台湾の日本語教科書と中国語会話書の研究―昭和20年まで [単行本]

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台湾の日本語教科書と中国語会話書の研究―昭和20年まで [単行本]

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出版社:武蔵野書院
販売開始日: 2021/02/12
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台湾の日本語教科書と中国語会話書の研究―昭和20年まで の 商品概要

  • 目次

    序章
      第1部 台湾における日本語教科書と日本語資料
    第1章 台湾における日本語教育・国語教育の概観(明治28年~昭和20年)
     1 はじめに
     2 昭和前期の図書(国立国会図書館と国立台湾図書館)
     2.1 国立国会図書館所蔵の資料
     2.2 国立台湾図書館所蔵の日本語教科書15種
     3 322種の日本語関連雑誌(国立台湾図書館)
     4 戦後への展開
    第2章 国語普及の三大雑誌『国光』『黎明』『薫風』
                  (昭和7年創刊)の日本語
     1 先行研究と本章の目的
     2 台湾の図書館調査
     3 『薫風』(後に『青年之友』と改題)について
     3.1 奥付・編輯後記から見る書誌
     3.2 雑誌の対象者
     3.3 雑誌名の由来
     3.4 創刊号の構成
     4 『黎明』について
     4.1 奥付・編輯後記から見る書誌
     4.2 雑誌の対象者
     4.3 雑誌名の由来
     4.4 創刊号の構成
     5 『国光』について
     5.1 奥付・編輯後記から見る書誌
     5.2 雑誌の対象者
     5.3 雑誌名の由来と読み方
     5.4 雑誌の構成
     6 『薫風』『黎明』における青年劇について
     7 『黎明』『国光』における地震の記事について
     7.1 地震(昭和10年4月21日発生)の第一報
     7.2 地震関連の記事
     7.3 『黎明』『国光』(第37号・第38号)における刊記の変更
     8 『黎明』『国光』の学習者に関する記事
     9 まとめと今後の課題
    第3章 『国光』における投稿文の資料性─誤用と誤文訂正を中心に─
     1 はじめに
     2 『国光』(昭和7年創刊)について
     2.1 調査資料67号分について
     2.2 誌名『国光』の読み方について
     3 効果的な学習法の工夫
     3.1 一部振り仮名を付けない学習法
     3.2 課題形式による一人称代名詞「ぼく」の提示
     3.3 非丁寧表現を丁寧表現に直す誤文訂正の提示
     4 投稿文の資料としての特徴
     4.1 投稿文の資料的価値
     4.2 誌上添削1(雑誌編集者による添削)
     4.3 誌上添削2(ピアレスポンス)
     4.4 誌上添削3(良いところ悪いところの指摘のみ)
     5 まとめと今後の課題
    第4章 『新国語教本教授書』における仮名導入前の日本語指導について
     1 はじめに
     2 『国光』『黎明』『薫風』と『新国語教本』
     3 『新国語教本』について
     4 『新国語教本教授書』について
     5 仮名導入前の日本語指導
     5.1 第1課から第17課までの全体像について
     5.2 第1課「学習訓練用語」について
     5.3 第7課「形容詞・形容動詞の連体形」について
     5.4 第8課「氏名と敬語」について
     6 仮名導入後(第18課~)の指導
     7 まとめと今後の課題
    第5章 『教授細目』「男子教材」「女子教材」から見た規範としての女性語
     1 はじめに
     2 『潮州郡国語講習所用 話方読方教授細目』(昭和15年刊)について
     2.1 書誌
     2.2 緒言
     3 「男子教材」と「女子教材」から見た女性語
     3.1 形容詞丁寧表現に関わるもの
     3.2 「男子教材」に「デス」「デセウ」が関わるもの
     3.3 「男子教材」に「アリマス」「アリマセン」が関わるもの
     3.4 「男子教材」に「ヰマス」「ヰマセン」が関わるもの
     3.5 「女子教材」により高い丁寧さが認められるもの(3.1~3.4を除く)
     3.6 助詞の有無に関するもの
     3.7 その他の有無に関するもの
     3.8 「男子教材」と「女子教材」で語が変わるもの(丁寧さは不明)
     3.9 「男子教材」と「女子教材」で表記が異なるが発音は同じであるもの
     4 まとめと今後の課題
    第6章 『教授細目』『指導細案』から見た台湾における日本語の発音指導
     1 はじめに
     2 話す指導としての「全島(全国)国語演習会」(『国光』の記事から)
     3 誤用例の全体像
     4 項目別具体例の考察
     4.1 歯茎音(ダ行音・ラ行音等)に関する誤用例
     4.2 両唇音(バ行音・マ行音等)に関する誤用例
     4.3 促音が関わる誤用例
     4.4 直音・拗音が関わる誤用例
     4.5 無声音化に関する誤用例
     4.6 長音が関わる誤用例
     4.7 その他1(文法以外)
     4.8 その他2(文法)
     5 まとめと今後の課題

