推理作家になりたくて〈第1巻〉匠―マイベストミステリー [単行本]

推理作家になりたくて〈第1巻〉匠―マイベストミステリー の 商品概要

• 要旨（「BOOK」データベースより）

  当代きっての人気作家たちが、自身の作品の中で最も思い入れのある短篇と、過去に影響を受けた、他作家の短篇を選び収録。更にはその２篇にまつわる書き下ろしエッセイを添えた、超強力アンソロジー。これを読めばあなたもミステリー作家になれる。

• 目次（「BOOK」データベースより）

  阿刀田高（「運のいい男」（阿刀田高）；「替玉計画」（結城昌治）；書き下ろしエッセイ　「阿漕な生業」（阿刀田高））
  佐野洋（「お試し下さい」（佐野洋）；「葬式紳士」（結城昌治）；書き下ろしエッセイ　「ヒッチコック劇場の時代」（佐野洋））
  柴田よしき（「聖夜の憂鬱」（柴田よしき）；「版画画廊の殺人」（荒巻義雄）；書き下ろしエッセイ　「無限のイマジネーションと日常の小さな謎」（柴田よしき））
  志水辰夫（「ダチ」（志水辰夫）；「入れ札」（菊池寛）；書き下ろしエッセイ　「頭の隅から」（志水辰夫））
  乃南アサ（「かくし味」（乃南アサ）；「夢十夜」（夏目漱石）；書き下ろしエッセイ　「文豪の夢」（乃南アサ））
  宮部みゆき（「決して見えない」（宮部みゆき）；「双頭の影」（今邑彩）；書き下ろしエッセイ　「ピカリと閃いて」（宮部みゆき））

• 著者紹介（「BOOK著者紹介情報」より）（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）

  阿刀田 高(アトウダ タカシ)
  １９３５年、東京生れ。早大仏文科在学中、肺結核を発病して１年半療養しながら、モーパッサンやロアルド・ダールなど新旧の海外短篇に親しむ。卒業後、国立国会図書館に１１年間勤務するかたわらコラムやコントを書き始め、７９年に短篇集『ナポレオン狂』により直木賞、その１篇「来訪者」により日本推理作家協会賞を受賞。ブラックユーモアと意外性に満ちた短篇で人気を博すが、やがて恋愛小説、古代ギリシャを背景にした歴史小説を開拓、９５年『新トロイア物語』で吉川英治文学賞を受賞。９３年から９７年まで日本推理作家協会理事長を務めた
  
  佐野 洋(サノ ヨウ)
  １９２８年、東京生れ。東大文学部心理学科を卒業して読売新聞社に入社、４年間を札幌で過ごす。帰京後、官庁詰めで時間に余裕ができ、５８年「銅婚式」を『週刊朝日』『宝石』共同募集探偵小説に投じて二席入選。斬新で軽快な作風で一躍人気作家となり、６５年『華麗なる醜聞』で日本推理作家協会賞を受賞。３０年以上に及ぶ批評的エッセイ『推理日記』を近年はライフワークと自任している。７３年から７９年まで日本推理作家協会理事長を務めた
  
  志水 辰夫(シミズ タツオ)
  １９３６年、高知県生れ。高知商卒業後、公務員、編集者、フリーライターなどを経て、８１年『飢えて狼』を書下ろし刊行、冒険小説ファンの熱狂的な支持を受ける。寡作ながら、８０年代の国産冒険小説ムーヴメントの重要な一翼を担い、８５年の『背いて故郷』で日本推理作家協会賞、同作と９０年の『行きずりの街』で日本冒険小説協会大賞を受賞。志水節と呼ばれる個性的な文体で人気を得たものの、９４年『いまひとたびの』あたりから淡々とした抒情的な短篇が中心となり、その系列の『きのうの空』で２００１年に柴田錬三郎賞を受賞
  
  乃南 アサ(ノナミ アサ)
  １９６０年、東京生れ。早大社会科学部中退後、広告代理店勤務を経て自営業のかたわら８８年に『幸福な朝食』により第１回日本推理サスペンス大賞優秀作に入賞。その後も一見平凡な人間に潜む異常性、絶望的な状況が生むサスペンスを描いて、ミステリー・ファンよりむしろ一般の小説読者に歓迎された。９６年に音道貴子刑事を主人公とする第１作『凍える牙』により第１１５回直木賞を受賞
  
  宮部 みゆき(ミヤベ ミユキ)
  １９６０年、東京生れ。都立墨田川高校卒業後、法律事務所に務めるかたわら小説教室に通い、８７年「我らが隣人の犯罪」でオール読物推理小説新人賞、８９年に『魔術はささやく』で日本推理サスペンス大賞、９２年に『龍は眠る』で日本推理作家協会賞を受賞

推理作家になりたくて〈第1巻〉匠―マイベストミステリー の商品スペック