張赫宙の日本語文学―植民地朝鮮/帝国日本のはざまで [単行本]
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張赫宙の日本語文学―植民地朝鮮/帝国日本のはざまで [単行本]

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出版社:明石書店
販売開始日: 2021/03/05
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張赫宙の日本語文学―植民地朝鮮/帝国日本のはざまで の 商品概要

  • 目次

    序章 張赫宙の日本語文学を再考する
     第1節 本書の主題と方法
      1.研究の課題
      2.「日本語文学」という用語について
     第2節 張赫宙の略歴
     第3節 張赫宙の文学はどのように研究されてきたのか
      1.「親日文学」をめぐる研究
      2.日本における張赫宙研究
      3.韓国における張赫宙研究
     第4節 本書の構成と資料

    第1章 「帝国」日本のメディアと張赫宙の日本語文学――雑誌『文学案内』(1935~1937年)を中心に
     はじめに
     第1節 張赫宙と日本の雑誌メディアとの関わり
     第2節 板挟みになる張赫宙――「植民地」朝鮮文壇と「帝国」日本文壇の狭間
     第3節 雑誌『文学案内』と植民地の文学者たち
      1.「朝・台・中国新鋭作家集」(1936年1月号)について
      2.「朝鮮現代作家特輯」(1937年2月号)――日本における最初の朝鮮文学の紹介特輯として
     小結

    第2章 越境/交通する文化空間――「春香伝」上演(1938年)をめぐって
     はじめに
     第1節 準備された出会い――張赫宙と村山知義
      1.戯曲「春香伝」テキストと公演台本について
      2.「春香伝」上演前後の張赫宙と村山知義の活動
      3.朝鮮人のプロレタリア文化運動と村山知義、そして、張赫宙との出会い
      4.張赫宙と村山知義における「春香伝」の意味
     第2節 日本語版「春香伝」上演の様相
      1.「新協劇団」の活動と「春香伝」上演
      2.「春香伝」上演に関わった朝鮮人
      (1)安英一
      (2)金史良
      (3)金浩永
     第3節 「春香伝」上演からみる植民地の文化翻訳――座談会「朝鮮文化の将来」にみる亀裂
     小結

    第3章 張赫宙の「満洲」体験――長編小説『開墾』(1943年)を中心に
     はじめに
     第1節 「大陸開拓文芸懇話会」と張赫宙の満洲視察
     第2節 随筆集『わが風土記』について――在満朝鮮人の「血涙の苦闘史」として
     第3節 満洲開拓物語『開墾』論
     小結

    第4章 在日朝鮮人青年の憂愁――小説「岩本志願兵」(1943年)をめぐって
     はじめに
     第1節 張赫宙における在日朝鮮人の発見、あるいは、「在日」としての張赫宙
     第2節 在日朝鮮人青年「岩本」の憂愁
     第3節 「母の呼び声」としての「高麗神社」
     小結

    終章 張赫宙の「日本語文学」の意味、そして、その可能性について

     張赫宙年譜
     参考文献
     あとがき
     人名索引
     初出一覧
  • 内容紹介

    植民地期の代表的な朝鮮人日本語作家であった張赫宙は、金史良と共に在日朝鮮人文学の嚆矢とされてきたが、日朝の文学交流の要となってきたが故に、「親日」作家とされてきた。本書は、張赫宙の文学を、そうした国民史に還元することなく国民の狭間に生きた文学としてとらえ直す。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    〓 恩美(チョウ ウンミ)
    1971年、韓国大邱生まれ。東京外国語大学大学院地域文化研究科博士後期課程修了。博士(学術)。現在、東京外国語大学国際日本研究センター特任研究員、東京学芸大学人文社会科学系非常勤講師。専門は、韓国近代文学・日本語文学
  • 著者について

    曺 恩美 (チョウ ウンミ)
    1971年、韓国大邱生まれ。東京外国語大学大学院地域文化研究科博士後期課程修了。博士(学術)。現在、東京外国語大学国際日本研究センター特任研究員、東京学芸大学人文社会科学系非常勤講師。専門は、韓国近代文学・日本語文学。共著に『韓国文学を旅する60章』(明石書店、2020年)。翻訳書に『아시아/일본』(그린비、2010年、原書:米谷匡史著『アジア/日本』岩波書店、2006年)。主要論文に「張赫宙作・村山知義演出「春香伝」上演(1938年)論――朝鮮人のプロレタリア文化運動と新協劇団の関わりの中から」(『朝鮮学報』254号、朝鮮学会、2020年1月)、「張赫宙作・日本語版「春香伝」上演(1938年)からみる植民地の文化越境――座談会「朝鮮文化の将来」をめぐって」(『Japen space』28号、国民大学校日本学研究所、2020年12月、韓国)。

張赫宙の日本語文学―植民地朝鮮/帝国日本のはざまで の商品スペック

発行年月日 2021/02/28
ISBN-10 4750351466
ISBN-13 9784750351469
ページ数 221ページ
22cm
発売社名 明石書店
判型 A5
NDCコード 910.268
Cコード 0095
対象 一般
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発行形態 単行本
内容 日本文学評論・随筆
分類 文芸
成年向け書籍マーク G
書店分類コード U270
再販商品 非再販
言語 日本語
出版社名 明石書店
著者名 曺 恩美

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