モノとメディアの人類学("シリーズ"メディアの未来〈12〉) [単行本]
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モノとメディアの人類学("シリーズ"メディアの未来〈12〉) [単行本]

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出版社:ナカニシヤ出版
販売開始日: 2021/03/31
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モノとメディアの人類学("シリーズ"メディアの未来〈12〉) の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    メディアを考える際にモノを考えなければならないのはなぜか。ヒトとモノとのかかわりを通じてメディアと社会の関係を文化人類学的に考える。
  • 目次

    はじめに

    第I部 新しいメディア・新しいフィールド

    第1章 メディアと人類学の微妙な関係を乗り越えよう:新しい社会とメディアのエスノグラフィに向けて 藤野陽平

    1 はじめに:メディアと文化人類学の難しい関係性
    2 ケース1:日本的台湾の萌え女神
    3 ケース2:サイバー空間へ拡張する祭祀圏
    4 おわりに:従来の文化人類学を越えて

    第2章 情報行動におけるメディア選択:モンゴル遊牧民の携帯電話利用を事例に 堀田あゆみ

    1 はじめに
    2 遊牧社会という「情報社会」
    3 モンゴル国における携帯電話の普及状況
    4 遊牧民の携帯電話使用の実態
    5 情報行動における携帯電話の位置づけ
    6 おわりに

    第3章 メディアのなかの芸能/「メディア」としての芸能:バリ島の奉納舞踊の事例から 吉田ゆか子

    1 はじめに
    2 既婚女性たちの楽しみとしてのルジャン・レンテン
    3 流行のプロセスと「メディア」
    4 ラジオ,テレビ,そしてインターネット
    5 7,000人の群舞
    6 おわりに:メディアのなかの芸能と「メディア」としての芸能

    第4章 スマホ時代のメディア人類学 原 知章

    1 はじめに
    2 「メディア」とは何か
    3 人類学とメディア
    4 「総合メディア人類学」の構想
    5 多様化するメディア実践
    6 IoT時代の到来とSociety5.0の出現
    7 スマホ時代/IoT時代のメディア人類学の射程

    第II部 交差する見る・見られる関係

    第5章 メディアのまなざしを拒む場所:視覚情報の欠如から「聖地」と「カメラ」の関係を考える 大道晴香

    1 情報化社会における「見えない」場所
    2 インターネット上の〈聖地〉と死角
    3 聖なるものとカメラのまなざし
    4 聖地と撮影行為
    5 視覚情報の欠如が生み出す価値

    第6章 「伝統文化」をめぐるメディア人類学のフィールド:中国客家社会における福建土楼を事例として 小林宏至

    1 はじめに
    2 文化や伝統をめぐる議論をはじめる前に
    3 住んでいる場所が突然,世界文化遺産になったら?
    4 メディアが運ぶ「文化」と「伝統」
    5 管理の中の伝統文化と局所的メディアの可能性
    6 結びにかえて

    第7章 ダークツーリズムの複雑さ:メディアが作りだす,メディアを見る観光 市野澤潤平

    1 はじめに:観光とメディア
    2 メディアによって作られるダークツーリズム
    3 メディアを見る観光としてのダークツーリズム
    4 おわりに:ダークツーリズム研究の可能性

    第8章 先住民とメディア生産:台湾原住民をめぐる2つの映像作品から 田本はる菜

    1 はじめに
    2 映像プロジェクトの始まり
    3 メイキングからドキュメンタリーへ
    4 映像の二重の目的
    5 おわりに

    第III部 メディアがつなぐ新しいコミュニティ

    第9章 祭礼とメディアの民俗学:「佐原の大祭」における新たなメディアの活用をめぐって 塚原伸治

    1 はじめに:祭礼の21世紀
    2 佐原の大祭とは何か
    3 インターネットと祭りの新たな担い手
    4 動画共有サービスの登場
    5 おわりに:メディアは祭礼の何を変えるか?

    第10章 ヴァーチャルとリアルのもつれ合い:中国雲南省昆明市におけるムスリム・コミュニティの変容 奈良雅史

    1 はじめに
    2 回族をとりまく社会的・宗教的変化
    3 回族のオンライン・コミュニティ
    4 分化する「回族」と「ムスリム」
    5 「回族」と「ムスリム」の結節点としてのSNS
    6 おわりに

    第11章 和製コンテンツ文化の海外受容:香港ポケモン翻訳事件に映る複雑な様相 アルベルトゥス=トーマス・モリ

    1 はじめに:海外受容への無関心
    2 総領事館への陳情デモ
    3 『ポケモン』の翻訳事情
    4 翻訳問題のエスカレート化
    5 ローカル社会の文脈を探る
    6 結びにかえて

    第12章 仮想空間はいかに解体されたか:『ポケモン』における多様性と標準化 久保明教

    1 はじめに
    2 現実と仮想
    3 生き物でもデータでもある
    4 第三の特徴
    5 多様性を生む標準化

    第IV部 メディアがつなぐ新しいモノとヒト

    第13章 メディアとしてのカフェ:コピティアムと消費されるノスタルジア 櫻田涼子

    1 はじめに
    2 コピティアムとはなにか
    3 中国人移民の増加と社交空間としてのコピティアムの誕生
    4 コピティアムをめぐるノスタルジアの興隆
    5 変化する社会とコピティアムの多文化性

