書き取りシステム1800・1900 [単行本]
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書き取りシステム1800・1900 [単行本]

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販売開始日: 2021/05/07
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書き取りシステム1800・1900 [単行本] の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    ファウストの聖書翻訳が切り開く「1800」の、詩・哲学・教育。ニーチェのタイプライター導入に始まる「1900」の、文学・精神分析・メディア技術。二つの「書き取りシステム」の間で、書く行為はいかにその地位を変容させたか、文学言説の回路はいかなる性差のもとに配置されたか。ドイツ・メディア学の大立者による、破格の記念碑的大著!フーコーとラカンを道具立てに厖大な文献を縦横無尽に博捜して描く、革新的なメディアシステム論。
  • 目次

    I 一八〇〇
     学者悲劇──舞台上の前狂言
      ゲーテ『ファウスト』における書物の扱い/解釈学としての聖書翻訳/文学と哲学/教育国家──聖書に代わるものとして/文学、悪魔との契約、そして国家公務

    母の口
     一八〇〇年前後における読み方の学習
      母親用初級読本/汎愛主義的識字化教育/シュテファーニの音韻読法/標準語としてのドイツ語/ヘルダーの言語人間学と吐息「ああ」/一八〇〇年の言語と音楽の諸要素/言語の始まりとしての初級読本/母性的識字化教育の回想可能性
     母性と官僚制
      ペスタロッツィによる母親のための教育学/国家のための母性/教師の官吏化/高等教育機関の二つの性/F・シュレーゲル─哲学と女性について

    言語の通信路
     翻訳の不─可能性
      一般的等価物としての意味/ノヴァーリスにおける、翻訳としての科学と文学/読者アントーン・ライザー
     黄金の壼
      言語の始まりとしての口述による秘義伝授/父親による書き方授業改革/ロマン主義の始原の書字としての自然/官僚神話と図書館幻想/識字教育の愛/無意識の詩人と狂気の官吏/一八〇〇年前後の詩人官吏の二重生活
     作者たち、読者たち、作者たち
     書くことの陶酔と固定観念/感覚的メディアの代理としての文学/歴史的に過去に属するテクストのシステム統合/作者という機能の定立

    乾杯の辞
     女性読者という機能
      一八〇〇年前後の女性作家たちの匿名性/ベッティーナ・ブレンターノと原-作者ゲーテ/女性たちの詩人としての、ゲーテのタッソー/詩的な愛の告白/ホフマンの、ヒステリー性の女性読者/作者の増殖と読書の規制/女性の読書中毒/文学読本
     ……そして神の国
      ニートハマーのゲーテ読本/高等学校制度におけるドイツ文学/哲学と大学改革/競合する詩人と哲学者/詩的精神の現象学/話すこと、読むこと、書くことに関するヘーゲル/哲学者、詩人、女性


    II 一九〇〇
     ニーチェ─ここに悲劇が始まる
      ニーチェによる古典主義の決算/自動詞的な書く行為の原光景/一九〇〇年前後の言葉-作り屋/三つのメディア──言語、音楽そして映画/ニーチェのシニフィアンの論理学/盲目とタイプライター/口述者にして独裁者たるニーチェと彼の女性秘書たち/女性の耳のための哲学

    偉大なラルラ
     精神物理学
      エビングハウスの記憶実験/一九〇〇年前後の言語と音楽の要素/モルゲンシュテルンのランダム詩/文化技術と失語症研究/失語症者の文学/実験における聴取と押韻/瞬間露出器を用いた読書研究/ガートルード・スタインの実験における自動書記
     技術的メディア
      蓄音技術の起源/蓄音機詩と証拠保全/蓄音機を使った実験での思考奔逸/ベンとツィーエンにおける思考奔逸/ベンの『旅行』、言葉から映画館へ/技術的メディアと娯楽文学/自足的メディアとしての高尚文学/文字の精神物理学/モルゲンシュテルンのタイポグラフィー詩/シュテファン・ゲオルゲ書体

    判じ絵
     翻訳不可能性とメディア変換
      ゲオルゲの秘密の言葉の宝庫/個々のメディアの分析〔=分解〕と組み立て
     精神分析とその裏面
      フロイトの夢解釈技法/精神分析vs映画/フロイトの精神物理学的諸前提/寝椅子の上の文字/蓄音機かつ作家としてのフロイト/文学テクストの精神分析/精神病者のテクストの精神分析/シュレーバー、フロイト、フレクスィヒ/シュレーバーに関する「書き取りシステム」/教養の終焉と、無意味の快楽
     狂気のシミュラークル
      文学と精神医学/競合関係にある作家と精神分析/脳内経路のテクスト化/リルケの『始原のノイズ』における頭蓋骨蓄音技術/マルテ・ラウリッツ・ブリッゲ/書く文盲者たち/リアルタイム分析と想像を絶すること/芸術教育運動における自由作文/精神の官吏たちに代わる偶然の書き手たち/偶然の読者のための偶然の記録保存器/作者の匿名…/歴史的に過去の女性の書き手たちのシステム統合

