東アジアのなかの日本文化 [単行本]
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東アジアのなかの日本文化 [単行本]

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出版社:一般社団法人 北海道大学出版会
販売開始日: 2021/03/11
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東アジアのなかの日本文化 [単行本] の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    日本文化はいかにして形成されたのか。日本文化なるものは最初からあったのではない、東アジアの交流を母胎として生み出されてきたのである―。文化を政治や外交との絡み合いのなかで捉え、対中国・朝鮮、蝦夷地、琉球、境界の島々(竹島や尖閣諸島)を視野に入れ、日本文化の形成と諸相を縦横に論じる。
  • 目次

    まえがき

    第1章 遣唐使と中国文化の輸入
     1 「日出づる処の天子」
     2 留学生・留学僧と文化の輸入
     3 「明月帰らず碧海に沈む」
     4 「吉備大臣」へのあゆみ
     5 鬼に変じた仲麻呂、真備を助ける

    第2章 破綻する「小中華帝国」
     1 新羅人放還の官符
     2 東夷の小帝国
     3 新羅の外交攻勢と「新羅征討」計画
     4 外交から貿易へ
     5 新羅商人と大宰府貿易
     6 排外意識の発生

    第3章 エミシからエゾ、そして平泉王国へ
     1 列島北辺の民族動態
     2 ヤマト・エミシ戦争と境界
     3 エミシからエゾへ
     4 境界都市と王国中央──衣川・平泉
     5 もし平泉が鎌倉に勝っていたら?

    第4章 渤海使節と詩を競う
     1 渤海、失われた王国
     2 日本海を越えて
     3 漢詩と外交
     4 詩を競う両国文人
     5 裴・菅両家二代の交友
     6 渤海の滅亡と交流の多様化

    第5章 生身の釈迦、海を渡る
     1 留学から巡礼へ
     2 勅版大蔵経と釈迦瑞像
     3 中国人の日本観の刷新
     4 奝然入宋の歴史的意義
     5 現し身の仏
     6 天竺憧憬と清凉寺式釈迦像

    第6章 刀伊の入寇、被害者の証言
     1 寝耳に水の惨劇
     2 京都にて
     3 高麗にて
     4 『小右記』の醍醐味
     5 女ふたり、恐怖を語る
     6 軍事情報と高麗観

    第7章 海に開かれた窓、博多と寧波
     1 住蕃貿易と市舶司
     2 「天一閣博物館」の博多宋人刻石
     3 文字史料に見える中国人街
     4 墨書陶磁器は語る
     5 博多都市遺跡の発掘
     6 「博多綱首」の生活と営業

    第8章 朝鮮渡来の海洋性陶器、カムィヤキの世界
     1 カムィヤキ窯跡群の発見
     2 カムィヤキはどこから来たか
     3 カムィヤキの生産と流通
     4 『海東諸国紀』の絵地図を読む
     5 マージナル・マン金元珍

    第9章 宋へ渡ろうとした鎌倉将軍
     1 東大寺の再建
     2 「入唐三度聖人」
     3 鎌倉右大臣源実朝
     4 砂に朽ちる唐船
     5 暗殺とその後

    第10章 蒙古襲来と異文化接触
     1 アジアの蒙古襲来と「三別抄」
     2 武器と戦法のちがい
     3 海戦の描写
     4 よみがえる異国合戦──鷹島海底遺跡
     5 神国思想の浸透

    第11章 看板としての寺社造営料唐船
     1 海上の道、海底の船
     2 新安沈船の「国籍」をめぐって
     3 看板としての「寺社造営」
     4 倭舶と唐船
     5 大智は新安沈船の乗客か

    第12章 輸入文化としての禅宗
     1 “ZEN”は「日本文化の粋」か?
     2 さわがしい茶の文化
     3 初期禅文化と北条氏
     4 にぎわう東シナ海
     5 国際性の喪失

    第13章 文化史上の「日本国王源道義」
     1 「日本国王良懐」
     2 王権の競合
     3 北朝接収、南朝解消
     4 革命前夜
     5 冊封体制への参入
     6 革命の挫折

    第14章 15世紀日朝交隣外交と漢詩
     1 日朝交隣外交の成立と倭寇
     2 『老松堂日本行録』にみる詩交
     3 地域外交の媒介者たち
     4 四年に三度の日本国王使
     5 個人外交(1)──癸亥約条と李藝
     6 個人外交(2)──真使便乗型偽使と文渓正祐