      第2部 日清韓会話書・台湾語会話書の成立と中国語方言会話書への展開
    第1章 日清韓会話書における指定丁寧表現・形容詞丁寧表現
     1 はじめに
     2 日清戦争期の日清韓会話書について
     3 指定丁寧表現と形容詞丁寧表現
     3.1 現代語における形容詞丁寧表現の実態
     3.2 会話書の性格と形容詞丁寧表現
     3.3 洋学会話書等との比較によるまとめ
     4 まとめと今後の課題
    第2章 明治初年日本語会話書における指定丁寧表現・形容詞丁寧表現
         ─日清韓会話書との比較─
     1 はじめに
     2 明治初期の日本語教科書について
     3 明治初期日本語教科書に見られる指定丁寧表現・形容詞丁寧表現
     4 まとめと今後の課題
    第3章 『日清会話』と『日韓会話』の成立過程に関する考察
     1 はじめに
     2 『日韓会話』と『日清会話』の成立と指定丁寧表現・形容詞丁寧表現
     3 日清戦争勃発直前直後の会話書
     4 『兵要朝鮮語』と『兵要支那語』、『増訂再版兵要支那語付朝鮮語』
     5 『実用朝鮮語』と『実用支那語』
     6 まとめと今後の課題
    第4章 台湾語会話書の成立─植物語彙を中心に─
     1 はじめに
     2 台湾語とは
     3 本章で扱う資料について
     4 明治28年刊台湾語会話書の緒言と構成
     5 台湾語と日本語の植物語彙(野菜・果物)について
     5.1 サツマイモ・ジャガイモに関連する語について
     5.2 バナナについて
     5.3 ライチ・グアバ・パイナップル・マンゴー・レンブについて
     6 まとめと今後の課題
    第5章 台湾語会話書の展開と広東語会話書・海南語会話書への発展
     1 台湾語会話書21種について
     2 広東語会話書について
     3 海南語会話書について
     3.1 『海南語初歩』(大正11~12年)の書誌について
     3.2 『海南島語会話』(昭和16年刊)の書誌について

