建築家として生きる―職業としての建築家の社会学(関西学院大学研究叢書) [単行本]
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建築家として生きる―職業としての建築家の社会学(関西学院大学研究叢書) [単行本]

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出版社:晃洋書房
販売開始日: 2021/03/31
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建築家として生きる―職業としての建築家の社会学(関西学院大学研究叢書) の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    日本の建築家はいかにつくられ、継承されてきたのか。現場の建築家たちはこの職業とどう向き合い、実践してきたのか。建築家という存在そのものがゆらぎはじめている現代で、建築家として働く市井の人たちは、どのように考え、働き、生きているのか。さまざまな建築家の姿を、背景にある時代性とともに考察し、その輪郭を描きだす。
  • 目次

    序 章 建築家の分析枠組み
     1 問題の所在
     2 分析視角
     3 本書の課題、対象・研究方法
     4 後期近代という視点
     5 本書の構成

      第Ⅰ部 建築家の生成と変容をめぐって

    第1章 職能の確立と消費社会との関連性
     1 本章の目的
     2 戦後復興期における建築家の役割
     3 芸術としての住宅
     4 商品化住宅の成熟
     5 まとめ

    第2章 「スター文化人」としての建築家の誕生
     1 現代版ルネサンス的万能人としての建築家
     2 野武士の時代
     3 安藤忠雄の卓越化の方法
     4 二極化していく建築家――一九九〇年代以降の状況
     5 まとめ

      第Ⅱ部 「建築家のエートス」と職業としての建築家

    第3章 「建築家のエートス」を涵養する場としての大学
        ――標準化されない技術の習得を通したエートスの獲得過程
     1 本章の目的
     2 基礎教育を通した支配的ハビトゥスの形成
     3 講評会という教育装置
     4 建築家のエートスと大学教育
     5 まとめ

    第4章 建築家になる
     1 本章の目的
     2 建築家の自認と建築設計者のカテゴリー
     3 建築士の業務
     4 建築家へのファーストステップ
     5 建築家を名乗る
     6 まとめ

    第5章 建築家として生きていく
     1 本章の目的
     2 建築家のマネタイズ
     3 文学界の機序と建築家のとるべき戦略
     4 短期的な生産周期の事業としての下請け仕事
     5 長期的な生産周期の事業への取り組み
     6 変えるところと変えないところ
     7 地方におけるキャリアの達成
     8 まとめ

    第6章 建築家ではない設計者たちの職業世界
     1 本章の目的
     2 住宅会社の「設計士」――住宅産業界の機序とハビトゥス
     3 住宅会社の建築士の住宅観と報酬に対する考え方
     4 建築家のハビトゥスは、他の業界でどのように作用するか
     5 設備設計士の職業世界
     6 まとめ

    補 論 建築士受験のセルフエスノグラフィ
     1 はじめに
     2 一級建築士を目指す
     3 一級建築士への挑戦
     4 一級建築士の設計製図問題をどう解くのか
     5 一級建築士製図二年目
     6 資格学校の面々
     7 そして最後の本番
     8 リスク社会としての後期近代と資格

      第Ⅲ部 後期近代と建築家の変容

    第7章 脱埋め込み化の進行と建築家の役割の変容
        ――一九七〇年代以降の建築と都市をめぐる状況から
     1 はじめに――脱埋め込みの進行
     2 「個」としての建築家の後景化
     3 外観が消えたハコとしてのショッピングモール
     4 創造的復興と脱埋め込み――阪神・淡路大震災をめぐって
     5 再埋め込みフェーズと「顔の見える専門家」
     6 まとめ

    第8章 コンピュータ・テクノロジーの進展と建築家の職能の変容
     1 本章の目的
     2 CADはどのように建築家の仕事を変えたのか
     3 手描きからCADへの移行がもたらしたもの
     4 建築家と工学
     5 CAD時代の建築家の職能の信頼構造
     6 一方向的な信頼から双方向的な共感へ
     7 まとめ――リスクを共有する信頼構造

    第9章 「脱エートス」の建築家像と後期近代
     1 本章の目的
     2 研究対象・方法
     3 建築家の職能拡張をめぐって
     4 施工業との兼業禁止という規範と建築家のエートス
     5 正当性の調達と行動を可能にする規範
     6 「まち医者的建築家」の職業実践
     7 新しい職能で報酬を得ることの難しさ
     8 まとめ――「脱エートス」の建築家像と後期近代

    終 章 後期近代と建築家のゆくえ
     1 日本における建築家
     2 職業としての建築家――再埋め込みプロセスと「プラスのプロフェッション」
     3 今後の課題
  • 内容紹介

    日本の建築家はいかにつくられ、継承されてきたのか。
    現場の建築家たちはこの職業とどう向き合い、実践してきたのか。
    ごく一部の有名建築家を除き、建築家として働く人たちの実態は、これまで意外なほど明らかにされていない。建築家という存在そのものがゆらぎはじめている現代、専門的な教育を受け、難関の資格試験をクリアし、建築家を自認するようになる彼・彼女たちは、どのように考え、動き、働いているのか。非意匠系の建築設計者、地方都市で活躍する建築家、さらには建築家を自認しない建築家など、さまざまな建築家の姿を、背景にある時代性とともに考察し、その輪郭を描きだす。

    図書館選書
    建築家として働く人たちの実態は、これまで意外なほど明らかにされていない。さまざまな建築家の姿を、背景にある時代性とともに考察しその輪郭を描きだす。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    松村 淳(マツムラ ジュン)
    香川県木田郡(現高松市)牟礼町出身。設計事務所勤務を経て、2014年関西学院大学大学院社会学研究科博士課程単位取得満期退学。博士(社会学)。二級建築士。専門社会調査士。立命館大学稲盛経営哲学研究センター客員助教を経て、2020年より関西学院大学社会学部助教。専攻は労働社会学、文化社会学、都市社会学、建築・都市論研究、移住、まちづくり研究。ライフワークとして、人と建築の関係性を総合的に考察する視角としての「建築社会学」の可能性を探究している
  • 著者について

    松村 淳 (マツムラジュン)
    2014年関西学院大学大学院社会学研究科博士課程単位取得満期退学,博士(社会学).二級建築士.専門社会調査士.2020年より関西学院大学社会学部助教.

建築家として生きる―職業としての建築家の社会学(関西学院大学研究叢書) の商品スペック

商品仕様
出版社名:晃洋書房 ※出版地:京都
著者名:松村 淳(著)
発行年月日:2021/03/30
ISBN-10:4771034753
ISBN-13:9784771034754
判型:B5
発売社名:晃洋書房
対象:教養
発行形態:単行本
内容:建築
言語:日本語
ページ数:302ページ ※287,15P
縦:22cm
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