    第15章 外交僧雪舟と「実用絵画」論
     1 遣明使節としての雪舟
     2 「国々人物図巻」の人・獣・船づくし
     3 「勝景」描出のメンタリティ
     4 金山寺、西湖、「実用風景画」
     5 大内使、雪舟画を携え朝鮮ヘ

    第16章 古琉球と「女の領域」
     1 女と外交
     2 聞得大君と世主
     3 石碑と神歌(ミセゼル)
     4 ウヤガンと冊封使
     5 ヤマト化とジェンダー

    第17章 対馬のサバイバルゲーム
     1 対馬島、慶尚道に隷す
     2 あの手この手の情報操作
     3 三浦の乱後の「日本国使臣」
     4 朝鮮侵略と講和交渉
     5 国書改竄

    第18章 東アジア知識人の共有文化
     1 東アジア三国の儒と仏
     2 室町時代の儒教と外交
     3 朱子学の登場
     4 朝鮮王朝の性理学
     5 藤原惺窩と林羅山

    第19章 明清交代を見すえる朝鮮と日本
     1 「北虜南倭」
     2 「中華」への挑戦──秀吉の世界構想
     3 明から清へ
     4 朝鮮の党争と「崇明排清」運動
     5 江戸幕府の対明復交交渉
     6 「華夷変態」と日中関係の定置

    第20章 境界域としての竹島・尖閣諸島
     1 領土論争と境界史料
     2 鬱陵島と于山島
     3 鬱陵島と境界人たち
     4 元禄時代の「竹島問題」
     5 冊封使のみた尖閣諸島と久米島


    索 引(人名、地名、事項)
  • 出版社からのコメント

    中国・朝鮮、蝦夷地、琉球、境界の島々(竹島や尖閣諸島)を視野に入れ、東アジアの交流を通して日本文化の形成と諸相を論じる。
  • 内容紹介

    日本文化はいかにして形成されたのか。最初からあったのではない、東アジアの交流を母胎として生み出されてきたのである――文化を政治や外交との絡み合いのなかで捉え、対中国・朝鮮、蝦夷地、琉球、境界の島々(竹島や尖閣諸島)を視野に入れ、日本文化の形成と諸相を縦横に論じる。

    *2005年に刊行された同名の放送大学テキストの増補改訂版(5章増補して計20章構成)
     増補=第3章、第14章、第15章、第16章、第20章

    図書館選書
    日本文化はいかにして形成されたのか。文化を政治や外交との絡み合いのなかで捉え、対中国・朝鮮、蝦夷地、琉球、境界の島々(竹島や尖閣諸島)を視野に入れ、日本文化の形成と諸相を縦横に論じる。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    村井 章介(ムライ ショウスケ)
    1949年、大阪市生まれ。東京大学大学院人文科学研究科修士課程修了。博士(文学)。同大学史料編纂所、同文学部・人文社会系研究科、立正大学文学部を経て、東京大学名誉教授、公益財団法人東洋文庫研究員。専門は日本の対外関係史。国家の枠組みを超えて人々が活動し、「地域」を形成していく動きに関心をもち、あわせてかれらの行動を理解するのに不可欠な船、航路、港町などを研究している
  • 著者について

    村井 章介 (ムライ ショウスケ)
    1949年、大阪市生まれ。東京大学大学院人文科学研究科修士課程修了。博士(文学)。
    同大学史料編纂所、同文学部・人文社会系研究科、立正大学文学部を経て、現在東京大学名誉教授、公益財団法人東洋文庫研究員。
    専門は日本の対外関係史。国家の枠組みを超えて人々が活動し、「地域」を形成していく動きに関心をもち、あわせてかれらの行動を理解するのに不可欠な船、航路、港町などを研究している。
    おもな著書に、『中世倭人伝』(岩波新書、1993年)、『東アジア往還─漢詩と外交─』(朝日新聞社、1995年)、『世界史のなかの戦国日本』(ちくま学芸文庫、2012年)、『日本中世境界史論』(岩波書店、2013年)、『日本中世の異文化接触』(東京大学出版会、2013年)、『古琉球─海洋アジアの輝ける王国─』(角川選書、2019年)ほかがある。

東アジアのなかの日本文化 [単行本] の商品スペック

商品仕様
出版社名:北海道大学出版会 ※出版地:札幌
著者名:村井 章介(著)
発行年月日:2021/03/05
ISBN-10:4832934104
ISBN-13:9784832934108
判型:A5
対象:教養
発行形態:単行本
内容:日本歴史
言語:日本語
ページ数:338ページ ※316,22P
縦:21cm
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