障害学は共生社会をつくれるか―人間解放を求める知的実践(熊本学園大学付属社会福祉研究所社会福祉叢書) [単行本]
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障害学は共生社会をつくれるか―人間解放を求める知的実践(熊本学園大学付属社会福祉研究所社会福祉叢書) [単行本]

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出版社:明石書店
販売開始日: 2021/03/31
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障害学は共生社会をつくれるか―人間解放を求める知的実践(熊本学園大学付属社会福祉研究所社会福祉叢書) の 商品概要

  • 目次

     はじめに

    序章 私たちはどこにいるのか
     1 「共生の障害学」を求めて
     2 障害者差別の本質――排除と隔離
     3 「生きる権利」が脅かされる社会で
     4 格差と貧困の深刻化
     5 コロナ禍での生命と尊厳の危機
     6 優生思想と資本主義
     7 「解放の障害学」と「共生の障害学」

    第1章 障害の社会モデルとは
     1 障害の表記をとらえる視点
     2 障害の表記をどう考えるか
     3 「障害の社会モデル」の原点
     4 「障害の社会モデル」の理論化と発展
     5 障害の社会モデルの意義
     6 障害の社会モデルへの批判と発展
     7 イギリス障害学とアメリカ障害学

    第2章 当事者学としての障害学
     1 「当事者学としての障害学」とは
     2 当事者とは誰か
     3 健常者は障害学研究の主体になり得るか
     4 当事者主導の重要性

    第3章 障害学の研究方法
     1 従来の障害研究の問題点
     2 解放論的障害研究の意義
     3 障害学研究における「立ち位置」の重要性
     4 厳格な研究方法の重要性
     5 障害学における参加型研究の意義

    第4章 共生の障害学の地平
     1 障害者運動の目的としての共生
     2 障害学の課題としての共生
     3 英米の障害学をどうとらえるか
     4 新自由主義と「共生の障害学」
     5 自立を欠いた共生概念の抑圧性
     6 関係性としての共生
     7 根源としての自然との共生

    第5章 共生社会政策の超克
     1 ソーシャルインクルージョンの2つの源流
     2 ソーシャルエクスクルージョン概念の意義
     3 ソーシャルインクルージョン概念への批判
     4 欧州におけるソーシャルインクルージョン政策の問題点
     5 日本における共生社会政策の問題点
     6 自立支援と共生社会政策
     7 地域共生社会政策の問題点
     8 地域共生社会政策の超克

    第6章 合理的配慮を問い直す
     1 合理的配慮の意義と陥穽
     2 「機会平等」に潜む能力主義とその批判
     3 障害者運動の2つの目標――「機会平等」と「存在平等」
     4 共生共育の論理――「存在平等」の希求
     5 分離教育としてのインクルーシブ教育システム
     6 機会平等としての教育における合理的配慮の意義
     7 機会平等としての教育における合理的配慮の限界と「共に生きる権利」
     8 「差別の責任」を問う合理的配慮概念の深化を

    第7章 障害児の権利とは
     1 障害者差別と子ども差別
     2 障害児の権利の位置づけ
     3 障害者権利条約における障害児の権利
     4 第7条(障害のある子ども)の解釈と評価
     5 第24条(教育)の解釈と評価
     6 第1回日本政府報告の障害児の権利認識の問題点
     7 第7条(障害のある子ども)についての報告の評価と日本の課題
     8 第24条(教育)についての報告の評価と日本の課題
     9 障害児の意見表明権と必要な支援
     10 障害児観転換の必要性

    第8章 教育におけるディスアビリティの克服
     1 イギリス障害学における教育研究から学ぶ
     2 『ウォーノック報告』と1981年教育法をめぐる問題
     3 イギリスの教育制度と障害児教育
     4 インテグレーションからインクルージョンへ
     5 障害者運動が求めるインクルーシブ教育
     6 障害学における教育研究の視点
     7 日本への示唆

    第9章 自立生活運動におけるピアカウンセリングの意義
     1 日本におけるピアカウンセリングの導入と広がり
     2 専門家による支配から相互援助ヘ
     3 自立生活運動の根底としてのピアカウンセリング
     4 ピアサポートとしてのピアカウンセリング
     5 心理的援助としてのピアカウンセリング
     6 ピアカウンセリングをめぐる論点
     7 自立生活センターの2つの側面
     8 ピアカウンセリングにおける対等性と専門性
     9 ピアカウンセリングの基礎としての再評価カウンセリングの意味

    第10章 CILによる地域移行支援がめざすもの
     1 自立生活運動における地域移行支援の始まり
     2 調査の対象・方法・倫理的配慮
     3 調査協力団体の現況
     4 施設訪問・地域移行支援の経過
     5 地域移行支援の概要
     6 CILによる地域移行支援のプロセス
     7 意識覚醒期における支援内容と特徴
     8 地域移行期における支援内容と特徴
     9 自立生活期における支援内容と特徴
     10 CILによる地域移行支援の意義

    終章 障害学はどこに向かうのか
     1 イギリス社会モデル批判の論点
     2 イギリス社会モデルをとらえ直す
     3 マルクス主義障害学の定立に向けて
     4 障害学は生存学に解消されるか
     5 障害者を肯定する倫理
     6 財の分配のあり方
     7 障害学はどこに向かうのか

     文献一覧
  • 内容紹介

    1970年代からの障害者解放運動による学問や思想の問い直しをうけ1990年代より形成された日本における障害学を牽引する著者が、障害者への排除と隔離に抗し、「共生」をめざすための障害学を再構築すべくまとめた、現時点での集大成的な一冊。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    堀 正嗣(ホリ マサツグ)
    熊本学園大学社会福祉学部教授。研究テーマ:障害学、子どもアドボカシー
  • 著者について

    堀 正嗣 (ホリ マサツグ)
    熊本学園大学社会福祉学部教授。研究テーマ:障害学、子どもアドボカシー。主な著書:『障害児教育のパラダイム転換――統合教育への理論研究』(拓殖書房、1994年)、『障害児教育とノーマライゼーション』(明石書店、1998年)、『イギリスの子どもアドボカシー――その政策と実践』(編著、明石書店、2011年)、『共生の障害学――排除と隔離を超えて』(編著、明石書店、2012年)、『子どもアドボケイト養成講座――子どもの声を聴き権利を守るために』(明石書店、2020年)他。


    (『障害学は共生社会をつくれるか』より)

障害学は共生社会をつくれるか―人間解放を求める知的実践(熊本学園大学付属社会福祉研究所社会福祉叢書) の商品スペック

商品仕様
出版社名:明石書店
著者名:堀 正嗣(著)
発行年月日:2021/03/30
ISBN-10:475035175X
ISBN-13:9784750351759
判型:A5
対象:一般
発行形態:単行本
内容:社会
言語:日本語
ページ数:258ページ
縦:22cm
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