移り棲む美術―ジャポニスム、コラン、日本近代洋画 [単行本]
    • 移り棲む美術―ジャポニスム、コラン、日本近代洋画 [単行本]

    • ¥6,380192 ゴールドポイント(3%還元)
    • 在庫あり2025年8月1日金曜日までヨドバシエクストリームサービス便(無料)がお届け
移り棲む美術―ジャポニスム、コラン、日本近代洋画 [単行本]
画像にマウスを合わせると上部に表示
100000009003389589

移り棲む美術―ジャポニスム、コラン、日本近代洋画 [単行本]

価格:¥6,380(税込)
ゴールドポイント:192 ゴールドポイント(3%還元)(¥192相当)
お届け日:在庫あり今すぐのご注文で、2025年8月1日金曜日までヨドバシエクストリームサービス便(無料)がお届けします。届け先変更]詳しくはこちら
出版社:名古屋大学出版
販売開始日: 2021/03/10
お取り扱い: のお取り扱い商品です。
ご確認事項:返品不可

カテゴリランキング

店舗受け取りが可能です
マルチメディアAkibaマルチメディア梅田マルチメディア博多にて24時間営業時間外でもお受け取りいただけるようになりました

移り棲む美術―ジャポニスム、コラン、日本近代洋画 の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    日本から西洋へ、そして西洋から日本へと海を越えた芸術の種子。どのように移動・変容・開花したのか。「アカデミスム対前衛」の構図に囚われることなく、ジャポニスムの多面的展開から近代洋画の創出まで、フランスを中心に一望し、選択的な交雑による新たな芸術史を描きだす。
  • 目次

    序 章 移り棲む美術

    第I部 ジャポニスムの群生
    第1章 十九世紀後半のフランスにおける日本趣味
    1 幕末の日仏関係
    2 美術工芸品の移動
    3 一八六七年のパリ万国博覧会をめぐって
    4 一八七〇年代以降のジャポニスムの広がりと深化
    5 エルネスト・シェノー「パリの日本」とジャポニスム

    第2章 サロン絵画における主題としての日本
    ――異国趣味と女性像
    1 サロンにおける日本主題の流行
    2 ジャポニスム絵画の主要作例
    3 美術史から文化史への射程

    第3章 フィルマン=ジラールとジャポニスム
    1 画家としての経歴
    2 《日傘をさす日本の女》と《小川の辺の日本の女たち》
    3 《日本の化粧》――発見された品物と発想源
    4 一八七三年のサロンにおける批評
    5 フィルマン=ジラールのジャポニスム、あるいは風俗主題の変奏

    第4章 変容する〈アジア〉
    ――大陸寓意像と「日本娘」
    1 寓意図像としての「アジア」
    2 中国、そして日本へ
    3 「ムスメ」の席巻

    第5章 「マネ・印象派のジャポニスム」再考
    ――浮世絵版画との関係を中心に
    1 影響・受容論から選択・摂取論へ
    2 初期のジャポニザン
    3 マネとジャポニスム
    4 マネの海景画と広重の《六十余州名所図絵》
    5 印象派とジャポニスム
    6 ドガと浮世絵版画
    7 モネと日本趣味

    第6章 絵の中の文字
    ――近代フランス絵画の場合
    1 画中に表わされた文字
    2 造形的要素としての署名
    3 ジャポニスム――イメージと文字の融合
    4 ファン・ゴッホと広重――絵と文字を写すこと
    5 作品タイトルなどその他の文字

    第7章 フランスにおける陶磁器のジャポニスム 
    1 装飾美術とジャポニスム
    2 ブラックモンと陶芸
    3 装飾的陶磁器から簡素な茶陶へ
    4 陶磁器と絵画・彫刻

    第II部 蘇るラファエル・コラン
    第8章 ラファエル・コラン
    ――「ダフニスとクロエ」の画家
    1 自己形成
    2 裸婦と外光
    3 壁画と肖像画
    4 人物画から象徴主義へ
    5 絵皿と挿絵
    6 晩年のコラン

    第9章 コランと日本
    ─―共鳴のジャポニスムから日本近代洋画の父へ
    1 極東美術コレクション
    2 共鳴のジャポニスム
    3 日本近代洋画の父

