No Life,No Forest―熱帯林の「価値命題」を暮らしから問う(環境人間学と地域) [全集叢書]
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No Life,No Forest―熱帯林の「価値命題」を暮らしから問う(環境人間学と地域) [全集叢書]

柳澤 雅之(編著)阿部 健一(編著)
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出版社:京都大学学術出版会
販売開始日: 2021/04/13
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No Life,No Forest―熱帯林の「価値命題」を暮らしから問う(環境人間学と地域) の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    「熱帯林問題」がリオ・サミットの最重要課題となって以来、数多くのプロジェクトが立ち上がり、だれもが真摯に問題に取り組んできた。にもかかわらず熱帯林は減少し続け、地域によっては、この間に熱帯林の消失が加速されたところすらある。それは何故か?森の民に寄り添ってきた若い研究者たちが、「“生活なき”森林保護」の枠組みをラディカルに問い直し、そこに暮らし関わる人々の生の姿から、「森の価値」と新しい人と森との関係を模索する。
  • 目次

    序 章 熱帯林の価値を問う――「内なる他者」の考えていること
    [阿部健一・柳澤雅之]

    第1章 「しなやかさ」と「はかなさ」のはざまで揺れ動く生のかたち――中部アフリカ,バボンゴ・ピグミーの社会変容の経験から[松浦直毅]
    1 「しなやかさ」か「はかなさ」か――変わりゆく狩猟採集社会
    2 ピグミー社会の特徴とその変容
    3 外部社会による影響と当事者の経験
    4 「しなやかさ」と「はかなさ」のはざまで揺れ動く生のかたち

    第2章 森への道,森からの道
    ――カメルーン南部のカカオ農民の事例から[坂梨健太]
    1 道沿いの村のジャンとビリー
    2 調査地概要
    3 移動を活発にさせる道
    4 舗装道路工事
    5 カカオ農民の未来

    第3章 揺らぐ食の「分かちあい」――ペルー・アマゾニア,シピボの森林利用から[大橋麻里子]
    1 はじめに:「一緒に食べよう(フーマンピ)」
    2 ドスデマジョ村のシピボ
    3 森が引き寄せる外部者とのかかわり
    4 持続的森林管理プロジェクトが村にもたらしたもの
    5 揺らぐ食の「分かちあい」
    6 おわりに――「食べにおいで(ピーブッカンウー)」

    第4章 〈持続可能性〉の時代と未来――パナマ東部先住民エンベラの暮らしと新たなキカイ[近藤 宏]
    1 社会的な位置を変える森
    2 木材伐出活動の概要
    3 変化にある暮らしのなかの問い
    4 機械の力
    5 樹木の力
    6 会社の力
    7 動物の生命力
    8 伐出活動が切り開く未来のイメージ
    9 誰かともにある意識

    第5章 伐採会社と地域住民の緊張関係と協働――カリマンタンにおけるダヤックの森林利用[柳澤雅之]
    1 調査地の概要
    2 伐採会社以前
    3 コンセッションの設定――伐採会社のかかわり
    4 生業体系の変容
    5 伐採会社と地域住民の変化
    6 対立と協調の新たな形を求めて

    第6章 開発の光と影――インドネシア・バタム島のマングローブ林[渕上ゆかり]
    1 不思議な島
    2 グローバル化の光と影――バタム島における工業発展と雇用問題
    3 バタム島のマングローブ林と製炭業
    4 手作業で行う木炭の製造過程
    5 製炭村の人々にとってのマングローブ

    第7章 大規模火災からの復興に関わる――インドネシア・スマトラの熱帯泥炭地の事例から[鈴木 遥]
    1 泥炭地火災の被災地域と関わるということ
    2 調査地域の選定にあたって
    3 調査地域の概要
    4 クパウバル村の開拓史
    5 大規模火災からの復興
    6 自分にできることをする
    7 おわりに――火災からの復興に向けた地域内外をつなぐ共通意識

    第8章 “自分らしく生きること”がつくる懐の深いコーヒーの森――異なる生業が支え合うパナマ中部の農村の暮らし[藤澤奈都穂]
    1 農地だけではない農村の人々の生活空間
    2 コクレ県北部の生業の変遷
    3 それぞれの生業戦略
    4 コーヒー栽培と森
    5 異なる生業が支え合う暮らし
    6 街に出つつも村で暮らす

    第9章 ママイはとても幸せ――尊厳を取り戻す場所としてのアマゾン熱帯林[石丸香苗]
    1 出会い
    2 ブラジルの社会構造と民衆運動の歴史
    3 エスペディト・ヒベイロ集落
    4 エスペディト・ヒベイロの人々の人生
    5 土地なし農民の社会的再生と連帯経済
    6 彼らと私
    7 この世界のマルキーニョたち

    終 章 人を生かす森,森を生かす人[柳澤雅之・阿部健一]
    1 森林と人のかかわり方で,同時代の熱帯林を区分して考える
    2 同時代に起きていること 1――国家とグローバル社会による被覆
    3 同時代に起きていること 2――人々のローカルなアクション
    4 人間らしく成長し,生きるための森
    5 No Life, No Forest――熱帯林の価値命題を暮らしから問う
  • 出版社からのコメント

    「生活無き森林保護」の枠組みをラディカルに問い直し,そこに暮らす人々の視点から森の価値を捉え,保護への新しい道筋を模索する。
  • 内容紹介

    「熱帯林問題」がリオ・サミットの最重要課題となって以来,数多くのプロジェクトが立ち上がり,誰もが真摯に問題に取り組んできた。にもかかわらず熱帯林は減少し続け,地域によっては,この間に熱帯林の消失が加速されたところすらある。それは何故か? 森の民に寄り添ってきた若い研究者たちが「“生活なき”森林保護」の枠組みをラディカルに問い直し,そこに暮らし関わる人々の姿から,「森の価値」と,新しい人と森との関係を提案する。
  • 著者について

    阿部 健一 (アベ ケンイチ)
    人間文化研究機構 総合地球環境学研究所教授。専門は環境人類学・相関地域研究。
    主な著書に,『生物多様性:子どもたちにどう伝えるか』(編著,昭和堂,2012年),Good Earths: Regional and Historical Insights into China’s Environment(共編著,Kyoto University Press + NUS Press, 2009年)など。

    柳澤 雅之 (ヤナギサワ マサユキ)
    京都大学東南アジア地域研究研究所准教授。専門・関心は東南アジアの生態史,ベトナム農村発展史,地域情報学。
    主な著書に,『景観から風土と文化を読み解く』(京都大学学術出版会,2019年),『衝突と変奏のジャスティス』(共編著,青弓社,2016年)など。

No Life,No Forest―熱帯林の「価値命題」を暮らしから問う(環境人間学と地域) の商品スペック

商品仕様
出版社名:京都大学学術出版会 ※出版地:京都
著者名:柳澤 雅之(編著)/阿部 健一(編著)
発行年月日:2021/03/31
ISBN-10:481400334X
ISBN-13:9784814003341
判型:A5
発売社名:京都大学学術出版会
対象:専門
発行形態:全集叢書
内容:地理
言語:日本語
ページ数:290ページ
縦:22cm
横:16cm
厚さ:2cm
重量:500g
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