骨を撫でる [単行本]

骨を撫でる [単行本] の 商品概要

• 要旨（「BOOK」データベースより）

  「人間人間うるさいな」素行が悪うて、金借り倒して。しりぬぐいは全部親や。やってることは人間の屑や。屑以下や。土地と血縁に縛られしぶとくしたたかに生きる者たちの姿を浮き彫りにする表題作と、早熟な子供たちと隣家の謎の少女との性と生の目覚めを、圧倒的筆力で繊細に描き出す「青いポポの果実」を併録。

• 内容（「BOOK」データベースより）

  骨を撫でる；青いポポの果実

• 出版社からのコメント

  「こんな狭い村。死ぬまで親きょうだいを切られへん」土地と血縁に縛られつつ、したたかに生きる姿を圧倒的筆力で描く新人の飛翔作。

• 内容紹介

  「死ぬまで親きょうだいを切られへん」三島賞作家の受賞後第一作品集。「きょう日、みな金、金、金や。けったくそ悪い」どの家にもそれぞれ汚点となる人間がいた。そこから家族にがたがくるのか、家族にがたがきているから勝手をする人間が出てくるのか。わりを食うのは優しく、弱い立場の人間だ――。土地と血縁に縛られ、しぶとく、したたかに生きる人間の姿を描き出す表題作ほか一篇収録。

• 著者紹介（「BOOK著者紹介情報」より）（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）

  三国 美千子(ミクニ ミチコ)
  １９７８年大阪府生まれ。近畿大学大学院文芸学研究科修了。２０１８年『いかれころ』で第５０回新潮新人賞受賞。２０１９年同作で第３２回三島由紀夫賞を受賞

骨を撫でる [単行本] の商品スペック