怒りの時代―世界を覆い続ける憤怒の近現代史 [単行本]
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怒りの時代―世界を覆い続ける憤怒の近現代史 [単行本]
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怒りの時代―世界を覆い続ける憤怒の近現代史 [単行本]

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出版社:草思社
販売開始日: 2021/03/24
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怒りの時代―世界を覆い続ける憤怒の近現代史 [単行本] の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    戦争、革命、テロ、暴動、レイシズム、イスラム排斥―世界はつねに「怒り」に覆われてきた。18世紀の啓蒙時代・革命の時代から帝国主義、植民地、世界大戦、そして大衆運動、無差別テロにいたるまでを、数多の思想家、文芸家、活動家等の言説や証言をもとに詳細に検証。進歩の旗を振る富裕層と、歴史・民族・信仰を武器にそれを否定する層との衝突と闘争が、欧州諸国間から植民地化された非西洋世界へ、そしてリベラリズムとそれに対抗する勢力、ナショナリズム、ポピュリズムの拡散が止まない現在へと連綿とつながっていく。この果てしない怒りの連鎖の深淵には何があるのか?先の見通せない今こそ必読の書!
  • 目次

    1 忘れ去られた連鎖――プロローグ

     ヒトラーとムッソリーニが学んだ流儀
     グローバリゼーションとインターネット
     聖戦、ホーリーウォー、ジハード
     世界に拡散していくルサンチマン
     西欧化への無邪気な信仰
     民主主義を支える基盤の危機
     反ユダヤ主義、イスラム恐怖症、スケープゴート探し
     歴史を終わらせ、歴史を超越する
     無限の自由のなれの果て
     ニーチェの信奉者たち
     アングロアメリカへの反発

    2 空間を広げる――歴史の勝者と彼らの幻想

     普遍的な進化の道という信仰
     自由市場と民主主義の勝利と矛盾
     危険と怒りに満ちた場所
     進化の代償として支払われたもの
     フランス革命と産業革命
     理性で武装した人間が神に置き換わる
     宗教とは無縁の新しい階級
     進歩とは上位者が授けるもの
     啓蒙思想に抗う者たち
     近代化の落伍者たちの憤懣
     ドストエフスキーの激しい怒り
     西欧の仲間入りを果たすこと
     自分とは異なる他者を敵に定める
     
    3 他者を通じてなんじを愛すこと――進歩と進歩に宿る矛盾

     ヴォルテールのユートピア
     力ある者をねたみ、真似をする
     恵まれずないがしろにされる存在
     自己愛と自己利益をめぐる永遠の対立
     ヴォルテールの専制君主礼賛
     エカテリーナ二世と啓蒙思想家
     抽象的な理屈を好み、現実とは無縁の日々を送る
     世界市民主義に抗う民族主義
     被害者意識を扇情的に訴える
     
    4 信仰の喪失――イスラム、世俗主義、そして革命

     近代が背負っている宿命
     西欧の模倣がもたらした代償
     「近代」対「その敵」という思い込み
     「西洋と東洋」、「文明の衝突」
     ひげ面とカミソリ
     人間を「文明化する」ということ
     野蛮な胴体と近代という頭部
     体制と大衆のはざまの「知識階級」
     西洋を模倣し、引き裂かれる者たち
     母国を捨てて西洋へ旅立つ
     その地ならではの文化
     暴政の空白を埋めるホメイニー
     大衆による聖なる反乱
     迷宮にまよい込むアイデンティティー

    5 信仰をふたたびこの手に――解き放たれたナショナリズム、救世主へのまなざし

    Ⅰ 解き放たれたナショナリズム
     顕彰される暗殺者
     ナショナリズムを掲げる国家の偶像化
     「市場の魔術」が社会を均質化する
     怒れる若きナショナリストの群れ
     ドイツ精神を体現するものを求めて
     フランスの人工的な洗練とドイツ固有の精神
     父祖神話の探求
     革命への情熱が幻滅へと変わる
     近代の病理に対抗するドイツ・ロマン派
     精神を政治化させる
     フランス人への燃えさかる憎悪
     進歩へのあせりといら立ち
     「神」にかわりしもの
     神格化されるナポレオン
     マルクスと「人類の歴史の発展法則」
     非難すべき「他者」としてのユダヤ
     ワーグナーとナショナリズム
     「民族精神」に浸り続けるドイツ人

    Ⅱ 救世主へのまなざし
     ポーランド独立の詩人
     亡国の文学者たち
     ナショナリズムの司祭、マッツィーニ
     「行為によるプロパガンダ」
     超国家主義と帝国主義
     社会進化論が用意した全体主義への道
     優秀な人種が劣った人種を支配する
     「虚偽と不均衡」を見抜いたニーチェ
     「超人」にいたる道
     生か、さもなければ死
     戦争とは「道徳を育む者」である
     上海とカルカッタのマッツィーニの心酔者
     植民地インドの怒れる者たち
     ヒンドゥー教徒にふさわしい敵
     ガンディーの「罪深い」非暴力
     「ヒンドゥー王国を軍国化せよ」
     絶対的な指導者への幻想
     国民の自尊心を満たすもの
     敵を作り出すマスメディア、大衆文化
     現実離れした国家神話の再生

