女性と戦後司法―裁判官、女性がおわかりですか? [単行本]
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女性と戦後司法―裁判官、女性がおわかりですか? [単行本]

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出版社:論創社
販売開始日: 2021/03/13
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女性と戦後司法―裁判官、女性がおわかりですか? [単行本] の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    女性弁護士として45年の経験から到達した戦後司法史の女性版はこれだ!女性任官差別、女性修習生への差別発言は戦後司法の汚点。女性の権利拡張の動きに司法界は沈黙=司法界の失われた30年。セクハラ・DV・性暴力とジェンダーの関係は?21世紀の司法は、女性活躍社会の担保となるのだろうか?女性法曹の活躍に期待する!
  • 目次

    序章 「戦後司法と女性」の関係を巡って
    1 戦後六〇年をふりかえる!
    女に裁判はわからない!
    戦後第二期は、司法界失われた三〇年
    2 私と戦後と司法界
    3 本書の構成
    第Ⅰ部 戦後司法と女性
    第1章 女性差別発言の背景を探る
    1 戦後第一期の最高裁判所の実態とは (一九四六~七五)
    2 女性の採用を正式拒否
    3 青法協問題の噴出
    4 憲法九条と女性差別の関連性
    5 平賀書簡事件
    6 エスカレートする女性任官差別
    7 最高裁は女性法曹をどうみていたか――「 ミスター司法行政」の回顧録より
    8 宮本判事補の再任拒否事件
    9 倉田卓次「裁判官の戦後史」に記された三淵嘉子裁判官
    三淵嘉子裁判官のこと
    第2章 女 性のための法整備と司法界失われた三〇年
    1 司法界の戦後第二期はどんな時代であったか
    司法研修所裁判教官による女性差別発言事件(一九七六)
    差別発言後の司法界 沈黙の=失われた三〇年
    2 女性の権利に関する法整備は進んだ
    ◆年表 女性のための法整備の拡充の歩み(男女共同参画社会に関する内外の動き)
    第3章 女性労働事件に見る裁判所の考え方
    1 雇用における性差別
    2 均等法以前の男女差別をめぐる裁判例(昭和四二~六〇年)
    六つの女性労働判例
    3 公序良俗とは
    4 均等法以後の女性労働裁判 一九八五(昭和六〇)年~
    住友電工男女賃金差別事件
    大阪地方裁判所判決(大阪地判、平成一二・七・三一) 
    控訴審では和解が成立
    芝信用金庫事件 (差額賃金等請求控訴事件)(東京高判、平成一二・一二・二二)
    第4章 セクハラ裁判にみられる裁判官の意識
    1 セクシャル・ハラスメントのはじまり
    2 なぜセクハラが問題なのか
    3 職場近辺のセクハラ行為はどう防ぐか?
    4 福岡セクシャル・ハラスメント事件(キュー企画)(福岡地判、平成四・四・一六)
    5 横浜セクハラ事件(横浜地判、平成七・三・二四・控訴審東京高判、平成九・一一・二〇)
    6 仙台セクハラ損害賠償事件
    仙台地裁判決
    仙台高裁では
    7 岡山セクハラ事件(岡山地判、平成一四・五・一五)
    8 その後のセクハラ――男女いずれにもセクハラはある!
    第5章 DV防止法の成立と裁判官のジェンダー意識
    1 DVは野蛮
    2 裁判官も女房を殴る!
    3 DVが離婚原因となった事例で裁判官はどう裁いたか
    4 DV防止法の成立
    5 ジェンダー論からみたDV
    6 解決の困難性 ――被害の潜在化
    虐待のサイクル
    私が悪いの?
    世間体や見栄もあって
    近年の変化
    7 社会的無理解、中傷等の弊害
    8 加害者の問題
    9 法律関係者のジェンダー・バイアス