    第14章 メディアとしての銅像:銅像は何を伝えるのか 高山陽子

    1 はじめに
    2 権力まみれの銅像
    3 平和を表す銅像
    4 地域性を表す銅像
    5 おわりに

    第15章 メディアの物質的基盤:とりわけ映像メディアに着目して 飯田 卓
    1 若者たちのFacebook利用
    2 プリント写真のプロパティ
    3 死者が所有する写真
    4 メディアの物質性

    第16章 端末持って,狩りへ出よう:SNS時代の内陸アラスカ先住民 近藤祉秋

    1 はじめに
    2 先住民の「表象」とメディア
    3 狩猟採集と電子メディア
    4 変わりゆく環境と社会におけるFacebook
    5 おわりに

    第17章 デジタル民族誌の実践:コロナ禍中の民族誌調査を考える 近藤祉秋

    1 はじめに
    2 村と都市部の切り離し
    3 村からキャンプへの移動
    4 内陸アラスカ先住民の指導者・組織の発言
    5 今後の調査に向けて:デジタル民族誌の可能性と限界
  • 内容紹介

    メディアを考える際にモノを考えなければならないのはなぜか
    ヒトとモノとのかかわりを通じてメディアと社会の関係を文化人類学的に考える

    本書ではあらゆる存在が物質的なものを媒介して存在していると考え,その媒介,すなわちメディアに着目することで,身の回りのごく当たり前だと思っていた多様な出来事をこれまでとは違う方法で見つめなおしてみたい。(「はじめに」より)

    執筆者紹介(編者は*)

    藤野陽平*(ふじの ようへい)
    北海道大学大学院メディア・コミュニケーション研究院准教授
    担当:はじめに・第1章

    堀田あゆみ(ほった あゆみ)
    大学共同利用機関法人人間文化研究機構総合情報発信センター特任助教
    担当:第2章

    吉田ゆか子(よしだ ゆかこ)
    東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所准教授
    担当:第3章

    原 知章(はら ともあき)
    早稲田大学人間科学学術院教授
    担当:第4章

    大道晴香(おおみち はるか)
    國學院大學神道文化学部神道文化学科助教
    担当:第5章

    小林宏至(こばやし ひろし)
    山口大学人文学部人文社会学科准教授
    担当:第6章

    市野澤潤平(いちのさわ じゅんぺい)
    宮城学院女子大学現代ビジネス学部現代ビジネス学科教授
    担当:第7章

    田本はる菜(たもと はるな)
    北海道大学アイヌ・先住民研究センター博士研究員
    担当:第8章

    塚原伸治(つかはら しんじ)
    茨城大学人文社会科学部人間文化学科准教授
    担当:第9章

    奈良雅史*(なら まさし)
    国立民族学博物館超域フィールド科学研究部准教授
    担当:第10章

    アルベルトゥス=トーマス・モリ
    立命館大学大学院先端総合学術研究科初任研究員
    担当:第11章

    久保明教(くぼ あきのり)
    一橋大学大学院社会学研究科准教授
    担当:第12章

    櫻田涼子(さくらだ りょうこ)
    育英短期大学現代コミュニケーション学科准教授
    担当:第13章

    高山陽子(たかやま ようこ)
    亜細亜大学国際関係学部多文化コミュニケーション学科教授
    担当:第14章

    飯田 卓(いいだ たく)
    国立民族学博物館教授
    担当:第15章

    近藤祉秋*(こんどう しあき)
    神戸大学大学院国際文化学研究科国際文化学部講師
    担当:第16・17章
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    藤野 陽平(フジノ ヨウヘイ)
    北海道大学大学院メディア・コミュニケーション研究院准教授

    奈良 雅史(ナラ マサシ)
    国立民族学博物館超域フィールド科学研究部准教授

    近藤 祉秋(コンドウ シアキ)
    神戸大学大学院国際文化学研究科国際文化学部講師
  • 著者について

    藤野 陽平 (フジノ ヨウヘイ)
    北海道大学大学院メディア・コミュニケーション研究院准教授

    奈良 雅史 (ナラ マサシ)
    国立民族学博物館超域フィールド科学研究部准教授

    近藤 祉秋 (コンドウ シアキ)
    神戸大学大学院国際文化学研究科国際文化学部講師

モノとメディアの人類学("シリーズ"メディアの未来〈12〉) の商品スペック

商品仕様
出版社名:ナカニシヤ出版 ※出版地:京都
著者名:藤野 陽平(編)/奈良 雅史(編)/近藤 祉秋(編)
発行年月日:2021/03/10
ISBN-10:4779515483
ISBN-13:9784779515484
判型:B6
対象:教養
発行形態:単行本
内容:民族・風習
言語:日本語
ページ数:265ページ
縦:19cm
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