24フレームの映画学―映像表現を解体する [単行本]
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出版社:晃洋書房
販売開始日: 2021/05/18
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24フレームの映画学―映像表現を解体する [単行本] の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    映画はもはや、映画館で「注視」することが主流の視聴モードではない。一回性は失われ、いつでも繰り返して観ることが可能になった。さらには「ながら見」や移動中など、「気散じ」的な視聴モードも一般化し、映画の時間・空間は、その構造の変化を余儀なくされている。いま、映画はどう論じうるだろうか。映画の誕生からその文法までを丁寧に紐解き、さまざまな映像表現を真摯に見つめ、フレームの奥深い内部だけでなく、フレームの外部や裏側まで思考を重ねる。映像表現の醍醐味に光をあてなおす、まったく新しい映像論。
  • 目次

    序 説――映像表現論

    第1章
    映画とは何か
    1 映画の誕生――19世紀の視覚文化
    2 初期映画の表現史――アトラクションのシネマ
    3 映画技法の模索――スペクタクルから物語映画へ

    第2章
    映画の視線
    1 映画の文法とその解体――切り返しショット
    2 小津安二郎による視線のダイアローグ――『小早川家の秋』『麦秋』
    3 視覚の失効と〈逃走〉の物語――スタンリー・キューブリック『シャイニング』
    4 成瀬巳喜男の視線劇――『乱れる』のダイナミズム

    第3章
    映画の編集
    1 ヒッチコックの編集術を見極める――『汚名』『鳥』
    2 ホラー映画を比較する――『リング』『ザ・リング』
    3 シーンを構成する――スコセッシ、成瀬巳喜男、清水宏
    4 フレームを解体する――黒澤明『羅生門』
    5 ショットを操作する――黒沢清『CURE』

    第4章
    映画の音響
    1 黒澤明の対位法――『酔いどれ天使』『野良犬』
    2 北野武の音響設計――フレームによる(不)可視化
    3 〈音〉と映像の表現――マーティン・スコセッシ『ディパーテッド』
    4 〈声〉のメロドラマ――篠田正浩『心中天網島』

    第5章
    映画の境界
    1 境界で物語は生起する――宮崎駿、大林宣彦、溝口健二
    2 フェデリコ・フェリーニの〈断絶〉の線――『女の都』『道』『甘い生活』
    3 海辺の境界線――阪本順治、相米慎二、北野武
    4 〈分裂〉するスクリーン――川島雄三の映像空間

    第6章
    映画の形態
    1 接触と触覚――クリント・イーストウッド『ヒア アフター』
    2 切断と分裂――アルフレッド・ヒッチコック『サイコ』
    3 堕落と下降――任侠映画のカメラワーク

    第7章
    アニメーションの表現
    1 ディズニー・アニメーションの誕生――生命を吹き込む
    2 ジャパニーズ・アニメーションの勃興――手塚治虫『鉄腕アトム』
    3 スタジオジブリと宮崎駿――国民的アニメーション作家

    第8章
    アニメーションの現在
    1 虚/実を超えるアニメーション表現――今敏『千年女優』
    2 実景を再解釈するデジタル表現――新海誠『君の名は。』『言の葉の庭』
    3 アニメ/映画の越境――細田守『おおかみこどもの雨と雪』

    第9章
    文学の映画化――遠藤周作『沈黙』のアダプテーション
    1 映画の再創造――アダプテーション/リメイク
    2 遠藤周作が描く「弱者の物語」
    3 篠田正浩の「堕落/敗北の物語」――『沈黙 SILENCE』
    4 マーティン・スコセッシの「強者/弱者の物語」――『沈黙―サイレンス―』

    第10章
    アニメ・リメイク――『打ち上げ花火、横から見るか? 下から見るか』 1 観察者としての映像経験――メディアと身体
    2 テレビドラマ/アニメーションの比較分析――「岩井ワールド」のアニメ化
    3 ポストメディウム時代の受容――「リメイク的映像文化」の誕生

    結 論――映像の快楽
  • 内容紹介

    映画を計測する
    映画はもはや、映画館で「注視」することが主流の視聴モードではない。一回性は失われ、いつでも繰り返して観ることが可能になった。さらには「ながら見」や移動中など、「気散じ」的な視聴モードも一般化し、映画の時間・空間は、その構造の変化を余儀なくされている。いま、映画はどう論じうるだろうか。
    映画の誕生からその文法までを丁寧に紐解き、さまざまな映像表現を真摯に見つめ、フレームの奥深い内部だけでなく、フレームの外部や裏側まで思考を重ねる。映像表現の醍醐味に光をあてなおす、まったく新しい映像論。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    北村 匡平(キタムラ キョウヘイ)
    1982年山口県生まれ。映画研究者/批評家。東京大学大学院学際情報学府修士課程修了、同大学博士課程単位取得満期退学。日本学術振興会特別研究員(DC1)を経て、東京工業大学科学技術創成研究院未来の人類研究センター/リベラルアーツ研究教育院准教授。専門は映像文化論、メディア論、表象文化論。『スター女優の文化社会学―戦後日本が欲望した聖女と魔女』(作品社、2017年)にて第9回表象文化論学会・奨励賞受賞、『美と破壊の女優 京マチ子』(筑摩書房、2019年)にて令和2年度手島精一記念研究賞・著述賞受賞
  • 著者について

    北村 匡平 (キタムラキョウヘイ)
    1982年山口県生まれ。映画研究者/批評家。東京大学大学院学際情報学府修士課程修了、同大学博士課程単位取得満期退学。日本学術振興会特別研究員(DC1)を経て、現在、東京工業大学科学技術創成研究院未来の人類研究センター・リベラルアーツ研究教育院准教授。専門は映像文化論、メディア論、表象文化論。『スター女優の文化社会学--戦後日本が欲望した聖女と魔女』(作品社、2017年)にて第9回表象文化論学会・奨励賞受賞、『美と破壊の女優 京マチ子』(筑摩書房、2019年)にて令和2年度手島精一記念研究賞・著述賞受賞。共編著に『川島雄三は二度生まれる』(水声社、2018年)、『リメイク映画の創造力』(水声社、2017年)、翻訳書にポール・アンドラ『黒澤明の羅生門--フィルムに籠めた告白と鎮魂』(新潮社、2019年)。共著に『ポストメディア・セオリーズ--メディア研究の新展開』(ミネルヴァ書房、2021年)、『公開70周年記念 映画「羅生門」展』(国書刊行会、2020年)、『映画監督、北野武。』(フィルムアート社、2017年)などがある。『文學界』2021年3月号より「椎名林檎論--乱調の音楽」を連載。

24フレームの映画学―映像表現を解体する [単行本] の商品スペック

商品仕様
出版社名:晃洋書房 ※出版地:京都
著者名:北村 匡平(著)
発行年月日:2021/05/15
ISBN-10:4771034516
ISBN-13:9784771034518
判型:B6
発売社名:晃洋書房
対象:一般
発行形態:単行本
内容:演劇・映画
言語:日本語
ページ数:281ページ ※276,5P
縦:19cm
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