    クィーンの捨て駒
      『未来のイヴ/精神分析と女性たち/女性とタイプライター/ストーカーの『ドラキュラ』──タイプライターの吸血鬼小説/高尚文学と娯楽文学の中でのタイピストたち/カフカの恋愛──技術的メディア/現時点での技術水準

    あとがき
    第三版あとがき
    訳注
    訳者解題
    文献目録
    人物目録
  • 出版社からのコメント

    ドイツ・メディア学を牽引したキットラーの代表作にして20世紀後半の知に影響を与えた記念碑的大著。革新的なメディアシステム論
  • 内容紹介

    ドイツ・メディア学を牽引したF・キットラーの代表作にして、20世紀後半の知に大きな影響を与えた記念碑的大著。ファウストの聖書翻訳が切り開く「1800」の、詩・哲学・教育。ニーチェのタイプライター導入に始まる「1900」の、文学・精神分析・メディア技術。二つの「書き取りシステム」の間で、書く行為はいかにその地位を変容させたか。厖大な文献を博捜して描く革新的なメディアシステム論。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    キットラー,フリードリヒ(キットラー,フリードリヒ/Kittler,Friedrich A.)
    1943年生、2011年歿。ボーフム・ルール大学教授などを経て、1993年よりベルリン・フンボルト大学教授。メディア論を軸に思想・文学・芸術・歴史を論じ、ドイツのメディア学を牽引するのみならず、20世紀後半の諸分野の知に大きな影響を与える

    大宮 勘一郎(オオミヤ カンイチロウ)
    東京大学大学院人文社会系研究科教授。専門はドイツ文学・ドイツ思想

    石田 雄一(イシダ ユウイチ)
    中央大学法学部教授。専門はドイツ文学・ドイツ思想
  • 著者について

    フリードリヒ・キットラー Friedrich A. Kittler (フリードリヒキットラー)
    1943年生、2011年歿。ボーフム・ルール大学教授などを経て、1993年よりベルリン・フンボルト大学教授。メディア論を軸に思想・文学・芸術・歴史を論じ、ドイツのメディア学を牽引するのみならず、20世紀後半の諸分野の知に大きな影響を与える。主な著書に、『書き取りシステム1800・1900』(初版1985年)[本書]、『グラモフォン・フィルム・タイプライター』(1986年)[邦訳=石光泰夫・石光輝子訳、筑摩書房、1999年/ちくま学芸文庫、2006年]、『詩人、母、子』(1991年)、『ドラキュラの遺言』(1993年)[邦訳=原克・大宮勘一郎・前田良三・神尾達之・副島博彦訳、産業図書、1998年]、『文化学の文化史』(2000年)、『視覚的メディア』(2002年)、『不滅の人々――追悼、回顧、亡霊たちの対話』(2004年)、『音楽と数学』2巻(2006-09年、未完)など。

    大宮勘一郎 (オオミヤカンイチロウ)
    東京大学大学院人文社会系研究科教授。専門はドイツ文学・ドイツ思想。著書に『ベンヤミンの通行路』(未來社、2007年)。共著書に『ハインリッヒ・フォン・クライスト――「政治的なるもの」をめぐる文学』(インスクリプト、2020年)、『纏う――表層の戯れの彼方に』(水声社、2007年)ほか。訳書に『ゲーテ ポケットマスターピース02』(編訳、集英社文庫、2015年)、『フロイト全集19』(共訳、岩波書店、2010年)、フリードリヒ・キットラー『ドラキュラの遺言』(共訳、産業図書、1998年)ほか。

    石田雄一 (イシダユウイチ)
    中央大学法学部教授。専門はドイツ文学・ドイツ思想。共著書に『〈新しい人間〉の設計図――ドイツ文学・哲学から読む』(青灯社、2015年)ほか。訳書に『フロイト全集19』(共訳、岩波書店、2010年)、ハイナ・ミュラー『闘いなき戦い』(共訳、未來社、1993年)ほか。

書き取りシステム1800・1900 [単行本] の商品スペック

商品仕様
出版社名:インスクリプト
著者名:フリードリヒ キットラー(著)/大宮 勘一郎(訳)/石田 雄一(訳)
発行年月日:2021/04/28
ISBN-10:4900997889
ISBN-13:9784900997882
判型:A5
発売社名:インスクリプト
対象:教養
発行形態:単行本
内容:哲学
言語:日本語
ページ数:837ページ
縦:22cm
横:16cm
厚さ:5cm
重量:1000g
その他: 原書名: Aufschreibesysteme 1800・1900〈Kittler,Friedrich A.〉
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