中世の博多とアジア [単行本]
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中世の博多とアジア [単行本]

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出版社:勉誠社
販売開始日: 2021/02/26
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中世の博多とアジア [単行本] の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    中世日本においてアジアへの窓口であり、アジアにおける日本への窓口でもあった博多。アジアの海商が来航する博多での貿易活動は、民間取引や国家外交など、多様で広範な国際交流のなかで展開されていた。また、博多で展開する宗教勢力は、こうした国際交流と密接不可分の状況で展開し、その影響はネットワークを通じて広く列島の各所にも及んでいた。中世の博多をもっとも特徴付ける要素である「貿易」と「宗教」という視角から俯瞰的に考察し、中世日本最大の国際貿易港であり、東アジア海域有数の港湾都市であった博多の実像に迫る。国際交流史、都市史、流通史、宗教史を架橋する新知見を提示。
  • 目次

    カラー口絵

    凡 例

     序 章 中世博多研究の潮流
       はじめに
      一 中世博多をめぐる文献史学と考古学との協業
      二 「狭義の博多」と「広義の博多」
      三 「トウボウ」をめぐる議論
      四 本書の構成
       おわりに

    第一部 貿易都市博多
     第一章 港町複合体としての中世博多湾
       はじめに
      一 貿易物資集積地としての博多湾
         (1) 集散地としての博多湾
         (2) 貿易物資としての材木
      二 博多湾のなかの港湾機能
         (1) 志賀島
         (2) 能古島
         (3) 北崎(唐泊)
         (4) 博多湾における湾口部の港湾機能
      三 都市博多を補完する博多湾の港町
         (1) 今津
         (2) 姪浜
         (3) 香椎
      四 博多湾のなかの箱崎
         (1) 箱崎津
         (2) 筥崎宮をめぐる諸勢力
         (3) 筥崎宮と博多綱首
         (4) 箱崎と博多
       おわりに
     第二章 中世博多の海商と海の道―南島路をめぐって―
       はじめに
      一 一四世紀前半以前の南島路
         (1) 一一世紀後半以降の高麗―奄美群島と海商
         (2) 南島路の萌芽
      二 一四世紀後半以降の南島路
         (1) 南島路と琉球
         (2) 中世後期における博多商人の役割をめぐって
         (3) 『海東諸国紀』に描かれた南島路
       おわりに
     第三章 日朝関係における偽使の時代―博多商人の視角から―
       はじめに
      一 偽使の発生と展開―一五世紀前半の通交統制と博多商人―
         (1) 偽使の初見
         (2) 世宗期の通交統制策
         (3) 九州探題渋川氏との連携
         (4) 大友氏との連携
         (5) 中央政権との連携
         (6) 宗貞盛の博多進出と博多商人
         (7) 癸亥約条の成立とその影響
         (8) 新たな通交権の模索
         (9) 博多商人以外の通交者たち
      二 偽使通交の拡大と変容―一五世紀後半の対馬宗氏と博多商人―
         (1) 一四五〇年代以降の深処倭名義の通交権
         (2) 「朝鮮遣使ブーム」の実態と対馬宗氏・博多商人
         (3) 一六世紀から一七世紀前半の偽使通交
       おわりに
     第四章 中世後期の博多とアジア
       はじめに
      一 一四世紀東アジアにおける王朝交替
      二 南北朝の動乱と東アジア
      三 遣明船の開始
      四 南蛮船の渡来
      五 応永の外寇と日本国王使
      六 宋希璟の来日と博多の朝鮮通交
      七 博多商人宗金の朝鮮通交
      八 遣明船の復活と博多
      九 博多商人による朝鮮通交権の模索
      一〇 偽使通交の拡大
      一一 博多商人と琉球
      一二 偽使通交権の崩壊
      一三 一六世紀の博多とアジア
       おわりに

