和辻哲郎の人文学 [単行本]
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和辻哲郎の人文学 [単行本]

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出版社:ナカニシヤ出版
販売開始日: 2021/03/28
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和辻哲郎の人文学 [単行本] の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    令和時代の和辻研究最前線。倫理学・仏教学・美術史・近代文学など多分野の気鋭の専門家らが、近代日本の精華・和辻哲郎の学問の現代的意義を検証する。
  • 目次

      はじめに

    Ⅰ 和辻の人物論

     第一章 〈通路〉の自覚  (佐藤淳一)

          ――初期の和辻の文芸活動について――

      一 はじめに

      二 近代演劇への志向

      三 誇張された台詞のリアリティ

      四 和辻が挫折において見出したもの

      五 「ショオ劇見物記」からの可能性

     第二章 宗教と学問と  (木村純二)
          ――和辻の宗教性をめぐって――

      一 問題の所在

      二 イエスへの憧れ

      三 文化史研究への転身

      四 宗教と学問と

    Ⅱ 和辻倫理学の理論構成

     第三章 和辻「風土」論再考  (藤村安芸子)
          ――大正時代の問いのゆくえ――

      一 はじめに

      二 自然との戦い

      三 「霊肉一致」の倫理学

      四 しめやかな激情

      五 おわりに

     第四章 未知の者と友人として出逢う  (板橋勇仁)
          ――『倫理学』の文化共同体論再考――

      一 はじめに

      二 人間存在の根本構造
         ――主体の多化と合一の運動――

      三 「信頼」における人間存在

      四 共同体の間の倫理学

      五 文化共同体の意義と特性

      六 未知の者と友人として出逢う

      七 おわりに
         ――互いに個が個となることのダイナミズム――

     第五章 和辻「人格」論の可能性  (宮村悠介)
          ――あらためて「人間から人格へ」――

      一 はじめに

      二 『倫理学』における「人間から人格へ」

      三 「空において有る」人格へ

      四 別の人格論の伝統へ

      五 おわりに

     第六章 和辻哲郎の「人間関係」の行為論  (飯嶋裕治)
          ――現代哲学・倫理学理論との対比から――

      一 和辻の倫理学理論の基本的特徴
         ――「行為の規範性」問題の諸側面から――

      二 主体的空間性に基づく行為の構造
         ――有意味性の基準としての人間関係――
      
      三 主体的時間性に基づく行為の構造
         ――あらかじめ・すでにという方向づけ――

      四 行為の全体論的構造と、その行為論上の理論的意義

      五 おわりに

    Ⅲ 和辻哲郎と東洋思想

     第七章 乏しき時代の『論語』  (板東洋介)
          ――和辻哲郎『孔子』をめぐって――

      一 問題の所在

      二 和辻と儒教

      三 『論語』と孔子との近代

      四 和辻『孔子』の方法と戦略

      五 孔子のゆくえ、「信」のゆくえ

      六 おわりに

     第八章 和辻哲郎と仏教  (頼住光子)
          ――初期の作品・資料を手がかりとして――

      一 はじめに

      二 青年期の宗教意識と仏教

      三 日本古代仏教研究の「機縁」となった体験をめぐって

      四 ディオニュソス的法悦と根源的生命の体験

    Ⅳ 和辻の日本文化史研究

     第九章 近世芸能と和辻思想史  (吉田真樹)
          ――『阿弥陀の胸割』と『曾根崎心中』を中心に――

      一 『歌舞伎と操り浄瑠璃』の可能性

      二 『阿弥陀の胸割』における仏・菩薩

      三 「捨身飼虎」という原像

      四 本質論としての遡及的方法

      五 『曾根崎心中』における仏・菩薩

     第十章 和辻哲郎の美術史研究をめぐって  (原 浩史)

      一 はじめに
         ――和辻と美術史研究―

      二 町田甲一の和辻批判

      三 美術史的な観照
         ――法華寺本阿弥陀三尊及び童子像――

      四 感受性と客観性
         ――美術鑑賞の微妙な範囲――

      五 芸術史の方法と仏の理念

      六 おわりに

     あとがき
  • 内容紹介

    現代に骨太の人文学を蘇生するために。倫理学・仏教学・美術史・近代文学など多分野の気鋭の専門家たちが、近代日本の精華・和辻哲郎の学問の現代的意義を検証する、令和時代の和辻研究最前線。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    木村 純二(キムラ ジュンジ)
    1970年生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了。倫理学・日本倫理思想史専攻。東北学院大学文学部教授。博士(文学)

    吉田 真樹(ヨシダ マサキ)
    1971年生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了。倫理学・日本倫理思想史専攻。静岡県立大学国際関係学部准教授。博士(文学)。『平田篤胤―霊魂のゆくえ』(講談社学術文庫、2017年、日本倫理学会和辻賞(著作部門)受賞)、他
  • 著者について

    木村 純二 (キムラ ジュンジ)
    1970年生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了。倫理学・日本倫理思想史専攻。東北学院大学文学部教授。博士(文学)。『折口信夫――いきどほる心』(講談社学術文庫,2016年),和辻哲郎『日本倫理思想史 ㈠~㈣』〔註・解説〕(岩波文庫),「恋の思想史――『源氏物語』の到達点」(『季刊日本思想史』第80号,2012年),他。

    吉田 真樹 (ヨシダ マサキ)
    1971年生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了。倫理学・日本倫理思想史専攻。静岡県立大学国際関係学部准教授。博士(文
    学)。『平田篤胤――霊魂のゆくえ』(講談社学術文庫,2017年,日本倫理学会和辻賞〔著作部門〕受賞),『定本葉隠〔全訳注〕上・中・下』〔監訳注〕(ちくま学芸文庫,2017年),「光源氏の存在の基底について」(『思想史研究』4号,2004 年),他。

和辻哲郎の人文学 [単行本] の商品スペック

商品仕様
出版社名:ナカニシヤ出版 ※出版地:京都
著者名:木村 純二(編)/吉田 真樹(編)
発行年月日:2021/03/28
ISBN-10:4779515408
ISBN-13:9784779515408
判型:B6
対象:一般
発行形態:単行本
内容:哲学
言語:日本語
ページ数:301ページ
縦:20cm
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