不法行為法における法と社会―JR東海事件から考える(民法研究レクチャーシリーズ) [全集叢書]
    • 不法行為法における法と社会―JR東海事件から考える(民法研究レクチャーシリーズ) [全集叢書]

    • ¥96830 ゴールドポイント(3%還元)
    • お取り寄せ
100000009003413888

不法行為法における法と社会―JR東海事件から考える(民法研究レクチャーシリーズ) [全集叢書]

価格:¥968(税込)
ゴールドポイント:30 ゴールドポイント(3%還元)(¥30相当)
お届け日:お取り寄せこの商品は、日時を指定できません。届け先変更]詳しくはこちら
出版社:信山社
販売開始日: 2021/03/30
お取り扱い: のお取り扱い商品です。
ご確認事項:返品不可

カテゴリランキング

店舗受け取りが可能です
マルチメディアAkibaマルチメディア梅田マルチメディア博多にて24時間営業時間外でもお受け取りいただけるようになりました

不法行為法における法と社会―JR東海事件から考える(民法研究レクチャーシリーズ) の 商品概要

  • 目次

    『不法行為法における法と社会―JR東海事件から考える【民法研究レクチャー】』
     瀬川信久 著

    【目 次】

    ◆はじめに

     今日の話のねらい
     取り上げる問題と話の順序

    ◆Ⅰ◆ JR東海事件の事実関係と法律論

    A JR東海事件の事実関係
     事故と訴訟提起までの経緯
    B 不法行為法の枠組み
    (1)民法の内容
      709条と714条~719条の不法行為
      709条責任の4つの要件
      712条の責任能力
      未成年者の親の714条責任
    (2)判例による民法の解釈
      未成年者の親の709条責任
      714条の類推適用による準監督義務者
    C JR東海事件の法律論
    (1)老人Aと家族の責任
      老人Aの709条責任
      家族の法定監督義務者責任
      家族の準監督義務者責任
      家族の709条責任
    (2)各裁判所の判断
      一・二審裁判所の判断
      高裁判決に対する社会の反応 
      最高裁の判断
    (3)JR東海事件の法律論の意味
      714条の監督義務を負う者の範囲を抑えたこと
      サッカーボール事件
      714条以下の不法行為責任の拡大
      709条の責任の拡大
      不作為の不法行為の問題である
      防止義務の根拠になる社会関係が重要

    ◆Ⅱ◆ 社会の反応と法律の議論

    A 認知症高齢者の事故に対する社会の対応
    (1)認知症施策総合戦略
      新オレンジプランとオレンジプラン
      認知症施策とJR東海事件一・二審判決のズレ
    (2)地域の見守りネットワーク
    (3)事故損害の塡補
      公 的 補 償
      個人責任保険
      地方自治体の認知症事故救済
      認知症事故救済制度の注目点
    B JR東海事件における法律論の限界
    (1)当事者の争い方による限界
      JR東海にも注意義務違反はなかったか?―過失相殺
      JR東海の損害の特殊性―義務射程という考え方
      Aの死亡損害を賠償請求しなかった理由
      Aの死亡損害を賠償請求していたら?
    (2)これまでの不法行為法理論の限界
      伝統的な考え―制度目的は被害者の損害回復
      事故の防止を目的とする見解
      日本で事故防止を目的と考えない理由
      不作為不法行為における事故防止の考慮
      責任無能力者の責任に関する日米の違い
    (3)アメリカにおける裁判外の対応
      アメリカ法では損害保険
      日本の認知症事故救済制度

    ◆Ⅲ◆ 質問の時間

    (1)事故防止が目的だと,損害がなくても賠償請求できるのか?
      アメリカで,損害がなくても賠償請求できる場合
      日本では精神的損害の認定で対応
      韓国名日本語読み事件に対する社会的対応
    (2)最高裁判決は世論に流されたのでないか?
      最高裁判決は世論に流された訳ではない
      判決が世論や常識に従わない理由
      法律を違憲とする解決,条理による裁判,反制定法的解釈
      裁判は世論をどのように考慮するのか
      裁判官は世論を「良心」で考える
      裁判事件の限定と,法律家以外の裁判参加
    (3) 法律家は直観で判断するのか?
      「直観で考えてみる」ことの意味
      法律家の判断の仕方

    ◆おわりに

     法律の議論における問題の切り取り
     契約法の場合
     これからの法律学の課題


    〔参考文献〕
    〔資 料 1〕最(三)判平成28年3月1日民集70巻3号681頁
    〔資 料 2〕民法 第5章 不法行為
  • 出版社からのコメント

    高校生との対話による次世代のための民法学レクチャー。JR東海事件を題材に、社会の変化に伴う法の変化を考える。
  • 内容紹介

    ◆学びの基本から学問世界へ新シリーズ創刊! ― 高校生との対話による次世代のための民法学レクチャー◆
    みぢかな事件、判例から見えてくる社会の変化に伴う法の変化を考える。JR東海事件を題材に、不法行為法の考え方から、「法と社会」の関係までに及ぶ。①事実と法律論、②社会の反応と法律の議論、③高校生からの質問の時間、の3部構成。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    瀬川 信久(セガワ ノブヒサ)
    1971年東京大学法学部卒業。1971年~1976年東京大学大学院修士、法学部助手。1976年~2011年北海道大学法学部助教授・教授。2011年~2018年早稲田大学大学院法務研究科教授

不法行為法における法と社会―JR東海事件から考える(民法研究レクチャーシリーズ) の商品スペック

商品仕様
出版社名:信山社
著者名:瀬川 信久(著)
発行年月日:2021/03/25
ISBN-10:4797211318
ISBN-13:9784797211313
判型:A5
対象:専門
発行形態:全集叢書
内容:法律
言語:日本語
ページ数:95ページ
縦:19cm
横:13cm
厚さ:1cm
他の信山社の書籍を探す

    信山社 不法行為法における法と社会―JR東海事件から考える(民法研究レクチャーシリーズ) [全集叢書] に関するレビューとQ&A

    商品に関するご意見やご感想、購入者への質問をお待ちしています!