僕たちの正義 [単行本]

僕たちの正義 [単行本] の 商品概要

• 要旨（「BOOK」データベースより）

  臨床心理士・悠木文月はクライエントであり、恋人でもあった掛井沙耶が自殺したという過去をもつ。沙耶の死後から１０年。文月は沙耶の妹から、沙耶が残したという１通の封書を受け取った。時を同じくして、大学院時代の同級生で同業者の桐谷から、沙耶の叔父が死んだという連絡が入る。奇しくも叔父の死により、沙耶の死の真相が明らかにされるが、それは、悠木、桐谷にとってあまりに残酷で許しがたい事実だった…。「人を殺してはならない」という正義は、誰のものか…。圧倒的共感と切なさを生む、心理学×ミステリー登場。

• 目次

  第１話　雨季の終わりを告げる妖精
  第２話　探していた答え
  第３話　知らないほうがよかったこと
  第４話　陽炎に揺れる街
  第５話　認知的不協和理論の代償
  第６話　光が沈む場所
  第７話　冬の太陽と闇に浮かぶ月
  第８話　人を幸せにする資格
  第９話　死んで当然の男
  最終話　僕とみかん

• 出版社からのコメント

  心理学×ミステリー。一人の男の不可解な死があぶり出した10年前の真実。臨床心理士たちの心の闇が生んだ、歪んだラポールとは。

• 内容紹介

  10年前、恋人であり、患者であった沙耶が自殺した。
  心理カウンセラーである悠木文月は、最近になって、彼女の叔父が同じ方法で命を落としたことを知る。
  止まったままだった時間を動かすため、文月は彼女と叔父の関係性、自殺した動機を追い始めた……。

• 著者紹介（「BOOK著者紹介情報」より）（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）

  平沼 正樹(ヒラヌマ マサシゲ)
  １９７４年生まれ。神奈川県小田原市出身。帝京大学文学部心理学科卒業後、アニメーション製作会社スタジオ４℃へ入社。２００５年にウェルツアニメーションスタジオを設立し、日本初となる３Ｄアニメーション『アルトとふしぎな海の森』を監督。その後、オーディオドラマレーベルを発足し『キリノセカイ』（角川文庫より小説化）、『さくらノイズ』『盗聴探偵物語』『マネーロード』などの作品をプロデュース。２０１９年「しねるくすり」で第６回「暮らしの小説大賞」を受賞し、『しねるくすり』（ダイスケリチャード／画　産業編集センター／刊）として上梓

• 著者について

  平沼 正樹 (ヒラヌマ マサシゲ)
  1974年生まれ。神奈川県小田原市出身。帝京大学文学部心理学科卒業後、アニメーション製作会社スタジオ4℃へ入社。2005年にウェルツアニメーションスタジオを設立し、日本初となる3Dアニメーション『アルトとふしぎな海の森』を監督。その後、オーディオドラマレーベルを発足し『キリノセカイ』（角川文庫より小説化）、『さくらノイズ』『盗聴探偵物語』『マネーロード』など数々の作品をプロデュース。2019年「しねるくすり」で第６回「暮らしの小説大賞」を受賞し、『しねるくすり』（ダイスケリチャード/画　産業編集センター/刊）として上梓。他に『いきるりすく』（ダイスケリチャード/画　産業編集センター/刊）がある。現在は株式会社ウェルツアニメーションスタジオの経営と、小説の執筆に専念している。

僕たちの正義 [単行本] の商品スペック