      第3部 中国語会話書(北京官話会話書)の成立と展開
    第1章 中国語教育史についての概観
     1 はじめに
     2 中国語会話書に関係する主要人物7名について
     3 中国語会話書・中国語教育の時期区分について
     4 草創期における官(政府)による中国語教育
     4.1 長崎の広運館について
     4.2 漢語学所の設立
     4.3 東京外国語学校(旧外語)の成立
     5 草創期における中国への留学生
     5.1 外務省による清国への留学生
     5.2 参謀本部派遣の留学生
     6 民間の中国語教育
     6.1 日清社(明治9年12月~明治10年9月)
     6.2 興亜会支那語学校
     6.3 善隣書院
     6.4 中国における民間の中国語教育
     7 中国語関係書の出版点数の推移
     7.1 田中慶太郎(代表作:『東語士商叢談便覧』)
     8 まとめと今後の課題
    第2章 明治前期の中国語会話書
     〈序章〉
     〈終章〉
    第3章 日本語資料としての『官話指南総訳』(明治38年刊)
     1 はじめに
     2 『官話指南』(明治15年刊)の書誌
     3 『改訂官話指南』(明治36年刊)の書誌
     4 『官話指南総訳』(明治38年刊)の書誌
     5 日本語訳文について
     5.1 ワア行五段動詞連用形の音便
     5.2 公的交渉の場面における文語の使用について
     5.3 江戸時代における武士のことば以降明治10年代の
            ことばに文語が混じるか否かについての論争
     6 『官話指南総訳』の日本語資料としての特徴
     7 今後の発展的研究について
    第4章 日本語資料としての『東語士商叢談便覧』
          (明治38年刊)と文求堂主人田中慶太郎
     1 はじめに
     2 『北京官話士商叢談便覧』の書誌
     3 『東語士商叢談便覧』の書誌
     4 ワア行五段動詞連用形の音便
     5 まとめと今後の課題
    第5章 『北京官話談論新篇』と総訳本2種
            (明治43年刊、昭和8年刊)
     1 『北京官話談論新篇』(『官話談論新篇』)の書誌
     2 『談論新編訳本』の書誌
     3 『談論新編総訳』の書誌
     4 『北京官話談論新篇』の展開と今後の研究課題
    第6章 『官話急就篇』『急就篇』と総訳本4種
         (大正5、6、13年刊、昭和9年刊)の日本語
     1 はじめに
     2 『官話急就篇』『急就篇』の書誌
     2.1 『官話急就篇』(明治37年刊)について
     2.2 『急就篇』(昭和8年刊)について
     3 『官話急就篇総訳』(杉本吉五郎)
              (大正5年刊)について
     3.1 『官話急就篇総訳』の書誌
     3.2 『官話急就篇総訳』の例言からみる訳述方針
     3.3 ワア行五段動詞連用形の音便
     4 『官話急就篇詳訳』(大橋末彦)(大正6年刊)について
     4.1 『官話急就篇詳訳』の書誌
     4.2 『官話急就篇詳訳』の序・自序・凡例からみる訳述方針
     4.3 訳文のバリエーションと優先順位
     5 『急就篇を基礎とせる支那語独習』
          (打田重治郎)(大正13年刊)について
     5.1 『官話急就篇総訳』の書誌
     5.2 『官話急就篇総訳』の自序・例言からみる訳述方針
     5.3 待遇表現のバリエーション
     6 『急就篇総訳』(宮島大八)(昭和9年刊)について
     6.1 『急就篇総訳』の書誌
     6.2 宮島大八の訳述書は中国語が先か日本語が先か
     6.3 人称代名詞
     7 まとめと今後の課題
    第7章 『官話急就篇』『急就篇』訳述書の質問表現
     1 はじめに
     2 質問表現に関する先行研究
     3 使用資料と分析方法について
     3.1 使用資料
     3.2 分析方法
     4 中国語の質問文に疑問詞がない場合
     5 中国語の質問文に疑問詞がある場合
     6 訳述方針の考察
     7 まとめと今後の課題
    第8章 中国語会話書における当為表現の特徴
     1 はじめに
     2 調査資料
     3 二重否定形式当為表現「ネバナラヌ類」について
     3.1 本調査における「ネバナラヌ類」の全体像
     3.2 動詞接続のうち前項がヌ系であるもの
     3.3 動詞接続のうち前項がナイ系であるもの
     3.4 前項が形容詞であるもの
     3.5 後項がイク系であるもの
     4 周辺的な当為表現について
     4.1 後項がスマヌ系であるもの
     4.2 後項がダメ系であるもの
     5 まとめと今後の課題
    第9章 『官話急就篇』総訳本4種における当為表現
     1 はじめに
     2 主要な中国語会話書
     3 本章の目的
     4 『急就篇』に関する調査資料と調査方法について
     4.1 調査資料
     4.2 調査方法
     5 調査結果と分析(1)
        調査資料全体の二重否定型(80組239例)について
     5.1 動詞接続(219例)
     5.2 前項が形容詞であるもの(20例)
     6 調査結果と分析(2)
        4種対応例の二重否定型(45組180例)について
     7 調査結果と分析(3)
        日中対照
     7.1 中国語「得(総得)」
     7.2 中国語「要(総要)」
     7.3 中国語「該」
     7.4 中国語「不可不」
     7.5 中国語「応当」
     8 まとめと今後の課題
    第10章 当為表現の直訳度および『東語士商叢談便覧』における当為表現
     1 当為表現の直訳度を考える際の調査資料
     2 当為表現の直訳度との比較
     2.1 調査方法
     2.2 直訳度の関連性(当為表現と人称代名詞)
     3 『東語士商叢談便覧』(明治38年刊)における当為表現
    終章

    中国語会話書一覧
     1 中国語会話書一覧の示し方について
     2 日本語の会話文が現れている中国語会話書一覧
     3 本文が中国語文のみの中国語会話書一覧
    参考文献
    あとがき
    索引
    参考資料
  • 内容紹介

    台湾における日本語教科書と日本語資料
    日清韓会話書・台湾語会話書の成立と中国語方言会話書への展開
    中国語会話書(北京官話会話書)の成立と展開
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    園田 博文(ソノダ ヒロフミ)
    東北大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得満期退学。博士(文学)。韓国国立江陵大学校日本学科客員教授、佐賀大学留学生センター講師、山形大学教育学部助教授、山形大学地域教育文化学部教授を経て、同朋大学文学部教授。専門は日本語学・日本語教育学
  • 著者について

    園田 博文 (ソノダ ヒロフミ)
    東京都生まれ
    東北大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得満期退学。博士(文学)。
    韓国国立江陵大学校客員教授、佐賀大学講師、山形大学助教授山形大学地域教育文化学部教授を経て、
    現在、同朋大学文学部教授。
    専門は日本語学・日本語教育学 著書・論文として、
    『日清戦争以前の日本語・中国語会話集』(単著、武蔵野書院、2020年)、
    『新明解語源辞典』(共著、三省堂、2011年)、
    「洒落本の語彙(男性のことばと女性のことば)」『シリーズ〈日本語の語彙〉4 近世の語彙―身分階層の時代―」(朝倉書店、2020年)などがある。

台湾の日本語教科書と中国語会話書の研究―昭和20年まで の商品スペック

商品仕様
出版社名:武蔵野書院
著者名:園田 博文(著)
発行年月日:2021/02/12
ISBN-10:4838607423
ISBN-13:9784838607426
判型:A5
発売社名:武蔵野書院
対象:専門
発行形態:単行本
内容:日本語
言語:日本語
ページ数:399ページ ※332,67P
縦:22cm
横:16cm
厚さ:3cm
重量:771g
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