源頼朝(岩波新書〈308〉) [新書]

源頼朝(岩波新書〈308〉) [新書] の 商品概要

• 要旨（「BOOK」データベースより）

  王朝の侍大将から中央権門への道を歩んだ平清盛に対して、頼朝の指向した方途は何であったか。関東武士団の棟梁として後白河法皇の政略といかに渡り合ったか。鎌倉に武家政権を樹立する過程で、弟の範頼と義経を排したのはなぜか。時代と個人のからみ合いをダイナミックにとらえ、激動の時代を生きぬいた政治家頼朝の実像に迫る。

• 目次

  Ⅰ はじめに
  
  Ⅱ おいたち
  1 出生
  2 元服の前後
  3 平治の乱
  
  Ⅲ 配流の時代
  1 蛭ガ小島
  2 政子とのであい
  3 北条時政
  4 関東武士団
  5 転機
  
  Ⅳ 時勢の奔流
  1 平氏の進出
  2 支配層の分裂
  3 鹿ガ谷事件
  4 清盛のクーデタ
  5 農村の情勢
  6 源頼政の挙兵
  
  Ⅴ 挙兵
  1 緒戦・敗走
  2 再挙・鎌倉へ
  3 富士川合戦
  
  Ⅵ 権力への道
  1 平氏政権のゆきづまり
  2 関東の地固め
  3 密奏
  4 義仲の進出
  5 東国沙汰権
  6 平氏討滅
  
  Ⅶ 鎌倉幕府
  1 鎌倉殿
  2 義経追放
  3 「天下草創之時」
  4 守護・地頭
  5 二つの政権
  
  Ⅷ 政権安定の方策
  1 政治的分野の限定
  2 奥州征服
  3 上洛・征夷大将軍
  4 「天下之政道」
  
  Ⅸ 晩年・死・のこされた課題
  1 晩年・王朝対策の誤算
  2 死・のこされた課題
  
  史料と参考文献
  関係年表
  
  あとがき

源頼朝(岩波新書〈308〉) [新書] の商品スペック