昭和・平成を駆け抜けた想い出の客車急行―かつて日本列島を走った国鉄・JR列車ものがたり [単行本]

昭和・平成を駆け抜けた想い出の客車急行―かつて日本列島を走った国鉄・JR列車ものがたり の 商品概要

• 目次（「BOOK」データベースより）

  第１章　客車急行の歴史（明治に登場した長距離客車急行；大正時代、急行列車は全国に延びる；昭和戦前期の急行黄金時代；戦中戦後の苦難の時代；急行の廃止から復活へ　ほか）
  第２章　全国各地を駆け抜けた客車急行の記録（東京～九州方面；関西／九州方面；東京～山陽・山陰方面；東京～関西方面；関西／山陽・山陰方面　ほか）

• 出版社からのコメント

  客車急行は全国各地を結び、旅客だけでなく郵便物等も運んだ。本書は東京～鹿児島間を24時間以上かけて走った時代の記録である。

• 内容紹介

  機関車牽引客車列車は蒸気機関車の時代はもちろん、電気機関車、ディーゼル機関車の時代になっても鉄道の中心的存在で、特に機関車を先頭に普通車、グリーン車、寝台車、食堂車、荷物車、郵便車と各種車両を連ねた長距離の客車急行列車は列車らしい風格があふれていた。この客車急行は鉄道が交通機関の中心だった時代に東京、大阪と全国各地を結び、旅客だけでなく郵便物や新聞、荷物も迅速に各地に運び、人々の交流、情報伝達にも大きな役割を果たしていた。
  本書では1939（昭和14）年11月、1962（昭和37）年6月、1969（昭和44）年7月、1975（昭和50）年3月時点の客車急行列車を紹介する。それぞれ戦前の全盛時代、戦後の全盛時代、急行から特急へ主役が移った時代、東京～博多間に新幹線が開通した時代である。東京～鹿児島間が一昼夜24時間以上、上野～青森間13～14時間であり、今から振り返ると気の遠くなる時代の記録をお楽しみいただきたい。
  
  図書館選書
  鉄道が交通機関の中心だった時代、客車急行は東京・大阪と全国各地を結び、旅客だけでなく郵便物や新聞、荷物も迅速に各地に運び続けた。本書は東京～鹿児島間を客車急行が24時間以上もかけて走り抜けた時代の記録である。

• 著者紹介（「BOOK著者紹介情報」より）（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）

  山田 亮(ヤマダ アキラ)
  １９５３年生、慶應義塾大学法学部卒、慶應義塾大学鉄道研究会ＯＢ、鉄研三田会会員、元地方公務員、鉄道研究家で特に鉄道と社会の関わりに関心を持つ。１９８１年「日中鉄道友好訪中団」（竹島紀元団長）に参加し、北京および中国東北地区（旧満州）を訪問。１９８２年、フランス、スイス、西ドイツ（当時）を「ユーレイルパス」で鉄道旅行。車窓から見た東西ドイツの国境に強い衝撃をうける。２００１年、三岐鉄道（三重県）７０周年記念コンクール「ルポ（訪問記）部門」で最優秀賞を受賞。現在、日本国内および海外の鉄道乗り歩きを行う一方で、「鉄道ピクトリアル」などの鉄道情報誌に鉄道史や列車運転史の研究成果を発表している

昭和・平成を駆け抜けた想い出の客車急行―かつて日本列島を走った国鉄・JR列車ものがたり の商品スペック