国策会社の経営史―台湾拓殖から見る日本の植民地経営 [単行本]
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国策会社の経営史―台湾拓殖から見る日本の植民地経営 [単行本]

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出版社:岩波書店
販売開始日: 2021/03/19
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国策会社の経営史―台湾拓殖から見る日本の植民地経営 の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    従来の国策会社の研究では、国策の形成・遂行過程における軍部や政府等の利害の角逐に重きがおかれ、株式会社という組織形態がもつ意味については等閑視されてきた。本書は、典型的な国策会社「台湾拓殖」の設立や資金調達、経営実態等にかんする経済・経営史的分析を通し、国策会社の本質と日本の植民地経営の特質を描き出す。
  • 目次

    序 章 分析対象としての台湾拓殖……………湊 照宏・齊藤 直・谷ヶ城秀吉
     1 本書の課題と位置づけ
     2 国策会社のあり方を問う今日的意味
     3 分析対象としての台拓
     4 研究史の整理と本書の課題

    第1章 国策会社の概念規定と分析視角--国策会社の本質は何か……………齊藤 直
     1 はじめに
     2 先行研究の批判的検討
     3 国策会社の概念規定
     4 国策会社の分析視角
     5 おわりに

    第2章 設立経緯と政府--何が期待され,どのように制度設計がなされたか……………谷ヶ城秀吉
     1 はじめに
     2 プロトモデルの提起と継承
     3 台拓の設立と台湾総督府
     4 おわりに

    第3章 事業展開と金融構造の概観--どこから資金を調達し,何に使ったのか……………湊 照宏
     1 はじめに
     2 事業内容
     3 資金調達
     4 収益性
     5 おわりに

    第4章 株式による資金調達と株式市場--国策会社の資金調達は容易であったのか……………齊藤 直
     1 はじめに
     2 設立時における制度設計と株式割当
     3 台拓株主と株価の動向--概観
     4 株主行動の分析
     5 法人株主の動向
     6 台拓の対応
     7 おわりに

    第5章 社債発行と金融機関・政府--金融機関・政府は協力的であったのか……………齊藤 直
     1 はじめに
     2 台拓の社債発行
     3 1937年度における予備交渉と挫折
     4 1938年9月における交渉
     5 1938年11月以降における交渉と社債発行の決定
     6 おわりに

    第6章 国策性事業の展開(1)--いかに低収益であったのか……………湊 照宏
     1 はじめに
     2 増資前の各事業「利益率」
     3 台拓の仏印事業
     4 仏印事業の収益性
     5 隠された低収益と負担の分散
     6 おわりに

    第7章 国策性事業の展開(2)--「国益」と「私益」をどのように両立させようとしたのか……………谷ヶ城秀吉
     1 はじめに
     2 台拓の華南占領地計画
     3 華南占領地経営の展開と後退
     4 海南島事業の展開と補助金
     5 おわりに

    第8章 政府出資と補助金--低収益はどのように補われたのか……………谷ヶ城秀吉
     1 はじめに
     2 台拓設立時における収支計画と実績
     3 台拓の社有地経営と収益性
     4 台拓と国庫補助金
     5 おわりに

    第9章 内部資本市場としての国策会社--どのような機能を果たしたのか……………湊 照宏
     1 はじめに
     2 内部資本市場の形成
     3 増資前における「投資及事業益」
     4 内部資本市場の変容
     5 増資後における「投資及事業益」
     6 おわりに

    終 章 台湾拓殖から見る日本の植民地経営……………湊 照宏・齊藤 直・谷ヶ城秀吉
     1 終戦と台拓の終焉
     2 総括
     3 結語--国策会社の本質と戦後への遺産


    参考文献
    あとがき
    索 引
  • 出版社からのコメント

    典型的国策会社「台湾拓殖」の経営史的分析を通し、国策会社の本質と日本の植民地経営の特質を描き出す。
  • 内容紹介

    従来の国策会社の研究では、国策の形成・遂行過程における軍部や政府等の利害の角逐に重きがおかれ、株式会社という組織形態がもつ意味については等閑視されてきた。本書は、典型的な国策会社「台湾拓殖」の設立や資金調達、経営実態等にかんする経済・経営史的分析を通し、国策会社の本質と日本の植民地経営の特質を描き出す。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    湊 照宏(ミナト テルヒロ)
    1974年広島県生まれ。東京大学大学院経済学研究科博士課程修了。博士(経済学)。現在、立教大学経済学部教授。台湾経済史・産業史

    齊藤 直(サイトウ ナオ)
    1974年愛知県生まれ。早稲田大学大学院商学研究科博士後期課程修了。博士(商学)。現在、フェリス女学院大学国際交流学部教授。日本経営史・金融史

    谷ヶ城 秀吉(ヤガシロ ヒデヨシ)
    1975年福島県生まれ。早稲田大学大学院アジア太平洋研究科博士後期課程修了。博士(学術)。現在、専修大学経済学部教授。日本経済史、アジア経済史
  • 著者について

    湊 照宏 (ミナト テルヒロ)
    湊照 宏(みなと てるひろ)
    1974年広島県生まれ。東京大学大学院経済学研究科博士課程修了。博士(経済学)。現在、立教大学経済学部教授。台湾経済史・産業史。著書に『近代台湾の電力産業――植民地工業化と資本市場』(御茶の水書房、2011年)、「台湾の高成長と経済政策」武田晴人・林采成編『歴史としての高成長――東アジアの経験』(京都大学学術出版会、2019年)など。

    齊藤 直 (サイトウ ナオ)
    齊藤 直(さいとう なお)
    1974年愛知県生まれ。早稲田大学大学院商学研究科博士後期課程修了。博士(商学)。現在、フェリス女学院大学国際交流学部教授。日本経営史・金融史。著書に『産業経営史シリーズ11 金融業』(共編)(日本経営史研究所、2019年)、「戦前日本における「変態増資」と株式時価発行」『証券経済研究』(第103号、2018年)など。

    谷ヶ城 秀吉 (ヤガシロ ヒデヨシ)
    谷ヶ城秀吉(やがしろ ひでよし)
    1975年福島県生まれ。早稲田大学大学院アジア太平洋研究科博士後期課程修了。博士(学術)。現在、専修大学経済学部教授。日本経済史、アジア経済史。著書に『帝国日本の流通ネットワーク――流通機構の変容と市場の形成』(日本経済評論社、2012年)、「高度成長下における日本の貿易と総合商社」堀和生・萩原充編『世界の工場への道――20世紀東アジアの経済発展』(京都大学学術出版会、2019年)など。

国策会社の経営史―台湾拓殖から見る日本の植民地経営 の商品スペック

商品仕様
出版社名:岩波書店
著者名:湊 照宏(著)/齊藤 直(著)/谷ヶ城 秀吉(著)
発行年月日:2021/03/17
ISBN-10:4000229761
ISBN-13:9784000229760
判型:A5
対象:専門
発行形態:単行本
内容:日本歴史
言語:日本語
ページ数:280ページ
縦:22cm
横:15cm
厚さ:2cm
重量:502g
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