地域の未来を変える空き家活用―鹿野のまちづくり20年の挑戦 [単行本]

地域の未来を変える空き家活用―鹿野のまちづくり20年の挑戦 の 商品概要

• 目次

  はじめに
  二〇周年をお祝いして
  まち協の二〇年
  
  
  第一部　まちづくり協議会が創り出したもの
  
  第一章　空き家を使って地域に賑わいを創る
  
  １　まち協のはじまりの場所
  ２　夢こみちとすげ笠御膳
  ３　サラベル鹿野の心
  ４　八百屋ｂａｒものがたりからシカノマドへ
  ５　やりたいことのきっかけを空き家でつくる
  ６　「週末だけのまちのみせ」のこれまでとこれから
  
  第二章　まちづくり協議会生まれる
  
  １　祭りの似合うまちづくり
  ２　鹿野流儀の二〇年ビジョン
  ３　夢の実現へ「やらいな、しょいな」
  ４　いんしゅう鹿野童里夢計画とまち協設立
  
  漫　　画
  ・木村和久さんの「やらいな。」「しょいな。」　
  ・大石進さんの「そんなんせんわいや。」と言いながら。
  
  第三章　まちなみの彩りと賑わい
  
  １　女性たちを表舞台へ
  ２　まちづくり、次の世代へ
  ３　虚無僧行脚
  ４　鹿野に蓮がやってきた！
  ５　国登録有形文化財指定へ向けて
  
  第四章　いんしゅう鹿野まちづくり合宿
  
  １　まちづくり合宿の一二年
  ２　学び合うまちづくり合宿
  ３　車座トークに醍醐味あり
  ４　旅するまちづくり合宿
  ５　まちづくり合宿を振り返って
  ６　「いんしゅう鹿野まちづくり協議会」との出会い
  
  第五章　全国の地域とつながる
  
  １　全国の地域とつながる
  ２　交流こそ活力　出会いこそ活力
  ３　鹿野の記憶、地方の未来
  ４　結婚申し込み
  ５　袖すり合うも他生の縁
  ６　鹿野のまちづくりをめざして
  ７　さんさき坂カフェから
  
  第六章　地域の新たなこと創出支援
  
  １　耕作放棄地を果樹の里山に
  ２　アートを育てるまち
  ３　楽園から俯瞰される絵画
  ４　鹿野の「わけのわからなさ」を思う――日欧芸術交流「てぶら革命」を経験して
  ５　もうやらないって言った気がする
  
  第七章　しかの宿と人とのつながり
  
  １　しかの宿作り
  ２　鹿野とつながるプロジェクト
  ３　しかの宿から
  ４　関係人口を創り活かすための鍵
  ５　「地域と大学がつながる」を鹿野から考える
  ６　鹿野×大学生で生じた化学反応
  
  第八章　鹿野で暮らす人を応援
  
  １　移住支援の取り組み
  ２　鹿野の生家
  ３　一万キロ離れても保てる絆
  ４　歴　　史
  ５　農の師匠と出会った挑戦の町
  ６　人との縁と絆を大切に
  ７　ひらかれたまち、鹿野町
  ８　提灯に誘われて
  
  第九章　鹿野で活躍する人々
  
  １　鹿野マジック
  ２　新しい「祭り」・鹿野ふるさとミュージカル
  ３　「ここだけ」の化学反応、祭りのある町で進行中
  ４　鹿野を田舎の理想郷に
  ５　オムニキンの時間軸
  ６　鹿野にあかりを灯す
  
  第二部　まちの未来を変える空き家活用
  
  第一章　空き家を取り巻く状況と取り組みについて
  
  １　増加する空き家の現状
  ２　空き家対策が求められる背景
  ３　空き家の発生要因の考察
  ４　空き家問題への取り組み
  ５　最 後 に
  
  第二章　まち協による空き家活用の全体像
  
  １　はじめに
  ２　まち協の空き家活用の視点
  ３　まち協の中間組織・仲介役としての役割
  ４　まち協の空き家活用手法
  ５　ま と め
  
  第三章　まち協の空き家活用
  
  １　鳥取市鹿野町の人口と空き家状況
  ２　まち協の取り組み
  ３　まち協の空き家活用二〇年
  ４　まち協の空き家活用への流れ
  ５　鹿野町の空き家活用事例
  
