作動する法/社会―パラドクスからの展開 [単行本]
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作動する法/社会―パラドクスからの展開 [単行本]

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出版社:ナカニシヤ出版
販売開始日: 2021/04/09
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作動する法/社会―パラドクスからの展開 [単行本] の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    法が作動する時、社会に生じる波紋はわれらをどのように巻き込むのか?
  • 目次

      プロローグ

     序章 法システムのパラドクス  (江口厚仁)

      1 法/不法  
         ――法の基底コードのパラドクス――

      2 法の支配  
         ――法の政治性/非政治性のパラドクス――

      3 先例拘束性  
         ――法の過去/現在/未来のパラドクス――

      4 法令拘束性  
         ――司法的立法のパラドクス――

      5 憲法改正  
         ――法の力のパラドクス――

      6 むすびにかえて  
         ――パラドクスの積極的活用法――

    第Ⅰ部 折り合う

     第1章 法の理念と現実はいかにして接近可能か?  (城下健太郎)
          ――憲法九条と永遠平和の理念――

      1 法の理念と現実をめぐる問い  

      2 いくつかの解決方法  

      3 永遠平和の実現への道  

      4 むすびにかえて  
         ――憲法九条との付き合い方――

     [コラム1]未来のために今できること  (鈴木美穂)
      
     第2章 中心なき社会の権利論  (西村枝美)

      1 自 由  

      2 自由権  
         ――創設ではなく維持として――

      3 選挙権  
         ――治者の証ではなく日常の維持として――

      4 平 等  
         ――等しさへの権利ではなく距離要請として――

      5 尊 厳  
         ――天賦ではなく各人の創設として――

      6 権利の役割  

     第3章 組織に法令を遵守させる事実的な力  (福井康太)
          ――「第三者委員会」を手がかりに――

      1 「第三者委員会」の位置づけ  

      2 観察の観察  

      3 再発防止のエンフォースメント  

      4 「第三者委員会報告書格付け委員会」をめぐって  

      5 結びに代えて  
         ――事実的エンフォースメントに手続保障は可能か――

     第4章 「非知(よくわからない)」のススメ  (林田幸広)
          ――「ふわふわ」した社会を観察してゆくための準備として――

      1 予防できないのに予防に失敗すると責められる  

      2 社会は「ふわふわ」している  

      3 非知を不可視化する概念  

      4 おわりに  
         ――非知に向けて考えること――

    第Ⅱ部 生み出す

     第5章 紛争処理において「待つ」ことの意義  (上田竹志)

      1 はじめに  

      2 事例1  

      3 事例2  

      4 事例3  

      5 おわりに  

     第6章 空間は法を作動させる夢を見るか?  (兼重賢太郎)
          ――景観論を手がかりに――

      1 はじめに  

      2 景観の法的定義  

      3 景観利益の諸相

      4 ものとしての景観  

      5 結びにかえて

     [コラム2]被爆者にとっての〈復興〉を手探りで考える
            ――布野修司の都市計画批判を手がかりに  (桐谷多恵子)

     第7章 民事訴訟による暴力の停止と対論の再生  (仁木恒夫)

      1 民事訴訟の手続的機能  

      2 民事訴訟における法言説と関係形成  

      3 強制執行停止事件の事例分析  

      4 おわりに  

     第8章 「営業の自由」に対する行政規制における情報の機能  (塩見佳也)
           ――健康食品規制のアポリア――

      1 「健康食品」  
         ――この曖昧なるもの――

      2 「営業の自由」に対する制限と許可制・届出制 
     
      3 不確実性の制御における行政による情報・知識の創出と「情報行政法」  

     [コラム3]消費者の被害救済と自律支援を両立するには  (宮園由紀代)  

    第Ⅲ部 息づく

     第9章 このワキ毛、剃る剃らないは私が決める  (吉岡剛彦)
          ――女性の身体をめぐるジェンダーと自己決定権――
      
      1 いつから/どのくらい剃られているのか  

      2 女性は無毛というジェンダー  

      3 毛がない女性身体の理由

      4 女のワキ毛、女が決める  
         ――内部からの変革の試み――

     第10章 「赦し」と法  (土屋明広)
          ――「花岡和解」を通して――

      1 はじめに  

      2 花岡事件と花岡和解  

      3 赦しの条件  

      4 むすびにかえて  
         ――赦しへの寄与――

     [コラム4]ハンセン病問題が問う平和  (辻央)

