何処から何処へ―現象学の異境的展開(明治大学人文科学研究叢書) [単行本]
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何処から何処へ―現象学の異境的展開(明治大学人文科学研究叢書) [単行本]

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出版社:知泉書館
販売開始日: 2021/02/22
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何処から何処へ―現象学の異境的展開(明治大学人文科学研究叢書) の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    20世紀始め、現実の具体的な経験の分析をとおして「普遍学」を目指したフッサールに端を発し、現在にいたるまで広い影響力を及ぼし続けている現象学運動。本書は地域、文化、分野を越境しながらダイナミックに展開する「新たな現象学」の生成過程と可能性を考察する四名の研究である。
  • 目次

    まえがき(合田 正人)
    Ⅰ アメリカ哲学の体現者としてのハイデガー ――ローティ,カヴェル,ねじれた現象学の異境的展開(池田 喬)
     はじめに
     第一章 ハイデガーとアメリカ
      1 アメリカ=反ハイデガー,ハイデガー=反アメリカ
      2 ローティと分析哲学――アメリカ哲学とは(1)
      3 ローティとプラグマティズム――アメリカ哲学とは(2)
      4 カヴェル,アメリカの学者,日常言語学派の哲学――アメリカ哲学とは(3)
      5 カヴェル,ハイデガー,アメリカ源流思想――アメリカ哲学とは(4)
     第二章 ハイデガー・プラグマティズムの誕生――ローティのハイデガー
      1 理論に対する実践の優位――ハイデガーとデューイ(1)
      2 偶然性の存在論――ハイデガーとデューイ(2)
      3 語彙・メタファー・政治――ハイデガーとデューイ(3)
     第三章 ハイデガー・アメリカ源流思想の誕生――カヴェルのハイデガー
      1 目覚め・日・言葉――ハイデガーとソロー
      2 自己変容と内容的空白――ハイデガーとエマソン(1)
      3 代表と政治――ハイデガーとエマソン(2)
     おわりに
    Ⅱ 生・存在・リズム――ベルクソンとハイデガー(合田 正人)
     第一章 今なぜリズムなのか
      1 リズム的動物
      2 リズムと多島海
      3 島から島へ
     第二章 ベルクソンとリズム
      1 反ベルクソンの系譜
      2 ベルクソンはリズムについて何を語ったのか
     第三章 ハイデガーとリズム
      1 リズムの戦争
      2 『存在と時間』以前のリズム
      3 リズムと未知の「システム」
      4 リズムと信頼の狂気
      5 酔いどれ舟の漂流
    Ⅲ 東アジアにおける現象学の展開(志野 好伸)
     第一章 東アジアにおける現象学受容史――日本,中国,台湾
      1 日本における初期現象学受容史
      2 中国大陸における初期現象学受容史
      3 植民地時期台湾における現象学受容史
      4 小結
     第二章 洪耀勲の実存理解と風土理解
      1 「日本哲学」と「台湾哲学」
      2 「実存」概念について
      3 種的基体としての「風土」
      4 和辻哲郎の植民地理解
     第三章 曾天従の真理論
      1 曾天従の『真理原理論』とその背景
      2 曾天従の『真理原理論』と洪耀勲の「存在と真理」
     第四章 戦後中国語圏におけるハイデガー受容――「Dasein」の訳語を通して
      1 熊偉のハイデガー解釈
      2 唐君毅のハイデガー解釈
      3 Dasein の訳語――「縁在」と「此在」
    Ⅳ フィヒテの現象概念――『一八〇四年の知識学』第二部の「現象学」(美濃部 仁)
     はじめに
     第一章 『一八〇四年の知識学』第一部の要約
     第二章 『一八〇四年の知識学』第二部における「現象」
      1 「問題的当為」(problematisches Soll)――第一六講―第一七講
      2 問題的当為に含まれる洞察の「内容」――第一八講
      3 「自から」(Von)――第一九講―第二〇講
      4 存在と現象――第二一講
     おわりに
    活動一覧
    文献一覧
    人名索引
    執筆者紹介
  • 内容紹介

    20世紀始め,現実の具体的な経験の分析をとおして「普遍学」を目指したフッサールに端を発し,現在にいたるまで広い影響力を及ぼし続けている現象学運動。本書は地域,文化,分野を越境しながらダイナミックに展開する「新たな現象学」の生成過程と可能性を考察する四名の研究である。
    池田論文 アメリカでは論理・科学・合理性を特徴とする分析哲学が主流で,その反面でハイデガー哲学は無視されてきた。しかし,ローティとカヴェルは,アメリカ哲学の真髄を「プラグマティズム」とエマソン,ソローの「アメリカ源流思想」に見て,ハイデガー哲学の内にアメリカ哲学との親和性を見出す。
    合田論文 日常の経験や生活のリズム,体内のリズムなど生存を可能にし,維持しているリズム。「リズム」の観点からベルクソンとハイデガーのテクストを,多様な分野のテクストと触発させながら読み直し,新たな側面に光を当てる。
    志野論文 日本,中国,台湾における現象学の受容を概観し,さらに日本統治下の二人の台湾人哲学研究者,洪耀勲,曾天従のテクストの読解を通して,ハイデガー哲学や日本の哲学を踏まえながら形成した独自の「台湾哲学」の軌跡を辿る。
    美濃部論文 自我に根拠をもつ知の立場から,知を存在の現象とする立場へ転回した後,フィヒテが行った講義『1804年の知識学』第二部「現象論」を丹念に読み解く。フッサール現象学以前における「現象」概念が明らかにされる。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    池田 喬(イケダ タカシ)
    1977年生まれ。東京大学文学部卒業、東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了。博士(文学)。現在、明治大学文学部准教授。専門は、ハイデガー哲学、現象学、現代倫理学

    合田 正人(ゴウダ マサト)
    1957年生まれ。一橋大学社会学部卒業。東京都立大学大学院人文科学研究科仏文学専攻博士課程、パリ第八大学哲学科博士課程中途退学。琉球大学専任講師、東京都立大学助教授を経て、明治大学文学部教授。専門は、西洋思想史、近代ユダヤ思想史

    志野 好伸(シノ ヨシノブ)
    1970年生まれ。東京大学文学部卒業、東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了。博士(文学)。現在、明治大学文学部教授。専門は、中国哲学、日中比較思想

    美濃部 仁(ミノベ ヒトシ)
    1963年生まれ。京都大学文学部卒業、京都大学大学院文学研究科宗教学専攻学修退学。2000年京都大学博士(文学)。現在、明治大学国際日本学部教授

何処から何処へ―現象学の異境的展開(明治大学人文科学研究叢書) の商品スペック

商品仕様
出版社名:知泉書館
著者名:池田 喬(著)/合田 正人(著)/志野 好伸(著)/美濃部 仁(著)
発行年月日:2021/02/25
ISBN-10:4862853315
ISBN-13:9784862853318
判型:A5
発売社名:知泉書館
対象:専門
発行形態:単行本
内容:哲学
言語:日本語
ページ数:375ページ ※348,27P
縦:22cm
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