楠木正行・正儀―この楠は正成が子なり、正行が弟なり(ミネルヴァ日本評伝選) [全集叢書]

楠木正行・正儀―この楠は正成が子なり、正行が弟なり(ミネルヴァ日本評伝選) の 商品概要

• 要旨（「BOOK」データベースより）

  楠木正行（一三二三？～四八）・正儀（一三三〇？～八九？）南北朝期の武将。正成の子。兄正行は、父の死後南朝の主力を担い戦場で命を散らす。弟正儀は、兄亡き後楠木一族の棟梁として南朝を支えるも、北朝・室町幕府へ降り、晩年には再び南朝へ帰参する。対照的とされる兄弟の実像を描きだす。

• 目次

  はしがき
  
  第一章　楠木一族の興亡
  　１ 楠木正成の死と正行
  　２ 正成没後の楠木一族
  　３ 正行の登場
  　４ 正行の河内支配
  
  第二章　正行の戦いとその死
  　１ 正行の挙兵
  　２ 四条畷合戦と正行の最期
  
  第三章　南朝の危機と正儀
  　１ 正儀の登場
  　２ 南朝における正儀の立場
  
  第四章　観応の擾乱期の南朝と正儀
  　１ 観応の擾乱と正儀
  　２ 南朝の反撃
  　３ 京都争奪戦の展開
  
  第五章　室町幕府軍との激闘
  　１ 繰り返される京都争奪戦
  　２ 足利義詮の南朝総攻撃
  　３ 最後の京都奪還
  
  第六章　室町幕府と正儀の変節
  　１ 室町幕府との和睦交渉
  　２ 正儀の北朝・室町幕府への帰順
  　３ 斜陽の正儀
  　４ 南朝への帰還
  
  終　章　楠木一族のその後
  
  主要参考文献一覧
  典拠史料略称一覧
  楠木正行発給文書一覧
  楠木正儀発給文書一覧
  あとがき
  楠木正行・正儀年譜
  人名・事項索引

• 出版社からのコメント

  正成亡き後の南朝を背負って… 一次資料および『太平記』を丹念に検証し、対照的な兄弟の実像に迫る。

• 内容紹介

  楠木正行（1323年？から48年）・正儀（1330年？から89年？）南北朝期の武将。
  正成の子。兄正行は、父の死後南朝の主力を担い戦場で命を散らす。弟正儀は、兄亡き後楠木一族の棟梁として南朝を支えるも、北朝・室町幕府へ降り、晩年には再び南朝へ帰参する。対照的とされる兄弟の実像を描きだす。

• 著者紹介（「BOOK著者紹介情報」より）（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）

  生駒 孝臣(イコマ タカオミ)
  １９７５年三重県生まれ。２００４年関西学院大学大学院文学研究科博士課程後期課程単位取得退学。２００９年博士（歴史学）。現在、花園大学文学部専任講師。専攻は日本中世史

• 著者について

  生駒　孝臣 (イコマ　タカオミ)
  2021年5月現在
  花園大学文学部専任講師

楠木正行・正儀―この楠は正成が子なり、正行が弟なり(ミネルヴァ日本評伝選) の商品スペック