    6 真の自由と平等を求めて――ニヒリズムの遺産

     連邦政府ビル爆破実行犯の煩悶
     一匹狼たちのルサンチマン
     罪なき人たちを殺すことについて
     さまざまな組織を結びつけてきたアナーキズム
     君主政治でも貴族政治でも、まして民主政治でもない
     意志とは無縁の「末人」たち
     すべてが灰燼に帰したのち、ようやく平和が訪れる
     「地下室」から見た世界
     やむことのない暗殺、爆弾テロ
     地下室から現れてきた者たち

    7 現実を見つける――エピローグ

     硬直した政治ととりとめのない反逆
     歴史はふたたびもとの位置に戻る
     内なる世界の戦争
     「不毛な興奮」に向かう近代的個人
     手に負えないほどの自由の重み
     「不安定な労働者」たち
     力と欺瞞のもとで成り立つ秩序
  • 内容紹介

    戦争、革命、テロ、暴動、レイシズム、イスラム排斥――
    世界はつねに「怒り」に覆われてきた。
    18世紀の啓蒙時代・革命の時代から帝国主義、植民地、世界大戦、
    そして大衆運動、無差別テロにいたるまでを、
    数多の思想家、文芸家、活動家等の言説や証言をもとに詳細に検証。
    進歩の旗を振る富裕層と、歴史・民族・信仰を武器に
    それを否定する層との衝突と闘争が、
    欧州諸国間から植民地化された非西洋世界へ、
    そしてリベラリズムとそれに対抗する勢力、
    ナショナリズム、ポピュリズムの拡散が止まない現在へと連綿とつながっていく。
    この果てしない怒りの連鎖の深淵には何があるのか? 
    先の見通せない今こそ必読の書!

    <目次より>
    1 忘れ去られた連鎖――プロローグ
    2 空間を広げる――歴史の勝者と彼らの幻想
    3 他者を通じてなんじを愛すこと――進歩と進歩に宿る矛盾
    4 信仰の喪失――イスラム、世俗主義、そして革命
    5 信仰をふたたびこの手に――解き放たれたナショナリズム、救世主へのまなざし
     Ⅰ 解き放たれたナショナリズム
     Ⅱ 救世主へのまなざし
    6 真の自由と平等を求めて――ニヒリズムの遺産
    7 現実を見つける――エピローグ
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    ミシュラ,パンカジ(ミシュラ,パンカジ/Mishra,Pankaj)
    作家、エッセイスト。英国王立文学会会員。1969年、インドのウッタル・プラデーシュ州に生まれる。アラハバード大学卒業後、ネルー大学大学院で英文学を専攻。現在、ニューヨーク・タイムズ、ガーディアン、ニューヨーカーなどに寄稿している

    秋山 勝(アキヤマ マサル)
    立教大学卒。日本文藝家協会会員。出版社勤務を経て翻訳の仕事に
  • 著者について

    パンカジ・ミシュラ (パンカジ ミシュラ)
    パンカジ・ミシュラ(Pankaj Mishra)
    作家、エッセイスト。英国王立文学会会員。1969年、インドのウッタル・プラデーシュ州に生まれる。アラハバード大学卒業後、ネルー大学大学院で英文学を専攻。現在、ニューヨーク・タイムズ、ガーディアン、ニューヨーカーなどに寄稿している。主な著書に『アジア再興――帝国主義に挑んだ志士たち』(白水社)、Butter Chicken in Ludhiana (1995)、The Romantics (1999)、An End to Suffering (2004)、Temptations of the West (2006)、A Great Clamour (2013)、Bland Fanatics(2020)がある。

    秋山 勝 (アキヤマ マサル)
    秋山 勝(あきやま・まさる)
    立教大学卒。日本文藝家協会会員。出版社勤務を経て翻訳の仕事に。訳書に、ローズ『エネルギー400年史』、ダイアモンド『若い読者のための第三のチンパンジー』、バートレット『操られる民主主義』、マカルー『ライト兄弟』(以上、草思社)、ウェルシュ『歴史の逆襲』、フォード『テクノロジーが雇用の75%を奪う』(以上、朝日新聞出版)など。

怒りの時代―世界を覆い続ける憤怒の近現代史 [単行本] の商品スペック

商品仕様
出版社名:草思社
著者名:パンカジ ミシュラ(著)/秋山 勝(訳)
発行年月日:2021/03/29
ISBN-10:4794224834
ISBN-13:9784794224835
判型:A5
発売社名:草思社
対象:一般
発行形態:単行本
内容:歴史総記
言語:日本語
ページ数:518ページ
縦:20cm
その他: 原書名: AGE OF ANGER:A History of the Present〈Mishra,Pankaj〉
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