  第四章　中山間地域の空き家活用を考える
  
  １　中山間地域の空き家事情
  ２　行政と民間の協働で空き家対策
  ３　サブリース
  ４　空き家予防と空き家管理
  ５　中山間地域における空き家活用の提案
  
  第三部　これからの地域・鹿野を考える
  
  第一章　賢者が語る未来の地域
  
  １　長いかかわり
  ２　計画が夢を育み、人を育てる――『童里夢計画 next』
  ３　文化遺産の再評価とストーリーづくり
  ４　共通感覚――真のつながりは目の前から
  ５　希望の火花
  ６　スター選手をあと一人！
  ７　「情」と、「愛しさ」と。
  ８　「同じで違う、違って同じ」という個性
  ９　知る、学ぶ、やってみる
  10　地域の在り方と鹿野の将来について思うこと
  
  第二章　未来の鹿野に望むこと：鹿野学園のみなさんの声
  
  豊かさを次の世代へ
  おわりに
  
  いんしゅう鹿野まちづくり協議会の活動年表

• 出版社からのコメント

  「鹿野には何もない」に始まり「鹿野と言えば空き家活用の先進地」と言われるようになった鳥取市鹿野町のまちづくりの全てを紹介

• 内容紹介

  空き家を活用して、地域に賑わいを創るには？
  まちづくり、地域づくりの真髄がここにある
  
  「鹿野には何もない」から始まり「鹿野と言えば空き家活用の先進地」と言われるようになった鳥取市鹿野町の20年に及ぶまちづくりの歩み、空き家を活用し、移住者を受け入れる先進的な取り組みをさまざまな成功・失敗例も包み隠さず、数多くの関係者たちの声を交えながら一挙に紹介
  
  
  長野県小布施町前町長　市村良三 推薦！
  「古くからある建物や空間を単に保存するのではなく、有効に楽しく使う。そして内外の人々がそこに集う。これこそが「まちづくり」の真髄だろう」
  
  株式会社石見銀山生活文化研究所所長　松場登美 推薦！
  「鹿野町には、伺うたびに発見がありました。その土地に根付いている文化を上手に活かし、その土地ならではの魅力にされていることに感銘を受けました」
  
  
  送別会には多くの参加者が集い、辞めるのを惜しんだ。継続して勤めないかと言えば「一生分働いたから嫌だ」と断られ、誰かが「鹿野に来て変わったか？」と聞けば「自分たちは全然変わっていないけど、自分たちを受け入れるようになった鹿野が変わった」と言う。その時は何を言ってるんだと思ったが、その通りなのである。私たちは彼らに変えられた。私たちと違うもの、私たちが変だと思うものが意外とそうではないことに気づかされたのだ。（「おわりに」より）
  
  
  いんしゅう鹿野まちづくり協議会
  https://www.shikano.org/
  　鳥取市鹿野町は鳥取市西部に位置し「鹿野祭りの似合う和風の街なみ」をテーマに、行政と住民が景観まちづくりに取り組んできた。地域の取り組みに呼応し2001年に「いんしゅう鹿野まちづくり協議会」を設立。2003年にはNPO法人格を取得している。
  いんしゅう鹿野まちづくり協議会は子どもたちが住み続けたいと思える地域とすることを目指し空き家活用、景観演出、賑わいづくり、フォーラム開催、耕作放棄地対策など地域資源を活かした魅力ある地域づくりに取り組んでいる。移住定住支援により最近7年間で若者を中心に100人を超える移住者を受け入れ、移住者や地域の若者が連携し取り組むイベントや芸術祭も生まれ、少しずつ地域に変化をもたらしている。

• 著者について

  いんしゅう鹿野まちづくり協議会 (インシュウシカノマチヅクリキョウギカイ)
  　鳥取市鹿野町は鳥取市西部に位置し「鹿野祭りの似合う和風の街なみ」をテーマに、行政と住民が景観まちづくりに取り組んできた。地域の取り組みに呼応し2001年「いんしゅう鹿野まちづくり協議会」を設立。2003年にはNPO法人格を取得している。
  　いんしゅう鹿野まちづくり協議会は子どもたちが住み続けたいと思える地域とすることを目指し空き家活用、景観演出、賑わいづくり、フォーラム開催、耕作放棄地対策など地域資源を活かした魅力ある地域づくりに取り組んでいる。移住定住支援により最近7年間で若者を中心に100人を超える移住者を受け入れ、移住者や地域の若者が連携し取り組むイベントや芸術祭も生まれ、少しずつ地域に変化をもたらしている。
  

地域の未来を変える空き家活用―鹿野のまちづくり20年の挑戦 の商品スペック