軍隊と地域―郷土部隊と民衆意識のゆくえ(岩波現代文庫) [文庫]
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軍隊と地域―郷土部隊と民衆意識のゆくえ(岩波現代文庫) [文庫]
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軍隊と地域―郷土部隊と民衆意識のゆくえ(岩波現代文庫) [文庫]

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出版社:岩波書店
販売開始日: 2021/04/17
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軍隊と地域―郷土部隊と民衆意識のゆくえ(岩波現代文庫) の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    師団誘致、軍事演習、用地の強制接収、そして動員…近代日本の地域社会は軍隊・戦争をいかに受容したのか。一八八〇年代から敗戦までの静岡を舞台に、矛盾を孕みながらも地域に根づいていった軍が、やがては民衆生活を寸断・破壊していく過程を克明に描き出す。戦争研究・軍事研究に画期をなした名著、待望の文庫化。研究史の中に原著を位置付けた補章を加える。
  • 目次

    はじめに


    第1章 徴兵制と地域
     1 地域に根づきはじめた軍隊と民衆の反応
      国民皆兵の現実と徴兵令の改正/徴兵事務の整備/徴兵慰労・援護事業の開始/豊橋歩兵第十八連隊の設置/徴兵忌避と徴兵逃れ祈願
     2 本格的対外戦争の経験と静岡連隊の設置
      歩兵第十八連隊の出征と静岡県下の兵力動員/戦争協力態勢と戦争熱/日清戦後軍拡と静岡連隊新設/在郷軍人団体・軍事思想普及団体の形成/台湾植民地戦争と静岡


    第2章 日露戦争と地域社会
     1 静岡歩兵第三十四連隊の出動と戦争協力態勢の組織化
      兵力動員の規模/戦争の論理/出征兵士家族援護/戦勝の祈りと慰霊/戦時生活改革の開始/地域紙の戦争報道と地域部隊イメージ/捕虜と国際法認識
     2 戦争反対論と講和反対運動
      地域からの非戦論/日露講和反対運動の民衆心理/出征兵士の帰郷
     3 日露戦争後の軍拡
      帝国在郷軍人会の創設/第十五師団誘致運動/都市の発展における歩兵連隊設置の意味/編成後の歩兵連隊と地域民衆/師団設置をめぐる豊橋市政の内部対立と高師村の紛争/富士裾野演習場の本格建設と印野部落強制移転


    第3章 総力戦時代とデモクラシー状況下の軍隊と地域
     1 第一次世界大戦と静岡俘虜収容所
      青島出兵と銃後/静岡俘虜収容所
     2 デモクラシー状況下の軍と民衆
      対軍感情の変化/在郷軍人統制と弛緩
     3 陸軍の近代化と静岡地域部隊の増設
      三島野戦重砲兵部隊の設置/浜松歩兵第六十七連隊の廃止と連隊存置要求運動/青年訓練所の開設/陸軍航空と浜松/陸軍飛行第七連隊の浜松設置/発足後の飛行第七連隊/高射砲第一連隊の浜松移転と新津村射撃場問題
     4 震災出動と山東出兵
      第一次満州派遣/第十五師団の震災出動/山東出兵と銃後活動の画一化


    第4章 十五年戦争下の地域部隊
     1 満州事変の衝撃
      国防思想普及運動と事変の開始/排外熱高揚の契機/戦争熱の維持/再び高揚する戦争熱/満州事変出動兵士の戦闘体験/満州事変と地方政治の変貌/政党政治批判の拡大/国際連盟離脱と一九三五、六年の危機
     2 富士裾野演習場協定の改定
      演習場協定の第一次改定/演習場協定の第二次改定交渉の難航
     3 二度目の在「満」警備
      満州戦線と飛行第七連隊/第三師団の満州治安粛正工作/二・二六事件と在郷軍人会の引き締め
     4 日中全面戦争と「郷土部隊」の出動
      開戦と世論/「郷土部隊」の出動/防護団から警防団へ/軍事援護事業の急拡大/銃後奉公会の結成
     5 アジア太平洋戦争下の「郷土部隊」
      消えゆく郷土部隊情報--弱まる郷土部隊と地域の関係/消えた外征郷土部隊
     6 軍用地の拡大と軍隊増設
      軍用地接収の諸事例/沼津市域における海軍軍事施設と軍需工業の拡大/本土決戦体制と浜松


    おわりに
      銃後の成り立ちと地元の歩兵連隊の設置/日露戦争と戦後軍拡/第一次世界大戦と一九二〇年代軍縮期の軍隊と地域社会/銃後の新段階、そして銃前・銃後の区別の消滅/改めて三つの問いに即して


    補章 『増補軍隊と地域』に寄せて
     1 徴兵制軍隊のある社会--戦前と戦後の決定的差異
      「社会からの問い」と軍事史/憲法における国民の義務規定/社会への刻印の意味
     2 「軍隊と地域」の「と」に込めたもの
      在沖米軍と沖縄社会/軍隊の定着・受容と矛盾・軋轢
     3 狙い・方法・対象
     4 郷土部隊の形成と地域概念
      関係性のキー概念としての郷土兵と郷土部隊/フィールドとしての静岡県
     5 『軍隊と地域』後
      地域論/戦死者葬儀論と身体の規律化


    おわりに

    注 記
    あとがき
    岩波現代文庫版あとがき
    索 引
  • 出版社からのコメント

    静岡を舞台に、矛盾を孕みつつ地域に根づいていった軍がやがては民衆生活を破壊していく過程を描き出す。
  • 内容紹介

    師団誘致、軍事演習、用地の強制接収、そして動員……近代日本の地域社会は軍隊・戦争をいかに受容したのか。一八八〇年代から敗戦までの静岡を舞台に、矛盾を孕みながらも地域に根づいていった軍が、やがては民衆生活を寸断・破壊していく過程を克明に描き出す。戦争研究・軍事研究に画期をなした名著、待望の文庫化。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    荒川 章二(アラカワ ショウジ)
    1952年静岡県生まれ。早稲田大学第一文学部卒業、立教大学大学院文学研究科修士課程修了、一橋大学大学院社会学研究科博士課程単位取得満期退学。静岡大学情報学部教授、国立歴史民俗博物館教授を経て、同博物館および静岡大学名誉教授。日本近現代史
  • 著者について

    荒川 章二 (アラカワ ショウジ)
    荒川章二(Shoji Arakawa)
    1952年静岡県生まれ。早稲田大学第一文学部卒業、立教大学大学院文学研究科修士課程修了、一橋大学大学院社会学研究科博士課程単位取得満期退学。静岡大学情報学部教授、国立歴史民俗博物館教授を経て、現在同博物館および静岡大学名誉教授。日本近現代史。『軍用地と土地・民衆』(山川日本史リブレット、2007年)、『全集日本の歴史16 豊かさへの渇望』(小学館、2009 年)、『地域のなかの軍隊2 関東軍都としての帝都』(編著、吉川弘文館、2015年)、『「1968年」社会運動の資料と展示に関する統合的研究』(編著、国立歴史民俗博物館研究報告、2019年)等。

軍隊と地域―郷土部隊と民衆意識のゆくえ(岩波現代文庫) の商品スペック

商品仕様
出版社名:岩波書店
著者名:荒川 章二(著)
発行年月日:2021/04/15
ISBN-10:4006004362
ISBN-13:9784006004361
判型:文庫
対象:一般
発行形態:文庫
内容:日本歴史
言語:日本語
ページ数:437ページ ※428,9P
縦:15cm
横:11cm
厚さ:2cm
重量:262g
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