    第6章 離婚判例の変遷と女性の立場
    1 長期の別居は離婚要件
    2 破綻主義と有責主義
    3 踏んだり蹴ったり判決
    4 破綻主義への変更
    5 離婚法改正の動き
    6 民法改正の動きのその後
    第7章 夫の不貞を見抜けず、妻を敗訴に追い込んだ裁判官
    1 発端
    2 事件の概要と争点
    3 控訴審はどうであったか?
    4 判決の問題点
    5 不貞の立証責任
    〈情況証拠〉
    〈自由心証主義〉
    6 後日談、不貞は父親の日記から立証された!
    7 婚姻の破綻とは
    8 相当長期の別居とは
    9 未成熟の子の存在
    10 過酷要件
    11 離婚判決に見るジェンダー・バイアス
    第Ⅱ部 女性と二一世紀の司法
    第8章 司法改革から抜け落ちたジェンダーの視点
    1 ジェンダーにとらわれない社会の実現は二一世紀の最重要課題
    男女共同参画社会基本法の成立とジェンダー
    司法とジェンダー
    2 ジェンダー・バイアス(性に基づく差別・偏見)は広く世間に存在する!
    性別役割分担という固定観念
    社会的意識や慣習
    DV・セクハラはジェンダーの問題
    ジェンダー教育の必要性
    3 司法におけるジェンダーの問題点
    問題の所在
    問題意識の欠如
    4 司法におけるジェンダー・バイアスの存在
    国際的潮流におくれた裁判所
    5 司法におけるジェンダー・バイアス発生の原因は何か?
    原因究明と制度改革の必要性
    6 誰のための何のための司法改革?
    小泉総理の構造改革
    司法改革というマジック
    ジェンダーの視点の欠落
    第9章 家庭裁判所の改革はできたか?
    1 離婚訴訟が変わる?
    2 家裁への移管理由
    3 家裁への移管は正解であったか?
    4 家裁にこそ優秀な裁判官がほしい!
    5 養育費算定表について
    6 養育費の支払い確保はなんとかならないか?
    7 民事執行法改正二〇二〇(令和二)年四月施行
    第10章 性暴力犯罪を裁判官はどう裁くか
    1 女性に対する暴力の最たるもの――性暴力
    2 強姦は強制性交罪に代わった!
    3 親告罪とは?
    4 暴行脅迫・抗拒不能
    5 スウェーデン刑法の性犯罪規定の改正
    6 四つの強姦無罪判決に仰天!(二〇一九年三月)
    ①久留米判決と②浜松判決について
    ③岡崎判決の不当性には日本中が仰天した!
    7 控訴審の判断逆転有罪へ!

    第11章 最高裁判所の違憲立法審査権と女性の権利
    1 違憲立法審査権こそ人権の砦
    2 過去の違憲判決
    尊属殺人違憲判決
    3 国籍法違憲判決
    4 非嫡出子の相続差別違憲判決
    5 女性の再婚禁止期間違憲判決
    6 夫婦同氏制は合憲判決
    7 司法消極説では使命を果たせない
    第12章 女性活躍・少子化対策・生殖革命
    1 女性活躍の推進とアベノミクス
    女性活躍推進の真意は?
    女性労働者の多くは非正規社員
    2 ウーマノミクスと働き方改革
    3 少子化対策と女性の活躍
    少子化は止まらない
    女性就業の現状
    両立を阻むものは?
    産休・育休と法律
    4 マタニテイ・ハラスメント
    マタハラ裁判
    理学療法士マタハラ事件、(最判、平成二六・一〇・二三)
    5 生殖革命と人権
    代理母は母か否か(最判、平成一九・三・二三)
    冷凍保存精子で妊娠出産したケース(死後懐胎子の親子関係)(最判、平成一八・九・四)
    第13章 ヒラメ裁判官では女性の権利は守れない!
    1 裁判官の目線はどこに?
    2 語り始めた裁判官
    3 「ヒラメ裁判官」の実態
    4 絶望の裁判所
    5 要件事実教育のひずみ
    6 生きる人の哀しみを知ってこそ
    7 家裁の裁判官たちに苦言をひとこと
    8 伊東すみ子さんの思い出
    9 司法研修所の骨抜き教育
    第14章 女性法曹に期待する
    1 法曹とはなにか
    2 女性法曹の誕生と女性差別との戦い
    3 女性法律家協会の誕生と、最高裁への女性修習生任官に関する要望書
    4 司法研修所裁判教官の女性差別発言には全国の女性弁護士が立ち上がった!
    研修所教官の女性差別発言は、複数回あった
    女性差別発言の問題性
    以後、表向きの差別は打ち止めに
    5 戦後第二期、一九七六年からの失われた三〇年の女性法曹の動き
    司法研修所の教官
    女性合格者は伸びる
    女性弁護士の就職差別
    女性裁判官・検察官も増加した
    女性法曹の地位は未だ伸びず
    6 二一世紀は女性法曹の活躍に期待したい
    女性法曹の数は激増
    女性の最高裁判事
    検察庁も変わり始めた!
    弁護士会の男女共同参画は進んだか
    多様化する女性法曹の活躍
    司法への信頼は女性法曹が担う
    第Ⅲ部 私と司法
    第15章 男社会を女性弁護士として生きて
    1 「イソ弁」からの出発
    2 アメリカへ留学しよう
    3 港区に独立事務所を開設
    4 国際離婚事件に現れた夫婦の関係
    5 手がけた離婚事件は一〇〇〇件を超えた
    6 しなやかに、したたかに、辛抱強く
    7 東大卒の女性の価値観は
    8 私の被差別体験
    9 弁護士会は村社会
    10 参議院選挙に出馬して
    11 私の著作活動
    12 パッション、ミッション、そしてアクション
    13 「マルイチ会」の創設と成果
    14 「離婚とQOL」アンケートと出版
    15 イニシエイションスピーチと手記の出版
    16 創立二〇年、マルイチ会はNPO法人へ衣替えした
    17 男女を問わず高齢シングルの生活の質向上(QOL)をめざして