     第11章 「議決への法的拘束力の付与」をめぐって  (宇都義和)
          ――司法制度改革審議会における検察審査会制度改革議論の特徴――

      1 拘束力の付与をめぐる過去の議論  

      2 司法制度改革審議会の改革方針  

      3 改革対象としての検察審査会
         ――「論点整理」までの議論――

      4 「中間報告」提出までの議論  

      5 「最終意見書」提出までの議論  

      6 司法制度改革審議会における議論の特徴  

      7 さいごに

     第12章 法の現場とフィールドワーク/エスノグラフィー  (小佐井良太)
          ――人々とかかわる魅力的な法社会学研究の実践に向けて――

      1 フィールドワーク/エスノグラフィー型法社会学研究の必要性  

      2 フィールドワーク/エスノグラフィー型法社会学研究の経験  

      3 フィールドワーク/エスノグラフィーをめぐる諸問題  

      4 フィールドワーク/エスノグラフィー型法社会学研究のこれから

     [コラム5]我が子の事故を通して考える裁判の在り方  (吉川豊・吉川優子) 

      エピローグ  
  • 出版社からのコメント

    根源的なパラドクスを抱えた法システムが作動する時、社会、人、そして法はどう変わるのか。今日の問題群を題材に具体的に探究。
  • 内容紹介

    根源的なパラドクスを抱えた法システムが作動するとき、社会、人、そして法はどう変わるのか。憲法九条、第三者委員会、健康食品規制、司法制度改革、ワキ毛とジェンダーなど、今日の問題群を題材に具体的に探究。
  • 著者について

    林田 幸広 (ハヤシダ ユキヒロ)
    1971年生まれ。九州大学大学院法学研究科博士後期課程単位取得退学。法社会学専攻。北九州私立大学非常勤講師。『共同体と正義』〔共著〕(御茶の水書房,2004年),「安全,要注意――リスク社会における生‐権力の在処を探るために」(『情況』第3期第3巻第8号,2002年),「ポスト・フーコー的法権力の台頭――差延に感染する〈否〉権力」(『九大法学』第82号,2001年),他。

    土屋 明広 (ツチヤ アキヒロ)
    1974年生まれ。九州大学大学院法学府博士後期課程修了。法社会学・教育法学専攻。金沢大学准教授。『境界線上の法/主体―屈託のある正義へ』〔共著〕(ナカニシヤ出版,2018年,「第三者委員会と紛争処理」(『日本教育法学会年報』48号,2019年),「津波訴訟における「真実解明」のゆくえ」(『法社会学』84号,2018年),他。

    小佐井 良太 (コサイ リョウタ)
    1972年生まれ。九州大学大学院法学研究科博士課程修了。法社会学専攻。愛媛大学教授。『圏外に立つ法/理論―法の領分を考える』〔共著〕(ナカニシヤ出版,2012年),『トラブル経験と相談行動―現代日本の紛争処理と民事司法2』〔共著〕(東京大学出版会,2010年),「「死別の悲しみ」を伴う紛争事例の解決をめぐって―定期金賠償方式に基づく「命日払い」請求再考」(『交通法研究』38号,2010年),他。

    宇都 義和 (ウトヨシカズ)
    1973年生まれ。九州大学大学院法学府博士後期課程単位取得退学。法社会学専攻。志學館大学准教授。『境界線上の法/主体―屈託のある正義へ』〔共著〕(ナカニシヤ出版,2018年),『圏外に立つ法/理論―法の領分を考える』〔共著〕(ナカニシヤ出版,2012年),「司法への市民参加にみる「市民的能動性」の両義的性格」(『九大法学』100号,2010年),他。

作動する法/社会―パラドクスからの展開 [単行本] の商品スペック

商品仕様
出版社名:ナカニシヤ出版 ※出版地:京都
著者名:林田 幸広(編)/土屋 明広(編)/小佐井 良太(編)/宇都 義和(編)
発行年月日:2021/03/31
ISBN-10:4779515289
ISBN-13:9784779515286
判型:B6
対象:専門
発行形態:単行本
内容:法律
言語:日本語
ページ数:302ページ
縦:19cm
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