尊厳概念の生成と構造 [単行本]
    • 尊厳概念の生成と構造 [単行本]

    • ¥4,400132 ゴールドポイント(3%還元)
    • 在庫あり2025年8月9日土曜日までヨドバシエクストリームサービス便(無料)がお届け
100000009003396209

尊厳概念の生成と構造 [単行本]

価格:¥4,400(税込)
ゴールドポイント:132 ゴールドポイント(3%還元)(¥132相当)
お届け日:在庫あり今すぐのご注文で、2025年8月9日土曜日までヨドバシエクストリームサービス便(無料)がお届けします。届け先変更]詳しくはこちら
出版社:晃洋書房
販売開始日: 2021/03/23
お取り扱い: のお取り扱い商品です。
ご確認事項:返品不可

カテゴリランキング

店舗受け取りが可能です
マルチメディアAkibaマルチメディア梅田マルチメディア博多にて24時間営業時間外でもお受け取りいただけるようになりました

尊厳概念の生成と構造 [単行本] の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    「人間の尊厳」は、20世紀の全体主義の否定・克服という過去志向ばかりでなく、新しい科学技術がもたらす人間存在への脅威という現在および将来の問題に対しても重要な意味をもつ。「尊厳」は現代に人口に膾炙しているが、その用法は混迷を深めている。「尊厳」概念の多様で錯綜した展開相から全体的な展望を拓くと共に、リアルな個としての人間の身体性・有限性を通路に「尊厳」の根基へ迫る。
  • 目次

    は し が き

    第1章 尊厳概念の歴史的生成(古代から19世紀まで) 
     第1節 古代の尊厳の観念
     第2節 古代・中世のキリスト教における尊厳の観念
     第3節 ルネサンスにおける尊厳の観念
     第4節 宗教改革の中の尊厳の観念
     第5節 近世における尊厳の観念
      1.社会契約説
       ㈠ ホッブス
       ㈡ ロック
      2.アメリカの独立宣言
      3.啓蒙主義とフランス革命
     第6節 ドイツ啓蒙時代における尊厳の観念
      1.プーフェンドルフ
      2.カント
       ㈠ カント『道徳形而上学の基礎づけ』における人間の尊厳の規定
       ㈡ カント『道徳形而上学・徳論』における人間の尊厳の規定
       ㈢ 若干の考察
     第7節 19世紀における尊厳の観念
      1.実証主義と自然法の放棄
      2.哲学の中の批判的な声
      3.功利主義の中の尊厳観念
       ㈠ ベンサム
       ㈡ ミル
      4.奴隷制の廃止と南北戦争
      5.社会主義と人間の尊厳
     小 括

    第2章 現代における尊厳概念の展開 
     第1節 哲学的・価値論的アプローチ
      1.デューリッヒ
      2.ニッパーダイ
      3.ヴェルテンブルフ
     第2節 経験的・社会学的アプローチ
      1.ニクラス・ルーマン
      2.リヒャルト・ベーレント
      3.ベルンハルト・ギーゼ
     第3節 ユートピア的・社会改革的アプローチ
     第4節 関係的・コミュニケーション的アプローチ
     第5節 消極的アプローチ
     小 括

    補論:アメリカにおける人間の尊厳論の諸相
     は じ め に
     第1節 アメリカ合衆国憲法と人間の尊厳
      1.アメリカ合衆国憲法における人間の尊厳の地位
       ㈠ L・ヘンキンの見解
       ㈡ ペアレントの見解
      2.アメリカ合衆国憲法の判決形成における人間の尊厳の役割
     第2節 人間の尊厳の諸観念――人間の尊厳への多様なアプローチ――
      1.伝統的アプローチ
      2.経験的アプローチ
      3.弁証法的に必然的な方法によるアプローチ
     小 括

    第3章 人間の尊厳と人間の生命の交錯 
     第1節 人間の生命の意味
     第2節 第一次堕胎判決のテーゼ
     第3節 法における人間の尊厳と人間の生命との関係
     第4節 胎児に対する法的評価の錯綜
     第5節 人間の生命に対する法的保護の範囲――胚の法的地位――
      1.受精説
      2.個体性の成立説
      3.着床説
      4.脳の形成説
     第6節 現代の生命科学からの人間の生命への介入の拡大
     小 括

    第4章 尊厳概念の根底にある構造
     第1節 尊厳概念の構成的諸契機とその布置
     第2節 尊厳の基礎としての人間の身体性への還帰(精神と身体の統合としての人間)
      1.恒藤恭のパイオニア的な論文
      2.トーマス・フックスの身体(性)論と「人間の身体の尊厳」
       ㈠ 身体的に実存することの根本性格
       ㈡ 身体の絶対的空間性
       ㈢ 身体空間と周り空間
       ㈣ 身体と肉体の両極性
       ㈤ 身体―肉体問題としての心身問題
       ㈥ 人 格 空 間
       ㈦ 人間的身体の尊厳
     第3節 ペーター・ビエリの「生形式としての人間の尊厳」
     第4節 尊厳の意味を開示するための手がかりとしての有限性(死すべきこと)
      1.情感に定位された思考様式における死すべきことの新しい地平
       ㈠ M・ハイデッガーの道
       ㈡ W・マルクスの道
       ㈢ M・ハイデッガーとW・マルクスの比較
      2.私の現存在のはかなさ(Vergänglichkeit)からかけがえのなさ(Unersetzbarkeit)へ
      3.死すべきものの運命共同体によって構成される気分
     小 括

    回顧と展望

    あ と が き
    参 考 文 献
    索   引
  • 内容紹介

     「尊厳」は現代に人口に膾炙しているが,その用法は混迷を深めている.「尊厳」概念の多様で錯綜した展開相から全体的な展望を拓くと共に,リアルな個としての人間の身体性・有限性を通路に「尊厳」の根基へ迫る.
     「人間の尊厳」は,20世紀の全体主義の否定・克服という過去志向ばかりでなく,新しい科学技術がもたらす人間存在への脅威という現在および将来の問題に対しても重要な意味をもつ.
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    西野 基継(ニシノ モトツグ)
    1951年岐阜県羽島郡笠松町出生。1980年京都大学大学院法学研究科基礎法学専攻博士課程単位取得満期退学。現在、愛知大学法学部教授(法学博士)
  • 著者について

    西野 基継 (ニシノモトツグ)
    愛知大学法学部教授

尊厳概念の生成と構造 [単行本] の商品スペック

商品仕様
出版社名:晃洋書房 ※出版地:京都
著者名:西野 基継(著)
発行年月日:2021/03/20
ISBN-10:4771034850
ISBN-13:9784771034853
判型:A5
発売社名:晃洋書房
対象:専門
発行形態:単行本
内容:法律
言語:日本語
ページ数:272ページ
縦:22cm
他の晃洋書房の書籍を探す

    晃洋書房 尊厳概念の生成と構造 [単行本] に関するレビューとQ&A

    商品に関するご意見やご感想、購入者への質問をお待ちしています!