近代日本の美術思想〈下〉―美術批評家・岩村透とその時代 [単行本]
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近代日本の美術思想〈下〉―美術批評家・岩村透とその時代 [単行本]

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出版社:白水社
販売開始日: 2021/04/28
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近代日本の美術思想〈下〉―美術批評家・岩村透とその時代 の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    黒田清輝や森鴎外の盟友でありながら、忘却の彼方となった美術批評家・岩村透。美校初代の西洋美術史教授の彼は、一九一〇年代の日本で、百年後の「美術と社会」を見据え、美術ジャーナリズムやアーツマネジメントを展開。言論統制下に美術行政を論じ、文学・絵画・彫刻・工芸から建築にまで及ぶ仕事の全貌を辿る。研究三十年、執筆十年に及ぶ畢生の大著、今ここに成る。
  • 目次

    [上巻目次]
    はじめに--美術百年の志

    第Ⅰ部 岩村透を読み直すために
     第1章 その生涯 (1870-1917)
     第2章   岩村透研究の推移と問題点
     第3章   美術批評史研究の推移と岩村透の位相--批評期区分の試み
    コラム1  岩村透の蔵書--明治大正期知識人の世界像
            
    第Ⅱ部 世紀転換期の美術批評と岩村透の仕事
    第4章   美術批評はいかにして可能か
    第5章   技芸家のための西洋美術史
     第6章   ボヘミアニズムの仕掛け人--「巴里の美術学生」の波及力
            
    第Ⅲ部 明治大正期の初期社会主義と美術批評
    第7章 坂井犀水と初期社会主義
     第8章   岩村透と初期社会主義
    第9章   先取られた追悼--森鷗外「かのやうに」における岩村透像

    第Ⅳ部 前衛史観に抗して
     第10章  『美術新報』改革とその戦略(1909-1913)
     第11章  文展時代の〈小芸術〉--〈民藝〉直前の装飾美術運動

    [下巻目次]
    第Ⅴ部 美術行政とアーツマネジメントの先駆者
     第12章  「美術問題」の輿論形成に向けて--〈時言〉〈週報言〉の戦略
     第13章   海外美術情報の領分--生きて動く世界美術史
     第14章  『日本美術年鑑』の百年
           --国内美術情報収集の意味とその継承者たち
    第15章  美術行政とアーツマネジメントへのめざめ
          --国民美術協会という遺産
    第16章  美術と建築、技芸家と社会
     第17章  歴史が照らすもの--美術行政とアーツマネジメントの先駆者

    第Ⅵ部 途絶された旅路--岩村教授復職却下事件の真相

     第18章  ボヘミアニズムの光と闇
           --岩村教授復職却下事件の真相と高等遊民問題
     第19章  幻の著作--二言語使用者の夢
     終 章   大樹の倒れたあとに
           --岩村透没後十年忌(1926年)本瑞寺所蔵追善作品群の意味
     コラム2 百年後の光輪--岩村透百回忌(2016年)法要および記念展覧会

    おわりに--一念の誠天地を動かすべし
  • 出版社からのコメント

    20世紀初頭、絵画や工芸、建築など、多分野の人々と共闘した岩村透の足跡から、「美術」による社会変革の試みを掘り起こす。
  • 内容紹介

    岩村透とは誰か。文化芸術はなぜ社会に必要か。

    黒田清輝や森鷗外の盟友でありながら、忘却の彼方となった美術批評家・岩村透。
    なぜ彼は忘れられたのか--美校の初代西洋美術史教授であった彼は、制作家と社会を結ぶ批評を重視し、「美術」による社会変革を試みた。1910年代の日本で、百年後の「美術と社会」を見据え、美術ジャーナリズムやアーツマネジメントを展開。言論統制下に美術行政を論じながらも早逝した彼の仕事の全貌と、驚くほど多分野の人々との共闘の足跡を辿る。

    文学・絵画・彫刻・工芸・建築・社会思想などを繋ぐ学際研究、著者畢生の大作。
    上下2巻で、新出図版も多数。カラー口絵各8頁。
    年譜・参考文献・巻末関連資料など完備。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    今橋 映子(イマハシ エイコ)
    1961年、東京生まれ。現在、東京大学大学院総合文化研究科・教授。博士(学術)。専門は、比較文学・比較文化。『異都憧憬 日本人のパリ』(柏書房、1993年)でサントリー学芸賞、渋沢クローデル特別賞を受賞。『“パリ写真”の世紀』(白水社、2003年)で重森弘淹写真評論賞、島田謹二記念学藝賞、日本写真協会賞学芸賞を受賞。パリ神話と外国人芸術家の関係を扱った異文化表象論、都市写真を中心とする写真文化研究などを経て、2008年以降は、日本近代美術批評を思想文化の中で問い直す仕事を展開
  • 著者について

    今橋 映子 (イマハシ エイコ)
    1961年東京生まれ。東京大学大学院総合文化研究科教授。専門は比較文学・比較文化。著書に、『異都憧憬 日本人のパリ』(柏書房、1993/平凡社ライブラリー、2001)(1994年度サントリー学芸賞および渋谷クローデル特別賞受賞)、『〈パリ写真〉の世紀』(白水社、2003)(2003年度重森弘淹写真評論賞、2004年度島田謹二記念学藝賞および日本写真協会賞学芸賞受賞)、『ブラッサイ パリの越境者』など。

近代日本の美術思想〈下〉―美術批評家・岩村透とその時代 の商品スペック

商品仕様
出版社名:白水社
著者名:今橋 映子(著)
発行年月日:2021/05/05
ISBN-10:4560098190
ISBN-13:9784560098196
判型:B5
発売社名:白水社
対象:一般
発行形態:単行本
内容:芸術総記
言語:日本語
ページ数:788ページ ※612,176P
縦:22cm
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