権力分立論の誕生―ブリテン帝国の『法の精神』受容 [単行本]
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権力分立論の誕生―ブリテン帝国の『法の精神』受容 [単行本]

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出版社:岩波書店
販売開始日: 2021/03/25
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権力分立論の誕生―ブリテン帝国の『法の精神』受容 の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    立法・行政・司法の抑制均衡という常識を源流から問い直す。モンテシュキューからアメリカ合衆国憲法に至る政治思想史。通説を大きく修正する画期的研究。2021年第43回サントリー学芸賞思想・歴史部門受賞。
  • 目次

     序 章

    第1部 鏡の国のモンテスキュー?──混合政体論と権力分立論の重なり(1748~1765)

     第1章 『法の精神』における混合政体/権力分立と二つの裁判権
      第1節 「三権分立」をめぐる議論の錯綜
      第2節 裁判権の重要性
     第2章 仏英における『法の精神』受容とブラックストン『イングランド法釈義』
      第1節 英語圏におけるモンテスキューの高評価
      第2節 ブラックストンにおける混合政体論と権力分立論の重なり
      第3節 モンテスキューからブラックストンへ──司法権の変奏と貴族身分の擁護

    第2部 さまよえるブリテン人──帝国の誕生と、混合政体論の動揺(1763~1773)

     第3章 総督と植民地──帝国的国制の態様
      第1節 1763年勅令と新植民地の苦闘
      第2節 トマス・パウナル──混合政体論なき権力分立論の萌芽
      第3節 国王大権モデルと混合政体モデル──参議会への権力集中
     第4章 ミドルセックス選挙における混合政体論と権力分立論の衝突
      第1節 論争が起きるまで
      第2節 庶民院議会における罷免の決議と、グレンヴィルの反論
      第3節 ウィルクスの再選と、議会外への論争の波及
      第4節 立法権と司法権の異同?
      第5節 論争の終了と影響
      第6節 非混合政体論的国制解釈への傾斜──ドゥロルム『イングランド国制』
     第5章 植民地に裁判所を作る──1773年東インド会社規制法への道
      第1節 支配権の確立から司法法案まで
      第2節 東インド会社規制法案と最高裁判所
      第3節 ブリテン帝国における権力分立論の誕生

    第3部 そうやって最も美しい噓が生まれる──帝国的国制のアメリカ的変容(1774~1792)

     第6章 ケベック法とジョン・ディキンソン
      第1節 フランス法の尊重か、イングランド法の導入か──ケベック統治のディレンマ
      第2節 ジョン・ディキンソン、反本国派のリーダーになる
      第3節 『ケベック住民への手紙』におけるモンテスキューの援用
      第4節 植民地期の権力分立テーゼ・再考
     第7章 1776年の邦憲法制定
      第1節 宙づりの権力分立論──ジョン・アダムズ『政府に関する考察』
      第2節 ヴァージニア邦憲法における権力分立の成文化
      第3節 権力分立と帝国的統治構造──修正参議会の登場
     第8章 マディソンの換骨奪胎──『フェデラリスト』のレトリックとリアリティ
      第1節 いかに邦を抑制するか──マディソンにおける権力分立論の消極的地位
      第2節 『フェデラリスト』における非権力分立論的権力分立論の価値
      第3節 Adieu,Montesquieu──マディソン、モンテスキューと訣別する
     第9章 ハミルトンの一点突破──『フェデラリスト』のレトリックとリアリティ
      第1節 ハミルトンと執行権の単一性
      第2節 執行参議会をめぐる葛藤
      第3節 「立法審査制」から司法審査制への横滑り

     終 章

     参照文献
     あとがき
     事項索引
     人名索引
  • 出版社からのコメント

    いかにして権力分立論は姿を現したのか。モンテスキューからマディソンに至る思想史を大胆に描きかえる。
  • 内容紹介

    権力分立論はどのようにして姿を現したのか。一八世紀後半のブリテン帝国における『法の精神』の受容に焦点をあてることで、モンテスキューからアメリカ合衆国憲法制定時のマディソン、ハミルトンに至る政治思想史を精緻に叙述する。権力分立論の通説的理解を大きく修正し、その成立過程に新鮮な読み直しを迫る画期的研究。
  • 著者について

    上村 剛 (カミムラ ツヨシ)
    上村 剛(かみむら つよし)
    1988年東京都生まれ。東京大学法学部卒業、同大学院法学政治学研究科博士課程修了。博士(法学)。専門は政治思想史。現在、日本学術振興会特別研究員PD(法政大学)。

権力分立論の誕生―ブリテン帝国の『法の精神』受容 の商品スペック

商品仕様
出版社名:岩波書店
著者名:上村 剛(著)
発行年月日:2021/03
ISBN-10:4000614606
ISBN-13:9784000614603
判型:A5
対象:専門
発行形態:単行本
内容:政治含む国防軍事
言語:日本語
ページ数:360ページ
縦:22cm
横:15cm
厚さ:3cm
重量:662g
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