道徳教育はいかにあるべきか―歴史・理論・実践 [単行本]
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道徳教育はいかにあるべきか―歴史・理論・実践 [単行本]

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出版社:ミネルヴァ書房
販売開始日: 2021/03/22
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道徳教育はいかにあるべきか―歴史・理論・実践 [単行本] の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    二〇一八年度、「道徳」は教科となった。戦後初めてとなるこの試みは、道徳教育における学問的研究のより一層の充実を求めることになる。そもそも道徳とは、私たちはどうあるべきか、どう生きるべきかという問いへの回答であり、そこでは哲学・倫理学・歴史学・心理学といった多彩なアプローチが必要となる。そこで本書では、ひとつの学問領域にとどまらない、学際的な道徳教育学の「最前線」を提示していく。
  • 目次

    はじめに

    序 章 道徳教育「論」から道徳教育「学」へ(貝塚茂樹)
     1 唐澤富太郎の「問い」
     2 戦後道徳教育の課題とは何か
     3 道徳教育研究の「空洞化」
     4 「道徳教育学」の構築を目指す


     第Ⅰ部 歴史的視座
       
    第1章 道徳における「近代」――丸山眞男と西周の結節点(水野雄司)
     1 丸山眞男の「近代」
     2 明治初期における「道徳」
     3 「道徳」の系譜
     4 「近代」と「道徳」の結節点
       
    第2章 教育勅語の戦前と戦後――教育勅語研究の現在と課題(貝塚茂樹)
     1 教育勅語研究の現在
     2 教育勅語解釈の動揺と「補完」
     3 「日本精神論」と教育勅語の解釈変更
     4 戦後の教育勅語問題と「国会決議」
     5 「国会決議」の歴史的位置
     6 教育勅語研究の課題
       
    第3章 明治後期における修身科の諸相――その教授法をめぐる課題の生起と対応(江島顕一)
     1 修身科の諸相――問題の所在
     2 明治後期の修身教育の動向
     3 佐々木吉三郎の修身教授論
     4 加藤末吉の修身教授論
     5 修身科の研究――今後の課題
      
    第4章 戦後道徳教育における宗教と「畏敬の念」 ――「宗教的情操」と日本人の宗教意識を手がかりに(小池孝範)
     1 学習指導要領における「畏敬の念」――「宗教的情操」との関連から
     2 日本人の宗教意識――「近代化」と「宗教化」の視点から
     3 「畏敬の念」とは何か――現代日本人の宗教意識との関連から
     4 学校教育における宗教と「畏敬の念」
       
    第5章 オールド・リベラリストと道徳教育――田中耕太郎からの提言を中心に(小谷由美)
     1 教育基本法とオールド・リベラリスト
     2 道徳教育とオールド・リベラリスト
     3 道徳教育の目的
     4 道徳教育の今日的課題とオールド・リベラリスト
       
    第6章 道徳教育と人間像――「期待される人間像」の背景と思想(山田真由美)
     1 問題の所在
     2 背景としての「人づくり」政策
     3 「期待される人間像」の諮問と審議
     4 別記「期待される人間像」の内容
     5 道徳教育政策への連続と非連続
     6 道徳教育と人間像
       
    第7章 戦後教育と「特別の教科 道徳」の成立――その歴史的意義と課題(貝塚茂樹)
     1 教育再生実行会議の提言と道徳の教科化
     2 中央教育審議会答申と専門家会議の議論
     3 「特別の教科 道徳」の歴史的意義と課題
     4 新しい道徳教育の創造に向けて


     第Ⅱ部 理論的視座
       
    第8章 道徳性の概念と道徳教育--義務論と幸福論の類型をもとに(高宮正貴)
     1 「道徳性」を問うとは「善」を問うこと
      2 理想主義対現実主義
     3 カントの義務論
     4 アリストテレスの徳倫理学
     5 ミルの功利主義
     6 デューイのプラグマティズム
       
