香料化学―におい分子が作るかおりの世界 [単行本]
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香料化学―におい分子が作るかおりの世界 [単行本]

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出版社:コロナ社
販売開始日: 2021/05/20
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香料化学―におい分子が作るかおりの世界 [単行本] の 商品概要

  • 目次

    1.においをミクロの世界から理解するための有機化学の基本
    1.1 におい分子の構造の基礎事項
     1.1.1 におい分子(有機分子)はどんな形をしているのか
     1.1.2 におい分子の立体構造とにおいの関係
     1.1.3 実際のにおい分子の構造の特徴
    1.2 におい分子の性質
     1.2.1 分子(有機分子)の疎水性と親水性
     1.2.2 におい分子が溶けるということ
     1.2.3 におい分子の沸点と構造
    1.3 におい分子の構造解析の基本手段
     1.3.1 におい分子(有機分子)の構造解析の手順
     1.3.2 核磁気共鳴法(NMR)を用いたにおい分子の構造解析
    コラム1 アロマ水を振るとにおいがすごくするのはなぜか
    コラム2 スポーツでかいた汗のにおいは,シャワーで落とせるか

    2.におい素材のにおい研究の基本
    2.1 におい素材のにおい特性の解析
     2.1.1 におい素材のにおい特性研究の手順
     2.1.2 におい素材からのにおい成分の取り出し方
    2.2 におい素材のにおい成分の分析方法
     2.2.1 ガスクロマトグラフィーを用いたにおい分析
     2.2.2 核磁気共鳴法を用いたにおい分析
    2.3 官能評価の基礎
     2.3.1 におい素材の研究における官能評価とは
     2.3.2 におい素材の研究における官能評価の方法
     2.3.3 官能評価とにおい成分分析の連携
    コラム3 いいにおいと嫌なにおいが同時に漂ってきたら,人はどちらのにおいを感じるのか
    コラム4 海のにおいと山のにおい

    3.においを感じる仕組み(嗅覚メカニズム)に基づいたにおい素材のにおい解析
    3.1 においを感じる仕組み
     3.1.1 においを感じるとは
     3.1.2 多くのにおい成分からなる複合臭の特徴
     3.1.3 複合臭をどう解析するか
    3.2 GC-MSによる複合臭の解析
     3.2.1 においを感じる仕組みを考慮したGC-MSデータの取り扱い方
     3.2.2 GC-MSによるにおい素材の複合臭解析の実践
    コラム5 香水を多めにつけて体臭や嫌なにおいを消すことはできるか
    コラム6 香水をつけたときのかおりと,しばらくたってからのかおりが違うのはなぜか

    4.においを発する素材のにおい解析の実践
    4.1 植物のにおい解析の実践
     4.1.1 白檀のにおい特性
     4.1.2 乳香のにおい特性
     4.1.3 スターアニスのにおい特性
    4.2 食品のにおい解析の実践
     4.2.1 緑茶のにおい特性
     4.2.2 日本酒のにおい特性
    コラム7 においというものはどこからくるのか
    コラム8 フルーツパフェにオレンジなどの切れ端をつけるのはなぜか

    5.におい分子の構造変化によるにおいの変化
    5.1 におい分子の構造の変化がにおいをどう変えるか
    5.2 白檀の重要なにおい成分サンタロール類の構造変化とにおいの関係
    5.3 スターアニスの重要なにおい成分アネトール類の構造変化とにおいの関係
    5.4 バニリン誘導体の構造変化とにおいの関係
    5.5 ベチバーの主要成分クシモールおよびその誘導体の構造とにおいの関係
    5.6 c-ラクトン類の構造とにおいの関係
    コラム9 柑橘類のにおいとはなにか

    参考文献
    索引
  • 内容紹介

    “におい”を題材とした系統的な化学の教科書であり,基本的な有機化学をもとに人が“におい”を感じる仕組みを説明。また,実際のにおい分析の様子や,分子の構造とにおいの関係などのテーマについて,著者の研究例をもとに解説。

    ◆読者対象◆
    “におい”について興味を持っている方や“におい”に関係した仕事をなさっている方など,少しでも“におい”と接点のある皆様にぜひ読んでいただきたい書籍です。

    におい分子というミクロの視点から出発して,におい分子が繰り広げている様々な“におい”についての現象を,におい分子の性質から理解することができるようになります。

    “におい”の研究をどうやって進めていったらいいのか,そのヒントを得ることもできると期待しています。

    具体的には,以下のような方々に読んでいただけることを想定しています。
    ・“におい”の研究に興味のある高校生,大学生,大学院生,社会人
    ・“におい”に関係する仕事についている研究者・技術者で,化学の基本から勉強したいと考えている方
    ・においに関する仕事に携わっている方やこれからにおいに関する仕事に携わる予定の方
     特に,食品や飲料などに使う「フレーバー」および,化粧品や生活用品などに使う「フレグランス」の研究・開発に携わる方
    ・“におい”のことはよくわからないけど,“におい”について知りたいと思っている方

    本書によって,“におい”の世界の扉を開けてほしいと願っています。

    ◆書籍の特徴◆
    本書の特徴は,“におい”の元である“におい分子”に軸を置いて,“におい”をとらえていることにあります。

    におい分子は,有機分子です。つまり,におい分子を理解するには,有機化学的な視点で,におい分子の特徴を理解することが重要です。

    読者の皆さんは,これまでに有機化学というものに多少なりとも触れられたことがあると思います。しかし,そこには“におい”の記述が少しはあるものの,“におい”を感じることと,におい分子がどう関係しているかは,書かれていません。この有機分子と“におい”との関係は,それほど難しいことではありません。有機分子の基本的な性質を理解していれば十分です。

    本書をはじめから順に読み進んでいくことで,“におい”に関する見方が一変することと思います。本書は,におい分子の化学的な性質から出発した,“におい”の化学の入門書であり,専門書でもあります。

    図書館選書
    においとはいったい何か。基本的な有機化学をもとに人がにおいを感じる仕組みを説明する。また実際のにおい分析の様子や,分子の構造とにおいの関係などのテーマについて,著者の研究例をもとに解説する。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    長谷川 登志夫(ハセガワ トシオ)
    1981年埼玉大学理学部化学科卒業。1983年東京大学大学院理学系研究科修士課程修了(有機化学専攻)。埼玉大学教務職員。1989年理学博士(東京大学)。1995年埼玉大学助手。1999年埼玉大学助教授。2006年埼玉大学准教授

香料化学―におい分子が作るかおりの世界 [単行本] の商品スペック

商品仕様
出版社名:コロナ社
著者名:長谷川 登志夫(著)
発行年月日:2021/06/10
ISBN-10:4339066575
ISBN-13:9784339066579
判型:A5
発売社名:コロナ社
対象:専門
発行形態:単行本
内容:化学
言語:日本語
ページ数:125ページ
縦:21cm
横:15cm
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