    第III部 日本近代洋画の開花
    第10章 西洋留学と明治洋画
    1 明治期に留学した洋画家たち
    2 留学期の西洋絵画受容
    3 ジャポニスムと洋画家たち

    第11章 山本芳翠の裸婦像
    ――《天女》と《裸婦》について
    1 《天女》――模写から翻案へ
    2 《裸婦》――ヌードの変質について
    3 近代洋画における裸婦の系譜

    第12章 山本芳翠の肖像画
    ――《鮫島尚信像》の数奇な運命
    1 鮫島尚信と山本芳翠
    2 作品制作とその行方
    3 肖像画としての特質

    第13章 明治洋画とレアリスムの系譜
    ――五姓田義松のフランス留学
    1 フランス留学以前の五姓田義松
    2 義松とレオン・ボナ
    3 滞仏期の作品について
    4 帰国後の義松

    第14章 黒田清輝と西洋美術教育
    1 留学時代の黒田清輝と美術教育
    2 帰国後の黒田清輝と美術教育

    第15章 黒田清輝とフランス絵画
    1 コランとアカデミスム
    2 ミレーと田園生活
    3 バスティアン=ルパージュと自然主義
    4 ピュヴィス・ド・シャヴァンヌと壁画様式
    5 印象派
    6 先駆者としての黒田清輝

    第16章 ラファエル・コランと日本人画家たち
    1 帰国後の黒田清輝とコラン
    2 黒田の弟子たちとコラン
    3 往還の軌跡――媒介者としてのコランとピュヴィス

    終 章 芸術の移動と変容

    あとがき
    初出一覧

    図表一覧
    索引
  • 内容紹介

    グローバルな〈美〉の往還――。日本から西洋へ、そして西洋から日本へと海を越えた芸術の種子。どのように移動・変容・開花したのか。「アカデミスム対前衛」の構図に囚われることなく、ジャポニスムの多面的展開から近代洋画の創出まで、フランスを中心に一望し、選択的な交雑による新たな芸術史を描きだす。

    図書館選書
    グローバルな〈美〉の往還――。ジャポニスムの多面的展開から近代洋画の創出までフランスを中心に一望し、選択的な交雑による新たな芸術史を描きだす。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    三浦 篤(ミウラ アツシ)
    1957年島根県に生まれる。1981年東京大学教養学部卒業。1990年東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得満期退学。1997年パリ第4大学にて博士号取得。2015年フランス共和国芸術文化勲章シュヴァリエを受勲。現在、東京大学大学院総合文化研究科教授。著書:『近代芸術家の表象』(東京大学出版会、2006年、サントリー学芸賞)など
  • 著者について

    三浦 篤 (ミウラ アツシ)
    1957年、島根県に生まれる。1981年、東京大学教養学部卒業。1990年、東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得満期退学。1997年、パリ第4大学にて博士号取得。2015年、フランス共和国芸術文化勲章シュヴァリエを受勲。現在、東京大学大学院総合文化研究科教授。著書、『まなざしのレッスン1 西洋伝統絵画』(東京大学出版会、2001年)、『近代芸術家の表象』(東京大学出版会、2006年、サントリー学芸賞)、『名画に隠された「二重の謎」』(小学館、2012年)、『まなざしのレッスン2 西洋近現代絵画』(東京大学出版会、2015年)、『エドゥアール・マネ 西洋絵画史の革命』(KADOKAWA、2018年)、Histoires de peinture entre France et Japon(The University of Tokyo, UTCP, 2009)他

移り棲む美術―ジャポニスム、コラン、日本近代洋画 の商品スペック

商品仕様
出版社名:名古屋大学出版会 ※出版地:名古屋
著者名:三浦 篤(著)
発行年月日:2021/02/28
ISBN-10:4815810168
ISBN-13:9784815810160
判型:A5
対象:専門
発行形態:単行本
内容:絵画・彫刻
言語:日本語
ページ数:560ページ ※460,100P
縦:22cm
厚さ:3cm
重量:860g
他の名古屋大学出版の書籍を探す

    名古屋大学出版 移り棲む美術―ジャポニスム、コラン、日本近代洋画 [単行本] に関するレビューとQ&A

    商品に関するご意見やご感想、購入者への質問をお待ちしています!