    あとがき
  • 内容紹介

    女性弁護士として45年の経験から到達した戦後司法史の女性版はこれだ!
    女性任官差別、女子修習生への差別発言は戦後司法の汚点。
    女性の権利拡張の動きに司法界は沈黙=司法界の失われた30年。セクハラ・DV・性暴力とジェンダーの関係は?
    21世紀の司法は、女性活躍社会の担保となるのだろうか?
    女性法曹の活躍に期待する!参議院議長 山東昭子さんからのメッセージ

    国会も司法界も長らく典型的男性優位社会でした。このたび久瑠美さんが女性弁護士としての経験を通じて、戦後司法を女性の立場から本書をまとめられたことに、絶大なエールを送ります!
    本書の女性史研究に果たす資料的価値も計りしれません。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    中村 久瑠美(ナカムラ クルミ)
    東京生まれ。弁護士。東京大学卒業。東京大学大学院修士課程修了。一子を抱える主婦だったが、離婚を機に子育てをしながら司法試験を目指して合格。アメリカ留学を経て独立。1981年に中村久瑠美法律事務所を開設、2017年、Nakanaka Partners法律事務所と改名し現在に至る。東京家裁調停委員、厚生労働省援護審査会委員、経済産業省中小企業審議会委員、成蹊大学法科大学院講師(家族関係法担当)などを歴任。男女共同参画推進連携会議議員、日本家族法学会会員
  • 著者について

    中村久瑠美 (ナカムラクルミ)
    東京生まれ。弁護士。東京大学卒業。東京大学大学院修士課程修了。一子を抱える主婦だったが、離婚を機に子育てをしながら司法試験を目指して合格。アメリカ留学を経て独立。1981年に中村久瑠美法律事務所を開設、2017年、Nakanaka Partners`法律事務所と改名し現在に至る。東京家裁調停委員、厚生労働省援護審査会委員、経済産業省中小企業審議会委員、成蹊大学法科大学院講師(家族関係法担当)などを歴任。
    主な著書に『離婚バイブル』(文藝春秋)、『はじめての離婚』『相続と遺言の知恵』『55歳からの離婚計画』(いずれも講談社)、『家族の法律』(暮しの手帖社)、『バツイチなんて言わせない』(PHP研究所)などがある。『暮しの手帖』に「新・家族の法律」を長く連載した。
    ■Nakanaka Partners`法律事務所(旧名、中村久瑠美法律事務所)
    ホームページ http://kurumi-nakamura.life.coocan.jp/

女性と戦後司法―裁判官、女性がおわかりですか? [単行本] の商品スペック

商品仕様
出版社名:論創社
著者名:中村 久瑠美(著)
発行年月日:2021/03/10
ISBN-10:4846020134
ISBN-13:9784846020132
判型:B6
対象:一般
発行形態:単行本
内容:法律
言語:日本語
ページ数:418ページ
縦:20cm
横:14cm
厚さ:3cm
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