    第二部 宗教都市博多
     第五章 宗教都市博多の中世―寺社を中心として―
       はじめに
      一 中国的世界の誕生―博多浜の禅寺―
      二 蒙古襲来と博多の寺社
      三 息浜の開発と寺院の建立
      四 大内氏の進出と博多の寺々
      五 博多都市民の神々
       おわりに
     第六章 博多と鎌倉―鎌倉時代の日本禅宗界―
       はじめに
      一 博多禅と鎌倉禅
      二 蘭渓道隆と博多
      三 南浦紹明の博多下向
      四 南浦紹明と趙良弼
      五 鎌倉と直結する博多の禅寺
       おわりに―博多と鎌倉の希薄化―
     第七章 首羅山・油山と東アジア
       はじめに
      一 悟空敬念と円爾
      二 悟空敬念と東巌慧安
      三 悟空敬念と兀庵普寧
      四 首羅山と博多
      五 油山と博多
       おわりに
     第八章 中世の崇福寺をめぐって
       はじめに
      一 大宰府崇福寺と博多承天寺
      二 大応派と聖一派の確執
      三 大宰府横岳派の展開
      四 室町期の崇福寺と妙楽寺
       おわりに―近世の崇福寺へ―
     第九章 博多聖福寺と臨済宗幻住派
       はじめに
      一 無隠元晦とその弟子
      二 幻住派の世紀
      三 戦国・織豊期における聖福寺復興活動
       おわりに

    第三部 博多の史料研究
     第一〇章 聖福寺古図と承天寺古図―描かれた戦国時代の博多―
       はじめに
      一 聖福寺古図
         (1) 紛失した「聖福寺古図」
         (2) 九州大学の「聖福寺之絵図」
         (3) 描かれた聖福寺の関内
      二 承天寺古図
         (1) 策彦周良の賛文をめぐって
         (2) 狩野松栄の絵をめぐって
       おわりに
     第一一章 湖心碩鼎『頤賢録』について
       はじめに
      一 湖心碩鼎
      二 『頤賢録』
       おわりに

     終 章 アジアのなかの港市博多
       はじめに
      一 港市博多の変遷
         (1) 浮島に誕生した博多
         (2) 博多津唐房の形成
         (3) 博多息浜の開発
         (4) 東アジア海域秩序の変容への対応
         (5) 博多―異国をめぐる航路
      二 集散港としての博多の構造
         (1) 港町複合体としての中世博多湾
         (2) アジアの港市との比較
       おわりに

    史料編 湖心碩鼎『頤賢録』
     凡 例
     『頤賢録』乾
     『頤賢録』坤


    初出一覧
    研究費使用一覧
    あとがき
    掲載図表一覧
    参考文献一覧
    索 引
  • 出版社からのコメント

    中世日本における国際交流の最前線
  • 内容紹介

    中世日本においてアジアへの窓口であり、アジアにおける日本への窓口でもあった博多。
    アジアの海商が来航する博多での貿易活動は、民間取引や国家外交など、多様で広範な国際交流のなかで展開されていた。
    また、博多で展開する宗教勢力は、こうした国際交流と密接不可分の状況で展開し、その影響はネットワークを通じて広く列島の各所にも及んでいた。
    中世の博多をもっとも特徴付ける要素である「貿易」と「宗教」という視角から俯瞰的に考察し、中世日本最大の国際貿易港であり、東アジア海域有数の港湾都市であった博多の実像に迫る。
    国際交流史、都市史、流通史、宗教史を架橋する新知見を提示する画期的な一書。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    伊藤 幸司(イトウ コウジ)
    1970年岐阜県生まれ。九州大学大学院文学研究科博士後期課程修了。博士(文学)。九州大学大学院比較社会文化研究院教授。専門は日本中世史・東アジア交流史
  • 著者について

    伊藤幸司 (イトウコウジ)
    1970年岐阜県生まれ。九州大学大学院文学研究科博士後期課程修了 博士(文学)。九州大学大学院比較社会文化研究院教授。専門は日本中世史・東アジア交流史。
    著書に『中世日本の外交と禅宗』(吉川弘文館、2002年)、『大学的やまぐちガイド―「歴史と文化」の新視点―』(編著、昭和堂、2011年)、『東アジア海域叢書11 寧波と博多』(共編著、汲古書院、2013年)、『日明関係史研究入門』(共編著、勉誠出版、2015年)、『室町戦国日本の覇者 大内氏の世界をさぐる』(責任編集、大内氏歴史文化研究会編、勉誠出版、2019年)などがある。

中世の博多とアジア [単行本] の商品スペック

商品仕様
出版社名:勉誠出版
著者名:伊藤 幸司(著)
発行年月日:2021/02/25
ISBN-10:4585223002
ISBN-13:9784585223009
判型:B5
発売社名:勉誠出版
対象:専門
発行形態:単行本
内容:歴史総記
言語:日本語
ページ数:546ページ ※513,33P
縦:22cm
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