷戦終結以降におけるアートと思想の拡散と停滞
    ――ミハイル・ヤンポリスキーを中心に[+乗松亨平、番場俊]
    ヤンポリスキーと「理論」の行方/アメリカのヤンポリスキー――アヴァンギャルド、『オクトーバー』、ボスト冷戦/メディウムと存在論の狭間で

    あとがき

    人名索引
  • 内容紹介

    拡散する現代アートに対峙する理論とは何か。
    芸術の終焉、ポストモダニズム、ポストセオリーの時代を越えて、来るべき理論を探る野心作。

    1980年代、アーサー・ダントーは「芸術の終焉」を唱えた。しかし、その後、現代アートはグローバル資本主義の拡大に同伴するかのように爆発的な隆盛を見せる。一方、芸術に向き合ってきた人文学はポストモダニズムの席巻の後、社会主義の崩壊、メディア技術の発展やアート自体の拡散も相俟って、理論的なものが後退してゆく。果たしていまや、この事態に斬り込む言葉はあるのか。本書では、「理論」を牽引するジャーナル『オクトーバー』『クリティカル・インクワイアリー』の変遷を軸に、現代思想とアートの複雑な絡み合いを読み解く。米国を越えて加速する世界規模の知のサーキュレーションを背景に、かつての理論的地平の乗り越えを試みる。

    〇目次
    はじめに

    Ⅰ 理論

    1 「芸術の終焉」以降のアートの語り方
    「ポストアート」という語り方/「芸術とは何か」という問いの深化/「芸術とはなにか」という問いとはどのような問いか/デュシャンとウォーホール/メタ実在論としての「芸術の終焉」論

    2 ポストモダニズムとはどのようなものであったのか
    ポストモダニズム美学、その前夜/ポストモダニズム美学、その祭りの後から/記号とは何でなかったのか/記号の前と後、あるいは形而上学の一歩手前/モノを旋回する『オクトーバー』/「対象性」の奈落①/「対象性」の奈落②/分析哲学の「オクトーバー」/作品なる対象の彷徨い

    3 ポストセオリーという視座
    理論の危機の諸相/二一世紀における知の基盤としてのメディア論/モノの迷路を問いただすミュージアム/ひとが作品を欲望するのか、作品がひとを欲望するのか/哲学を穿つメディア論/モノ、メディウム、アートの三角形/折り重なるメディウム/「対象」なきあとの芸術実践/参加のダイナミズム/ダイナミズムのなかの参加/アートなる力動態、その形態学/人間、すなわち、イメージと画像が往還するメディウム/三つの展覧会が指し示すもの

    Ⅱ 批評

    1 分断された肉体――寺山修司
    2 ポストモダニズムを射抜く――ミックスド・メディア・シアター
    3 紅のバラ――ピナ・バウシュ「窓拭き人」
    4 イメージのマテリアリティ――アラン・セクーラ
    5 イメージの制御、その行方――「渚・瞼・カーテン チェルフィッチュの〈映像演劇〉」
    6 呼び覚まされる声――三輪眞弘+前田真二郎「モノローグ・オペラ『新しい時代』」
    7 黒いコードの群れ──クリスチャン・ボルタンスキー「Lifetime」

    Ⅲ 討議

    冷戦終結以降におけるアートと思想の拡散と停滞
    ――ミハイル・ヤンポリスキーを中心に[+乗松亨平、番場俊]
    ヤンポリスキーと「理論」の行方/アメリカのヤンポリスキー――アヴァンギャルド、『オクトーバー』、ボスト冷戦/メディウムと存在論の狭間で

    あとがき
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    北野 圭介(キタノ ケイスケ)
    1963年生。ニューヨーク大学大学院映画研究科博士課程中途退学。ニューヨーク大学教員、新潟大学人文学部助教授を経て、立命館大学映像学部教授。映画・映像理論、メディア論。2012年9月から翌年3月まで、ロンドン大学ゴールドスミスカレッジ客員研究員
  • 著者について

    北野 圭介 (キタノケイスケ)
    北野 圭介(きたの・けいすけ)
    1963年生。ニューヨーク大学大学院映画研究科博士課程中途退学。ニューヨーク大学教員、新潟大学人文学部助教授を経て、現在、立命館大学映像学部教授。映画・映像理論、メディア論。2012年9月から2013年3月まで、ロンドン大学ゴールドスミスカレッジ客員研究員。著書に『ハリウッド100年史講義 夢の工場から夢の王国へ』(平凡社新書、2001年/新版2017年)、『日本映画はアメリカでどう観られてきたか』(平凡社新書、 2005年)、『大人のための「ローマの休日」講義 オードリーはなぜベスパに乗るのか』(平凡社新書、2007年)、『映像論序説 〈デジタル/アナログ〉を越えて』(人文書院、2009年)、『制御と社会 欲望と権力のテクノロジー』(人文書院、2014年)。編著に『映像と批評ecce[エチェ]』1~3号(2009年~2012年、森話社)、訳書にD・ボードウェル、K・トンプソン『フィルムアート 映画芸術入門』(共訳、名古屋大学出版会、2007年)、アレクサンダー・R・ギャロウェイ『プロトコル』(人文書院、2017年)など。

ポスト・アートセオリーズ―現代芸術の語り方 [単行本] の商品スペック

商品仕様
出版社名:人文書院 ※出版地:京都
著者名:北野 圭介(著)
発行年月日:2021/03/20
ISBN-10:4409100440
ISBN-13:9784409100448
判型:B6
発売社名:人文書院
対象:教養
発行形態:単行本
内容:芸術総記
言語:日本語
ページ数:284ページ
縦:19cm
横:13cm
厚さ:2cm
他の人文書院の書籍を探す

    人文書院 ポスト・アートセオリーズ―現代芸術の語り方 [単行本] に関するレビューとQ&A

    商品に関するご意見やご感想、購入者への質問をお待ちしています!