ドイツ社会国家における「新自由主義」の諸相―赤緑連立政権による財政・社会政策の再編 [単行本]
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ドイツ社会国家における「新自由主義」の諸相―赤緑連立政権による財政・社会政策の再編 [単行本]

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出版社:明石書店
販売開始日: 2021/03/11
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ドイツ社会国家における「新自由主義」の諸相―赤緑連立政権による財政・社会政策の再編 の 商品概要

  • 目次

    まえがき

    序章 ─問題意識と課題─
     1 問題意識と課題
     2 本書の構成

    第1章 本研究における分析枠組み─「新自由主義」の多様性における歴史と理論の再検討─
     1 ドイツ社会国家をどう捉えるか
     2 ドイツにおける「新自由主義」の多様性
     3 「新自由主義」の歴史的分岐について
     4 オルドリベラリズムの基本原理(Grundsatz)
      4-1 オルドリベラリズムの市場観について
      4-2 東西ドイツ統一以降におけるオルドリベラリズム
     5 「自由主義化の多様性(Varieties of Liberalization)」というアプローチ
      5-1 「資本主義の多様性」から「自由主義化の多様性」へ
      5-2 「新自由主義」における市場の成立条件の多様性

    第2章 赤緑連立政権期を中心とした財政再編について
     1 ドイツ社会国家の財政構造─特徴と課題─
     2 ドイツにおける財政構造の変遷
      2-1 ドイツ財政の長期的俯瞰
      2-2 ドイツにおける社会保障制度の変遷─社会予算(Sozialbudget)の概要について─
     3 失業時所得保障及び公的扶助改革と財政問題
      3-1 2005年失業時所得保障及び公的扶助改革のポイント
      3-2 ハルツⅣ改革の背景
     4 大連立政権(Große Koalition)における増税と失業時所得保障
      4-1 連邦政府負担の増加
      4-2 大連立政権による失業保険料率の引き下げと2007年税制改革
     5 ドイツ社会保障財政改革の帰結と課題

    第3章 赤緑連立政権期における企業課税改革の変遷─ハンス・アイヒェル財務大臣期を中心とした考察─
     1 問題意識の背景と課題
      1-1 本章における問題意識と課題
      1-2 改革の背景─改革に至るまでの経済・財政上の課題─
      1-3 第一次赤緑連立政権期における「税制改革2000」の概要
     2 企業課税改革の起点と赤緑連立政権期における税収の変遷
      2-1 改革の起点と減税規模の考察
      2-2 ドイツの企業課税における営業税の重要性とその動向
     3 第二次赤緑連立政権期における課税ベースの拡大
      3-1 改革の「揺り戻し」
      3-2 企業課税改革におけるアウトプットの検討
     4 課税ベース拡大の背景
      4-1 第二次赤緑政権期における改革の「揺り戻し」の背景
      4-2 ドイツ社会国家と分権体制─自治体税源の重要性─
     5 結語

    第4章 第二次赤緑連立政権期における福祉と就労の融合─財政構造の変化からみるアクティベーション改革の再検討─
     1 問題意識と課題
     2 先行研究の検討─アクティベーションを捉える枠組み─
      2-1 アクティベーション概念と政策との関連
      2-2 アクティベーションの政策領域と論点
     3 アクティベーション政策の再検討
      3-1 アクティベーション政策を構成する政策領域
      3-2 各国におけるアクティベーション政策の多様性─概括的検討─
     4 ドイツの事例─ドイツにおけるアクティベーション改革─
      4-1 ハルツ改革の概要
      4-2 ハルツ改革前後の積極的労働市場政策の変化
      4-3 政府間財政改革としての側面
     5 結語

    第5章 改革の帰着─失業時所得保障からみる十分性と包括性の独日比較─
     1 問題意識と課題
     2 独日の失業時所得保障の制度的概要と先行研究の評価
      2-1 独日における失業保険制度の概要
      2-2 先行研究の検討
     3 離職後1年目における失業保険制度の離職前賃金代替率の独日比較
      3-1 本章における分析の枠組み
      3-2 失業保険給付の離職前賃金代替率の独日比較
     4 失業保険適用外の失業者に対する所得保障制度の独日比較
      4-1 失業保険適用外の失業者に対する所得保障の必要性
      4-2 日本の現状及び「求職者支援制度」
      4-3 ドイツにおける「求職者基礎保障(Grundsicherung für Arbeitsuchende)」
     5 結語

    第6章 結語─ドイツ社会国家における「新自由主義」の諸相と相克─
     1 本書の要旨
     2 ドイツ社会国家における「新自由主義」の諸相と相克

    第7章 補論─市場と社会について─
     1 市場社会こそ必要とするもの─ルール・分権・非市場の国家経済─
     2 市場社会における自由の解釈と経済学
     3 市場社会の集権化傾向と民主主義

     参考文献
     論文初出一覧
     あとがき
     索引
  • 内容紹介

    ドイツにおける2002-2005年の第二次赤緑連立政権(社会民主党・緑の党)期に焦点を当て、財政・課税改革、社会保障・社会政策改革の実相を明らかにすることを通じて、同国における新自由主義の諸相とその相克を詳細に分析する。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    福田 直人(フクダ ナオト)
    1979年生まれ。東京大学大学院経済学研究科博士課程修了。博士(経済学)。生活経済政策研究所研究員、東京大学社会科学研究所特任研究員などを経て、帝京大学経済学部専任講師
  • 著者について

    福田 直人 (フクダ ナオト)
    1979年生まれ。東京大学大学院経済学研究科博士課程修了。博士(経済学)。
    生活経済政策研究所研究員、東京大学社会科学研究所特任研究員などを経て、現在、帝京大学経済学部専任講師。主な業績に、「ドイツにおける福祉と就労の融合─アクティベーション政策の考察─」『大原社会問題研究所雑誌』669号(大原社会問題研究所・2014年)、「「普遍主義」と「選別主義」─国民の合意を引き出す福祉の条件について─」『生活経済政策』No.210(生活経済政策研究所・2014年)、「ドイツにおける社会保障制度の変容と財政問題─ハルツⅣ改革を中心に─」井手英策(編)『危機と再建の比較財政史』所収(ミネルヴァ書房・2013年)、「失業時所得保障の比較研究─日独比較を中心に─」『社会政策』第4巻第1号(ミネルヴァ書房・2012年)など。

ドイツ社会国家における「新自由主義」の諸相―赤緑連立政権による財政・社会政策の再編 の商品スペック

商品仕様
出版社名:明石書店
著者名:福田 直人(著)
発行年月日:2021/03/15
ISBN-10:4750351652
ISBN-13:9784750351650
判型:A5
対象:一般
発行形態:単行本
内容:社会
言語:日本語
ページ数:214ページ
縦:22cm
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