    第9章 共和主義、シティズンシップ、道徳教育――「市民」には、なぜ、どのような、「徳」が必要なのか(古川雄嗣)
     1 市民教育としての道徳教育
     2 共和主義とは何か
     3 自由主義の共和主義的転回
     4 市民的徳の「内容項目」
       
    第10章 道徳教育学における和辻倫理学――その可能性と問題点の検討(川久保 剛)
     1 戦後道徳教育学における和辻哲郎
     2 和辻倫理学における倫理と道徳
     3 和辻の〈「道徳教育」=「公民教育」〉構想
       
    第11章 道徳教育の中の宗教――「宗教」概念の揺動と「京都学派」(山内翔太)
     1 問題の所在
     2 公共圏と宗教――公共宗教論
     3 「宗教」概念の揺動――宗教概念批判
     4 道徳教育の中の宗教――京都学派の思策を手引きに
       
    第12章 進化論・脳科学と道徳教育――「自然の事実」に基づく道徳教育の可能性(走井洋一)
     1 問題の所在
     2 自然科学と道徳教育学の接合点
     3 人間本性探究の学としての進化論
     4 人間本性探究の学としての脳科学
     5 「自然の事実」に基づく道徳教育の可能性


     第Ⅲ部 実践的視座
      
    第13章 道徳教育における「授業」の役割――戦後道徳授業の模索と今後の課題(足立佳菜)
     1 道徳授業の基本課題――なぜ授業が必要か
     2 道徳授業の各種指導法――指導法の見方・考え方
     3 道徳授業のこれまでとこれから――道徳の学びを捉えて
       
    第14章 発達理論と道徳教育――道徳性の発達をふまえた内容項目の検討(荒木寿友)
     1 問題の所在
     2 道徳性の発達をめぐる諸理論
     3 学習指導要領における発達の視点
       
    第15章 「特別の教科 道徳」の「評価」をめぐる課題――「評価」概念に対する再検討の必要性(関根明伸)
     1 「評価」の課題
     2 「教育評価」の本来的意義
     3 「特設道徳」における「評価」概念の変遷
     4 「特別の教科 道徳」の「評価」概念
     5 「評価」の概念整理の必要性
      
    第16章 戦後道徳教育における「読み物資料」 ――「読み物資料」による道徳授業スタイルの形成(江島顕一)
     1 戦後道徳教育と「読み物資料」――問題の所在
     2 「道徳の時間」と「読み物資料」
     3 「読み物資料」の重視
     4 「読み物資料」と具備すべき要件
     5 「読み物資料」の充実と活用論
     6 「読み物資料」と「道徳的価値の自覚」
     7 「読み物資料」のこれから


    おわりに
    事項索引
    人名索引
  • 出版社からのコメント

    道徳とは、私たちとはどうあるべきか、どう生きるべきかという問いへの回答である…学際的な道徳教育学の「最前線」を提示する
  • 内容紹介

    2018年度、「道徳」は教科となった。戦後初めてとなるこの試みは、道徳教育における学問的研究のより一層の充実を求めることになる。そもそも道徳とは、私たちはどうあるべきか、どう生きるべきかという問いへの回答であり、そこでは哲学・倫理学・歴史学・心理学といった多彩なアプローチが必要となる。そこで本書では、ひとつの学問領域にとどまらない、学際的な道徳教育学の「最前線」を提示していく。
  • 著者について

    道徳教育学フロンティア研究会 (ドウトクキョウイクガクフロンティアケンキュウカイ)
    道徳教育学フロンティア研究会
    会  長 貝塚茂樹
    事務局長 江島顕一
    会  員 約30名(2024年9月現在)

道徳教育はいかにあるべきか―歴史・理論・実践 [単行本] の商品スペック

商品仕様
出版社名:ミネルヴァ書房 ※出版地:京都
著者名:道徳教育学フロンティア研究会(編)
発行年月日:2021/04/20
ISBN-10:4623090450
ISBN-13:9784623090457
判型:A5
対象:専門
発行形態:単行本
内容:教育
言語:日本語
ページ数:310ページ ※302,8P
縦:22cm
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