月日星―星野恒彦句集 [単行本]

月日星―星野恒彦句集 [単行本] の 商品概要

• 要旨（「BOOK」データベースより）

  第五句集。

• 目次（「BOOK」データベースより）

  １　春
  ２　夏
  ３　秋
  ４　冬
  ５　日月と車椅子
  ６　鴨を詠む
  ７　ロンドンに住んで

• 内容紹介

  ◆第五句集
  小さな自我（エゴ）の個人的な消息ではなく大きな意識・「いのち」の宇宙的な消息に、片鱗でもふれたいと思う。
  「月日星（つきひほし）」と宇宙へ呼びかけ歌うのは三光鳥。それにあやかり、句集の題名を「月日星」とした。
  （著者）
  
  ◆自選十二句
  筍が生るる老爺の足の裏
  抱き上げし子犬の鼓動木の芽風
  蝉の穴いつやら閉ぢて花の塵
  泰山木の花の段段青雲へ
  薫風の丘や線量計うごく
  潮の青差しくるごとく七変化
  ががんぼが墜ちるテレビと壁の間）
  雨音と虫の音またも入れ替る
  離散して名のみ山河に銀河濃し
  車椅子の妻の目線で年送る
  冬桜と同じ日ざしの中に居り
  鴨百羽一夜に去りぬ一羽置き

• 著者紹介（「BOOK著者紹介情報」より）（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）

  星野 恒彦(ホシノ ツネヒコ)
  １９３５年東京生まれ。１９７６年「れもん」入会、多田裕計に俳句の手解きを受ける。１９８０年川崎展宏代表の「貂」創刊に、編集長として参加、展宏に師事。２００４年「貂」副代表から代表となる。（公社）俳人協会副会長（兼国際部長）、国際俳句交流協会副会長を歴任。現在、俳人協会名誉会員。早稲田大学名誉教授（英語・英米詩）。句集の他、評論集に『俳句とハイクの世界』（第１７回俳人協会評論賞受賞）など

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