記紀氏族伝承の基礎的研究(日本史研究叢刊) [全集叢書]
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記紀氏族伝承の基礎的研究(日本史研究叢刊) [全集叢書]

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出版社:和泉書院
販売開始日: 2021/05/25
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記紀氏族伝承の基礎的研究(日本史研究叢刊) [全集叢書] の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    方法論や見解が同じとはいえない記紀伝承を俯瞰的に捉え直す。氏族の物語・系譜研究の成果の蓄積から、記紀伝承の再検討を試み、天皇に関する系譜や物語伝承を、一旦は氏族の物語・系譜研究と同様の性質という問題に置き換え、記紀伝承を俯瞰的に捉え直す。内容は、記紀成立以前の系譜と物語に関する全体像、宗族となる氏族と同族氏・部民との関係を背景とする氏族の系譜・物語伝承に関する理論、記紀の叙述構成や氏族伝承と同様の視点などを背景とした天皇の伝承の特徴など、多岐にわたる。人文学必読の基礎研究。
  • 目次

    凡例
    序章 研究の立脚点と方法
     一、研究の立脚点
      1 津田左右吉の記紀批判
      2 帝紀・旧辞
      3 氏族伝承
      4 氏族系譜
      5 天皇系譜の研究
      6 欠史八代系譜
      7 『日本書紀』編纂区分論
     二、研究方法
       第Ⅰ部 系譜と物語伝承の展開
    第一章 記紀を遡る系譜史料
     はじめに
     一、埼玉稲荷山古墳鉄剣銘
     二、『釈日本紀』所引『上宮記』逸文
     三、山ノ上碑
     四、三史料に共通の性質
      1 系譜の性質
      2 系譜観念の流れ
      3 系譜と本文との関係
     五、双系系譜存在の確認
     おわりに
    第二章 記紀の説話と地方の伝承―ホムチワケ伝承の検討―
     はじめに
     一、記紀のホムチワケ伝承
      1 ホムチワケ出生譚の神話性
      2 不通辞に関する語り
      3 鳥による不通辞からの回復
      4 祟りによる出雲への出向
      5 出雲での動向
      6 小括
     二、尾張風土記逸文のホムチワケ伝承
     三、物語素材の展開と定着
     おわりに
       第Ⅱ部 記紀の氏族伝承の様態
    第三章 春日臣同族氏と一祖多氏系譜
     はじめに
     一、問題の所在
     二、天武十三年朝臣賜姓の氏族
      1 春日臣
      2 大宅臣
      3 粟田臣
      4 小野臣
      5 柿本臣
      6 壱比韋臣
      7 小括
     三、朝臣賜姓以外の氏族
      1 大坂臣
      2 阿那臣
      3 多紀臣
      4 羽栗臣
      5 知多臣
      6 牟耶臣
      7 都怒山臣
      8 伊勢飯高君
      9 壱師君
      10 近淡海国造
     四、『古事記』孝昭段の一祖多氏記事の構造
     むすびにかえて
    第四章 ワニ氏の伝承について
     はじめに
     一、伝承の整理
      1 戦にまつわる伝承
      2 仁徳朝「口子」の伝承
      3 雄略朝の伝承
      4 天皇の系譜伝承
      5 小括
     二、氏族の消息とワニ氏伝承
      1 古墳と伝承との関係
      2 ワニ氏の改姓の問題
      3 氏族の消長
      4 春日臣との同族伝承
     三、ワニ部臣とワニ氏伝承
      1 和珥部臣君手と本辞・旧辞
      2 ワニ部臣氏の伝承と古代史料
     おわりに
    第五章 春日臣と春日部―春日山田皇女のミヤケ伝承の分析―
     はじめに
     一、匝布屯倉
     二、伊甚屯倉
     三、廬城部屯倉
     四、春日臣と春日部との関係
     五、春日の后妃子女と資養
     おわりに
    第六章 『日本書紀』の上毛野氏伝承
     はじめに
     一、東国支配の由来物語
     二、朝鮮関係の記事における叙述
     三、蝦夷との戦闘物語
     四、その他の伝承
     五、系譜上の祖と伝承
     六、伝承の成立
     おわりに
       第Ⅲ部 記紀の天皇伝承に対する基本的理解
    第七章 記紀の天皇と歴史像
     はじめに
     一、『日本書紀』編纂区分論と問題点
     二、天皇を回顧する記事
     三、氏族系譜と天皇
     おわりに
    第八章 天皇の祖先伝承
     はじめに
     一、倭の五王について
      1 名による比定の問題
      2 『日本書紀』の対外記事と応神
      3 呉国に関する記事
     二、天皇の抗争伝承
      1 旧辞的物語と抗争伝承
      2 抗争伝承の類型
      3 『古事記』下巻の個人活躍型抗争物語
     三、伝承と天皇の正当性
      1 抗争伝承と皇統の理論
      2 天皇系譜と「大后」
     四、天皇の伝承と地理観
     五、倭の五王と記紀の天皇
     むすびにかえて
    終章 記紀の天皇系譜と氏族伝承
    はじめに
     一、殯宮儀礼と日嗣の次第
    1 諡号献呈の創始
    2 舒明の諡号と天皇系譜
    3 天武の殯宮儀礼と騰極次第
    4 欠史八代の天皇系譜
     二、氏族の祖先系譜と天皇系譜
    1 垂仁と氏族系譜
    2 崇神の位置づけと氏族
    おわりに
    付論 『上宮記』の史料的性格
    はじめに
     一、逸文の整理
     二、逸文系譜の検討
     三、『上宮記』について記載する史料群
     四、『上宮記』の史料的性格と成立
     おわりに 

    初出一覧
    索引
     人名・神名・氏族名索引
     書名・事項索引
    あとがき
  • 出版社からのコメント

    方法論や見解が同じとはいえない記紀伝承を、一旦は氏族の物語・系譜研究と同様の性質という問題に置き換え、俯瞰的に捉え直す。
  • 内容紹介

    『古事記』『日本書紀』(記紀)が伝える神話・天皇の歴史・氏族伝承などの諸叙述を、帝紀・本辞・旧辞にこだわらず、系譜・物語伝承の問題として一般化し、記紀伝承を俯瞰的に捉え直す。内容は、系譜・物語の構造、古代社会・部民制、歴史像と多岐にわたる。人文学必読の基礎研究。

    図書館選書
    記紀が伝える神話・天皇の歴史・氏族伝承などの諸叙述を、系譜・物語伝承の問題として一般化し、記紀伝承を俯瞰的に捉え直す。系譜・物語の構造、古代社会・部民制、歴史像と多岐にわたる、人文学必読の基礎研究。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    生田 敦司(イクタ アツシ)
    1973年鳥取県生まれ。京都府立大学大学院文学研究科修士課程史学専攻修了、龍谷大学大学院文学研究科博士後期課程国史学専攻単位取得退学。博士(文学)。専攻、日本古代史。現在、大谷大学、龍谷大学、各非常勤講師

記紀氏族伝承の基礎的研究(日本史研究叢刊) [全集叢書] の商品スペック

商品仕様
出版社名:和泉書院 ※出版地:大阪
著者名:生田 敦司(著)
発行年月日:2021/05/15
ISBN-10:4757609973
ISBN-13:9784757609976
判型:B5
発売社名:和泉書院
対象:専門
発行形態:全集叢書
内容:日本歴史
言語:日本語
ページ数:333ページ
縦:22cm
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